トルコリラ円相場は史上最安値を更新してから間も無く半年が経過し、下落トレンドが終焉を迎えようとしています。ここにきて再び注目を集める高金利通貨のトルコリラですが、スワップ金利をたくさんもらえるFX会社はどこでしょうか?
今、トルコリラがおいしい3つの理由
1. 資金効率のよさ
トルコリラ/円のレートは、約32円。1万通貨を取引しようとした場合、必要な資金はわずか12,800円です。
外貨預金やFXの高金利通貨として人気の高い豪ドル/円で1万通貨を取引しようとした場合の1/2以下の投資金額で、トルコリラ/円を取引することができます。
2. 高水準のスワップポイント
トルコは、ネクストイレブン(BRICsの次に成長してくる新興国11カ国)にも入っている高い経済成長が期待されている新興国の一つです。
従来、豪ドルやNZドルが高金利通貨として人気を集めていましたが、近年の世界的なデフレの波により各国の政策金利は大きく低下しています。
高い経済成長が期待されている新興国トルコは、2017年9月現在の政策金利が8.0%と非常に高い水準となっています。一方、日本の政策金利は0.10%であり、2か国間の金利差は7.9%となります。そのため、トルコリラ円のスワップポイントは非常に高い傾向にあり、トルコリラは話題の高金利通貨として注目を集めています。
出所:FXプライム byGMO
3. 下落リスクが低い
クーデター未遂事件からの1年で、トルコリラの対米ドル相場は約20%下落しました。新興国通貨の中では、エジプトのポンド、コンゴのフラン、ウズベキスタンのソムに次ぐ4番目の下落率となっています。下落の背景にはクーデター未遂事件後の政治の不透明感、不安定な治安、二桁のインフレ率、EUとの関係悪化などあります。
しかし、4月の国民投票後に政治が安定したことやインフレ率がピークを打ち、下げに転じたこと、そして今年第1四半期のGDPが予想外に前年同期比で5%成長したことなどでトルコリラが4月中旬以降、買い戻されています。
下のチャートはトルコリラ/円の月足ですが、チャート的には2017年1月に過去最安値を更新した後は下値を切り上げながらじわりじわりと値を上げ、下げ止まりを見せています。
さらに9月中旬には75日MAと200日MAのゴールデンクロスも現れています。
トルコリラのスワップポイントが高いFX会社トップ4
現在、トルコリラのスワップ金利が100円を超えているFX会社は下記の4社です(2017年9月8日実績)。
FX会社 | 取引単位 | スワップ金利 | 申込み |
ヒロセ通商 (LION FX) | 1,000通貨 | 105円 | ![]() |
FXプライム byGMO (選べる外貨) | 1,000通貨 | 105円 | ![]() |
GMOクリック証券 (FXネオ) | 1万通貨 | 105円 | ![]() |
マネーパートナーズ (パートナーズFX) | 1,000通貨 | 100円 | ![]() |
例えばヒロセ通商でトルコリラ/円を10万通貨で1年間運用した場合、スワップ金利は約37万円になります。
トルコリラ/円を10万通貨購入にするのに必要な資金は下記の通りです。比較的安全とされるレバレッジ3倍でも107万円の資金で37万円のスワップ金利がもらえます。年利35%の夢の金融商品です。
レバレッジ | 1倍 | 3倍 | 5倍 | 10倍 | 25倍 |
投資金額 | 320万円 | 107万円 | 64万円 | 32万円 | 13万円 |
年利 | 11.7% | 35.0% | 58.4% | 116.8% | 292.0% |
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