「トライオートETFって、今でも使えるの?」
「ナスダック100トリプル(TQQQ)を自動売買してみたいけど、いくら必要?」
「トラリピCFDや株価指数CFDと何が違うの?」
こんな疑問をお持ちではありませんか?
私、為替コヤジは投資歴15年・運用額約5,000万円のサラリーマン投資家です。FXのトラリピを長年運用する一方で、トライオートETFでもナスダック100トリプル(TQQQ)の自動売買を2020年8月から2025年8月まで約5年間運用してきました。
その間、年利40%で利益が積み上がった時期もあれば、2022年の暴落で一時1,500万円近い含み損を抱えた時期もありました。まさに天国と地獄の両方を経験しています。
そして2026年7月、インヴァスト証券の大型アップデートにより、トライオートETFはトライオートCFDに統合され、「バラエティCFD」として生まれ変わりました。銘柄は41銘柄まで増え、半導体トリプル(SOXL)やカバードコール型ETFなど、以前より魅力的なラインナップになっています。
本記事では、旧トライオートETFの仕組みから現在のバラエティCFDの取扱銘柄・自動売買機能・必要資金・リスク管理、そして私のリアルな運用実績まで、初心者の方にもわかるように徹底解説します。
- トライオートETFの仕組みと、トライオートCFD(バラエティCFD)への統合内容
- バラエティCFDで取引できる41銘柄の全体像と注目銘柄
- セレクト・ビルダー・チャートメイク・テクニカルビルダーの使い分け
- メリット・デメリットと、必要証拠金・ロスカットの計算方法
- 為替コヤジのTQQQ自動売買5年間の実績と失敗から学んだ教訓
- トライオートCFD(株価指数)・トラリピCFDとの比較と選び方
- 口座開設から自動売買スタートまでの具体的な手順
【重要】トライオートETFは現在「トライオートCFD」に統合されています
インヴァスト証券の公式発表(トライオート大型アップデート)により、トライオートETFはトライオートCFDにサービス統合され、ETFを原資産とする銘柄はトライオートCFDの「バラエティCFD」として提供されています。本記事の取引条件・銘柄数は、2026年10月18日時点でインヴァスト証券の公式サイトにて確認した内容です。
- トライオートETFとは?現在はトライオートCFD「バラエティCFD」として提供中
- トライオートETF(バラエティCFD)の取扱銘柄41銘柄
- トライオートETF(バラエティCFD)で使える自動売買機能
- トライオートETF(バラエティCFD)のメリット
- トライオートETF(バラエティCFD)のデメリット・注意点
- トライオートETF(バラエティCFD)はいくらから始められる?必要資金とロスカット
- 為替コヤジのTQQQ自動売買の実績|天国と地獄の5年間
- バラエティCFD・株価指数CFD・トラリピCFDを比較
- トライオートETF(バラエティCFD)の始め方|4ステップ
- トライオートCFDの口座開設キャンペーン
- トライオートETF(バラエティCFD)のよくある質問
- まとめ:トライオートETFは「バラエティCFD」で今も始められる
トライオートETFとは?現在はトライオートCFD「バラエティCFD」として提供中

