「COZUCHIと利回り不動産、どっちに投資すべき?」
不動産クラウドファンディング(不動産クラファン)を始めようとすると、必ずと言っていいほど候補に挙がるのがこの2サービスです。どちらも高い人気を誇り、SNSやブログでも頻繁に比較されていますが、実は成り立ちも利回りの狙い方もリスクの取り方もかなり違います。
私・為替コヤジは20社以上の不動産クラファンに実際に投資してきましたが、COZUCHIと利回り不動産は「同じジャンルなのに投資スタンスが正反対」と感じるサービスです。この記事では、その違いを数字と事実ベースで整理し、あなたにどちらが合っているのかをはっきりさせていきます。
- COZUCHIと利回り不動産の運営会社・実績・利回りの違い
- それぞれのメリット・デメリットを公平な視点で整理
- 利回り・安全性・使いやすさで見た本当の比較結果
- COZUCHI向き・利回り不動産向きの投資家タイプ
- 両方を賢く使い分ける分散投資の考え方
COZUCHIと利回り不動産の基本情報を比較

まずは両サービスの基本スペックを一覧で確認しておきましょう。不動産クラウドファンディングそのものの仕組みが気になる方は、先に不動産クラウドファンディングとは?仕組みやメリット・デメリットを読んでおくと、この先の内容がより理解しやすくなります。
| 比較項目 | COZUCHI | 利回り不動産 |
|---|---|---|
| 運営会社 | LAETOLI株式会社 | 株式会社ワイズホールディングス |
| 最低投資額 | 1万円 | 1万円 |
| 想定利回り(年率) | 目安3〜12%程度 (短期型は4〜10%、上振れ期待あり) |
目安4〜10%程度 (ファンドによりばらつきあり) |
| 運用期間 | 短期型:3ヶ月〜3年 中長期型:3〜5年 |
数ヶ月〜1年程度が中心 |
| 累計実績 | 累計調達額約1,313億円 総ファンド数143件(2026年2月末時点) |
累計応募金額224億円超 累計募集金額176億円超(2026年4月末時点) |
| 元本割れ実績 | ゼロ(正常償還率100%) | ゼロ(償還率100%) |
| 中途換金 | 可能(短期型は元本の3.3%の手数料、中長期型は無料) | 原則不可(クーリングオフのみ8日間可能) |
| 独自ポイント制度 | なし | ワイズコイン(1コイン=1円で再投資可能) |
| 案件公開頻度 | 比較的多め | 月1〜3件程度とやや少なめ |
この表を見るだけでも、COZUCHIは「利回りの上振れ」と「中途換金の柔軟さ」を武器にする攻めのサービス」、利回り不動産は「優先劣後出資とマスターリース契約による守りの安定運用」を軸にするサービスだということが見えてきます。以降の章で、それぞれの中身を詳しく見ていきましょう。


COZUCHIの特徴・メリット・デメリット

COZUCHIは、不動産クラファン業界で累計調達額・ファンド数ともにトップクラスの実績を持つサービスです。「不動産クラファンをやるならまずCOZUCHI」と言われるほど知名度が高く、私自身も真っ先に口座開設したサービスの一つです。
COZUCHIの特徴
COZUCHIの最大の特徴は、ファンドが「短期運用型」と「中長期運用型」の2タイプに分かれている点です。
短期運用型は運用期間3ヶ月〜3年程度で、主に不動産の売却益(キャピタルゲイン)を狙うファンドです。定めの利回りは年4〜10%ですが、物件が想定より高く売却できた場合には利回りが上乗せされる独自の配当ポリシーがあり、過去には想定利回りを大幅に超える結果が出たファンドも存在します。逆に中長期運用型は3〜5年程度の運用で、安定した配当と売却益の両取りを狙う、比較的ローリスク・ローリターン志向の商品です。「攻めたいときは短期型、守りたいときは中長期型」と使い分けられるのは、他の不動産クラファンにはない大きな強みです。
もう一つの大きな特徴が中途換金制度です。不動産クラファンは原則として運用期間中の解約ができないサービスがほとんどですが、COZUCHIはマイページからいつでも「買取申込」ができ、事業者が出資持分を買い取ってくれます。短期運用型は出資元本の3.3%の手数料がかかりますが、中長期運用型なら手数料無料で換金できます。急な資金ニーズが出たときの逃げ道があるのは、投資初心者にとって心理的な安心材料になります。
COZUCHIのメリット
- 累計調達額約1,313億円・総ファンド数143件という業界トップクラスの実績
- サービス開始以来、元本割れゼロ・正常償還率100%を維持
- 想定利回りを超える上振れ実績が豊富
- 短期型・中長期型を使い分けてリスク許容度に合わせた投資ができる
- 中途換金制度があり、資金が急に必要になっても対応しやすい
COZUCHIのデメリット
- 人気の高さゆえに抽選倍率が高く、なかなか当選しない案件が多い
- 短期型の中途換金には元本の3.3%の手数料がかかる
- 出金手数料は月1回まで無料だが、2回目以降は330円かかる
私・為替コヤジが実際に取り組んだ体感としては、「利回りの伸びしろ」を取りに行きたい人にはCOZUCHIが向いていると感じます。一方で、応募してもなかなか当たらないストレスは正直あるので、この点は事前に理解しておく必要があります。
利回り不動産の特徴・メリット・デメリット

利回り不動産は、東京都港区虎ノ門に本社を置く株式会社ワイズホールディングスが運営する不動産クラファンです。COZUCHIほどの調達額規模ではないものの、着実にファンド数を積み上げ、2026年8月時点で第89号ファンドまで公開しています。
利回り不動産の特徴
利回り不動産の一番の特徴は、「優先劣後出資方式」と「マスターリース契約」による二重のリスク軽減の仕組みです。優先劣後出資では、運用で損失が出た場合にまず運営会社側の出資分(劣後出資)から補填され、投資家の元本が守られやすい構造になっています。劣後出資比率はファンドによって10〜60%程度と幅がありますが、割合が事前に開示されているので、投資前にリスクの大きさを自分で確認できるのも安心材料です。またマスターリース契約により、対象物件が空室になった場合でも一定の家賃収入が保証される仕組みが取られているファンドもあります。
もう一つ見逃せないのが「ワイズコイン」というポイント制度です。会員登録やファンドへの投資額に応じてワイズコインが付与され、1コイン=1円として次回以降の投資資金に充当できます。ポイント分だけ実質的な利回りが底上げされるため、リピーターほどお得になっていく設計です。
利回り不動産のメリット
- 優先劣後出資とマスターリース契約による安全性重視の設計
- 累計応募金額224億円超・累計募集金額176億円超、償還率100%という堅実な実績
- ワイズコインで実質利回りを上乗せできる
- 1口1万円から投資でき、初心者でも参加しやすい
利回り不動産のデメリット
- 原則として途中解約ができない(クーリングオフは8日間のみ可能)
- 新規ファンドの公開が月1〜3件程度とやや少なく、投資機会が限られる
- 人気案件は先着方式でもすぐ完売、抽選方式でも高倍率になりやすい
- 入出金の際に手数料がかかる場合がある(利用する銀行により異なる)
利回り不動産は、COZUCHIと比べると「利回りの上振れ」より「劣後出資による下振れの抑制」を重視したサービスだと言えます。ハイリターンよりも元本の守りを優先したい人に向いている設計です。
【比較】利回り・安全性・使いやすさで見るCOZUCHI vs 利回り不動産

ここまでの内容を踏まえて、3つの軸で改めて両サービスを比較してみましょう。
利回りで比較
単純な想定利回りのレンジだけを見ると大きな差はありませんが、COZUCHIには「想定利回りを超える上振れ」という上乗せの余地がある一方、利回り不動産は劣後出資比率を厚くすることでブレを抑える方向に設計されています。狙い方が正反対なので、単純にどちらが「高利回り」とは言い切れません。攻めたい人はCOZUCHI、着実さを重視するなら利回り不動産と考えるとよいでしょう。
安全性で比較
両サービスとも現時点で元本割れ実績はゼロという点は共通しています。ただし安全性の「作り込み方」は異なります。COZUCHIは運営会社LAETOLIの実績とファンド審査の厳しさで安全性を担保しているのに対し、利回り不動産は優先劣後出資比率とマスターリース契約という「数値で見えるリスクヘッジ」を用意しているのが特徴です。安全性の中身をきちんと数値で確認したい人には、利回り不動産の情報開示のわかりやすさに軍配が上がります。
なお、不動産クラファン全般のリスクを抑える考え方については、不動産クラウドファンディングをローリスクにする方法でも詳しく解説していますので、あわせて確認しておくと安心です。
使いやすさで比較
資金の流動性という観点では、中途換金制度を持つCOZUCHIに分があります。急な出費でお金が必要になったときに買取申込ができるのは、投資初心者にとって心強いポイントです。一方で利回り不動産はワイズコインによる再投資の効率化が魅力で、長期的にコツコツ再投資を続けたい人には使い勝手の良い仕組みと言えます。
COZUCHIが向いている人・利回り不動産が向いている人