まずは「トライオートETFとはそもそも何だったのか」「統合で何が変わったのか」を整理しておきましょう。名前は変わりましたが、米国ETFなどを原資産としたCFDを自動売買できるというサービスの本質はそのまま引き継がれています。むしろ統合によって銘柄が増え、使い勝手は向上しています。
2016年4月に誕生したETF自動売買サービス
トライオートETFは、インヴァスト証券が2016年4月に提供を開始した、国内外のETF(上場投資信託)をCFD形式で取引できるサービスです。
最大の特徴は、FXの自動売買で培ったノウハウをETFに応用し、あらかじめ設定したルールに沿って24時間ほったらかしで売買を繰り返せる点にありました。既製の自動売買を選ぶだけの「セレクト」と、自分でルールを作る「ビルダー」の2本柱で、初心者から上級者まで幅広い投資家に利用されてきました。
私もこのビルダー機能を使い、ナスダック100トリプル(TQQQ)を一定間隔で買い下がり、上昇したら利確する「TQQQトラリピ」を自作して運用していました。
2026年7月の大型アップデートで「バラエティCFD」に統合
2026年7月、インヴァスト証券は「トライオート」の大型アップデートを実施しました。FXでは11通貨ペア、CFDでは14銘柄が新たに追加され、同時にトライオートETFはトライオートCFDへサービス統合されました。
現在のトライオートCFDは、次の2つで構成されています。
| 区分 | 内容 | 銘柄数 | レバレッジ |
|---|---|---|---|
| 株価指数CFD | 日経225・NYダウ・NASDAQ100・S&P500などの株価指数先物が原資産 | 8銘柄 | 10倍 |
| バラエティCFD (旧トライオートETF) |
米国ETF・国内ETFが原資産。レバレッジ型・カバードコール・テーマ型・コモディティなど | 41銘柄 | 5倍 |
つまり、「トライオートETFを始めたい」という方は、現在はトライオートCFDの口座を開設し、バラエティCFDで取引することになります。FX・株価指数CFD・バラエティCFDは同じ「トライオート」アプリで管理でき、口座間の資金振替も即時・無料です。
ETFを「CFD」で取引する仕組みとは
バラエティCFDは、ETFそのものを購入するわけではありません。CFD(差金決済取引)という仕組みで、ETFの価格変動に連動した売買差額だけを日本円でやり取りします。
CFDで取引することで、現物のETF投資にはない次のような特徴が生まれます。
- 証拠金取引:想定元本の20%の証拠金で取引でき、最大約5倍のレバレッジがかけられる
- 売りから入れる:一部銘柄を除き、下落局面で利益を狙う「売り」も可能
- 円建てで完結:入出金は日本円。米国銘柄の損益や証拠金は米ドル/円レートで円換算される
- 分配相当額を受け取れる:原資産ETFに分配金が出ると、買いポジションには分配相当額(現地課税後)が支払われる
米国ETFを証券口座で現物購入する場合は、円をドルに替えて投資するため、投資元本全体が為替変動の影響を受けます。一方、バラエティCFDでは証拠金は円のまま差し入れるため、為替の影響を受けるのは主にポジションの損益部分と必要証拠金の円換算額です。
現物ETF投資との違いを比較
「普通に米国ETFを買うのと何が違うの?」という疑問にお答えするため、主な違いを表にまとめました。
| 項目 | 現物の米国ETF | バラエティCFD |
|---|---|---|
| 取引の仕組み | ETFを実際に保有 | 価格差のみを決済(CFD) |
| レバレッジ | なし | 最大約5倍 |
| 売りから入る | 不可 | 可能(一部銘柄を除く) |
| 自動売買 | 基本的になし | あり(セレクト・ビルダー等) |
| 保有コスト | 経費率(信託報酬) | 金利調整額(日々発生) |
| NISA | 対象になり得る | 対象外 |
| 税金 | 上場株式等として20.315% | 先物取引に係る雑所得等として申告分離課税20.315% |
長期でじっくり保有するなら新NISAでの投資信託・ETFが有利です。一方、値動きを利用して売買益をコツコツ積み上げたいなら、自動売買ができるバラエティCFDに分があります。私自身も「コアはNISA、サテライトで自動売買」という役割分担で運用しています。

トライオートETF(バラエティCFD)の取扱銘柄41銘柄

旧トライオートETF時代から定評があった「銘柄の豊富さ」は、統合でさらに強化されました。2026年7月の追加で、半導体トリプル(SOXL)、米国債トリプル(TMF)、カバードコール型ETF、量子コンピュータETFなど話題性の高い銘柄が加わり、バラエティCFDだけで41銘柄を取引できます。
株価指数CFDやトラリピCFDでは取引できないレバレッジ型ETFやコモディティETFを自動売買できるのは、バラエティCFDならではの強みです。
カテゴリ別の銘柄一覧
41銘柄は5つのカテゴリに分かれています。まずは全体像をつかんでおきましょう。
| カテゴリ | 銘柄数 | 主な銘柄(ティッカー) |
|---|---|---|
| レバレッジ | 10 | ナスダック100トリプル(TQQQ)、半導体トリプル(SOXL)、S&P500ダブル(SSO)、金融株トリプル(FAS)、米国債トリプル(TMF)、米国債トリプルベア(TMV)、金ダブル(UGL)、銀ダブル(AGQ)、日経レバ(1570)、日経Wインバ(1357) |
| カバードコール | 4 | ナスダック カバコ毎月分配(JEPQ)、NYダウ カバコ毎月分配(DJIA)、半導体 カバコ毎週分配(CHPY)、金鉱株 カバコ毎週分配(GDXY) |
| テーマ | 12 | 半導体(SMH)、金鉱株(GDX)、量子コンピュータ(QTUM)、航空宇宙&防衛(ITA)、破壊的イノベーション(ARKK)、テクノロジー株(XLK)ほかセクターETF |
| コモディティ | 3 | SPDRゴールド(GLD)、シルバー(SLV)、原油ETF(USO) |
| 指数 | 12 | ナスダック100(QQQ)、S&P500ETF(SPY)、小型株(IWM)、MSCIワールド(ACWI)、バンガード新興国株(VWO)、TOPIX連動ETF(1306)、日経225ETF(1321)ほか |
※2026年10月18日時点のインヴァスト証券「CFD取扱銘柄一覧」より。銘柄は追加・変更される場合があります。
為替コヤジが注目する銘柄
41銘柄もあると迷ってしまいますよね。自動売買との相性という観点で、私が特に注目している銘柄を紹介します。
① ナスダック100トリプル(TQQQ)
ナスダック100指数の日次変動率の3倍の値動きを目指すレバレッジ型ETFです。値動きが大きいため、レンジ内で上下を繰り返せば自動売買の決済回数が増え、利益が積み上がりやすい銘柄です。私が約5年間運用してきたのもこの銘柄です。ただし下落時の含み損も3倍のスピードで膨らむため、資金管理は必須です。
② 半導体トリプル(SOXL)
2026年7月に追加された注目銘柄です。半導体株指数の日次変動率の3倍の値動きを目指します。AI・データセンター需要で注目される半導体セクターは値動きが非常に激しく、TQQQ以上のハイリスク・ハイリターン銘柄といえます。
③ ナスダック カバコ毎月分配(JEPQ)など カバードコール型
株式の保有とコールオプションの売りを組み合わせ、定期的な分配を狙うETFです。買いポジションを保有していれば分配相当額を受け取れるため、「売買益+分配」の二刀流が狙えます。なお、カバードコール型は新規の売り注文ができない点に注意してください。
④ SPDRゴールド(GLD)
金価格に連動するETFです。株式と異なる値動きをしやすいため、株価指数系の自動売買と組み合わせると分散効果が期待できます。
新規の売り注文ができない銘柄
日経レバ(1570)、日経Wインバ(1357)、破壊的イノベーション(ARKK)、カバードコール4銘柄(DJIA・JEPQ・CHPY・GDXY)は新規の売り注文ができません。また、その他の銘柄でも、カバー先の状況により新規の売り注文が失効する場合があります。
トライオートETF(バラエティCFD)で使える自動売買機能