結局のところ、どちらが優れているかではなく「自分の投資スタイルに合うかどうか」で選ぶのが正解です。私なりの結論をまとめると次のようになります。
COZUCHIが向いている人
- 短期で高い利回りを狙いたい、攻めの姿勢で投資したい人
- 急な資金需要に備えて、中途換金できる柔軟性を重視したい人
- 業界トップクラスの実績・調達額を安心材料にしたい人
利回り不動産が向いている人
- 優先劣後出資の比率など、リスク構造を数値でしっかり確認したい人
- ワイズコインを使ってコツコツ再投資し、実質利回りを底上げしたい人
- 途中解約を前提とせず、余裕資金でじっくり運用したい人
不動産クラファンを副業的な資産形成の手段として考えている方は、不動産クラウドファンディングを副業として活用する方法もあわせて読んでおくと、自分に合った運用スタイルがより明確になるはずです。また、安定したインカムゲインを重視するなら、キャッシュフロー投資の考え方を押さえておくことで、COZUCHIの中長期運用型や利回り不動産のような分配金重視のファンドを選ぶ際の判断軸ができます。
両方に投資するという選択肢もアリ

ここまで比較してきましたが、実は「どちらか一方を選ぶ」のではなく両方に口座を開設し、資金を分散させるのも有効な戦略です。不動産クラファンは案件ごとに抽選になることが多く、1社だけに絞っているとなかなか投資機会が巡ってきません。COZUCHIと利回り不動産はそれぞれ強みが異なるため、両方を組み合わせることでリターンの上振れとリスクの下振れ抑制をバランスよく取り込むことができます。
不動産クラファンとソーシャルレンディングの違いが気になる方はソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの違いを、投資の種類そのものをおさらいしたい方はクラウドファンディングの3つの種類をあわせて読んでおくと、投資先を選ぶ視野がさらに広がります。
また、COZUCHIと利回り不動産以外にも魅力的なサービスは数多く存在します。分散先を増やしたい方は不動産クラウドファンディングおすすめランキングもあわせてチェックしてみてください。
まとめ:COZUCHIと利回り不動産、選び方の結論

COZUCHIと利回り不動産は、同じ不動産クラファンでも狙っているリターンの取り方が異なるサービスです。改めて整理すると次のとおりです。
- COZUCHI:業界トップの実績と上振れ期待、中途換金の柔軟性が魅力の「攻め」のサービス
- 利回り不動産:優先劣後出資とマスターリース契約で守りを固めた「安定志向」のサービス
どちらも現時点で元本割れゼロという実績を持つ、不動産クラファンの中でも信頼度の高いサービスです。まずは両方とも無料で会員登録だけしておき、公開されるファンドを見比べながら、自分の投資スタイルに合う方から少額で試してみるのがおすすめです。サービス選びに迷ったときは不動産クラウドファンディングの選び方もあわせて参考にしてみてください。
この記事が、あなたの不動産クラファン選びの判断材料になれば幸いです。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資は自己責任のもと、ご自身で十分に調査・判断のうえ行ってください。各サービスの最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください。
ほったらかし投資でリスク分散

為替コヤジは投資額5,000万円で下記のようなほったらかし投資を実践しています。
| アセットクラス | 投資先 |
| 先進国株式 | 投資信託(オルカン / S&P500 / FANG+ / レバナス) |
| 金(ゴールド) | 投資信託(SBI・iシェアーズ・ゴールド) |
| FX(自動売買) | トラリピ / 松井証券FX |
| FX(スワップ) | セントラル短資FX / みんなのFXなど |
| 仮想通貨(BTC / ETH / XRP) | BitLending / PBRレンディング |
| 不動産クラファン / ソシャレン | みらファン / TOMOTAQU / TORCHESなど |
| ロボアドバイザー | ROBOPRO |
ほったらかし投資は、投資経験がゼロでも問題ありません。
再現性があるので為替コヤジの設定をそっくりそのまま真似れば、同じように不労所得を得ることができます。
投資に関する注意喚起

投資は運用結果によっては資産が増える、不労所得を得られるなどのメリットがありますが、一方で元本割れなどのリスクが伴います。
特にFXや仮想通貨などは価格が急激に変動することがあり、高い収益を期待できる反面、リスクの高い資産でもあります。
投資に関する注意喚起について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
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| 日本暗号資産取引業協会(JVCEA) | |
| 消費者庁|仮想通貨関連トラブル注意喚起 | |
| 国税庁|仮想通貨の税務上の取扱い | |
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| 日本証券業協会(JSDA) | |
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