トライオートの最大の魅力は、経験やスキルに合わせて自動売買の作り方を選べることです。大きく分けると、既製の自動売買を「選ぶ」機能と、自分で「つくる」機能の2系統があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。
セレクト:選ぶだけで自動売買がスタート
セレクトは、インヴァスト証券が過去の相場を分析して作成した自動売買の一覧から、好きなものを選ぶだけで運用を始められる機能です。レンジ・利確幅・注文の繰り返しなど、面倒な設定はすべて完了しているので、初心者でも数タップで自動売買を始められます。
選ぶ前には、過去の相場に基づく収益シミュレーションや設定値を確認できます。また、稼働画面では次の2つの金額が表示されるので必ずチェックしましょう。
- 発注に必要な証拠金:その自動売買のすべての新規注文が約定した場合に必要な証拠金
- 運用資金目安:上記に、シミュレーション期間中の最大ドローダウンを加味した資金の目安
私の経験上、最低でも「運用資金目安」以上、できればそれより多めの資金で始めるのが安心です。
なお、旧トライオートETF時代には売り注文を組み込んだ「ヘッジャー」などのロジックも提供されていました。私も一時期ヘッジャーを運用していましたが、仕組みが複雑でロスカットレートを把握しにくかったため、自作のビルダーに切り替えた経緯があります。

オートセレクト:3つの質問に答えるだけ
オートセレクトは、「運用金額」「運用戦略」「運用方針」の3つを選ぶだけで、条件に合った自動売買の組み合わせ(ポートフォリオ)を提案してくれる機能です。
公式サイトの案内を見る限り、オートセレクトは主にトライオートFXの通貨ペアを対象とした機能です。バラエティCFDで運用する場合は、次に紹介するセレクトやビルダーを中心に使うことになると考えておきましょう。

ビルダー:自分だけの自動売買を細かく設計
ビルダーは、売買レンジ・注文間隔・利確幅・損切り・注文数量などを自由に設定し、オリジナルの自動売買を作る機能です。注文を1本ずつ作る「シングルカスタム」と、レンジを指定して複数注文を一括作成する「マルチカスタム」があります。
ビルダーを使えば、FXのトラリピと同じように「一定間隔で買い下がり、一定幅上がったら利確」というシンプルなリピート系の自動売買を作れます。私のTQQQトラリピもこのビルダーで作成しました。作成した自動売買は稼働前にシミュレーションで成績を確認できます。
ロスカットレートを自分で把握しながら運用したい方には、ビルダーが最もおすすめです。
チャートメイク:予想線を描くだけ(特許取得)
チャートメイクは、チャート上に今後1年間の相場の予想線を1本描くだけで、銘柄の値動きの特徴を考慮したロジックを最大4つ提案してくれる機能です。提案から1つを選ぶと、自動売買の設定が自動生成されます。
インヴァスト証券独自の機能で、特許を取得しています。「相場観はあるけれど、ビルダーの数値設定は難しい」という方にぴったりです。生成された設定価格や注文本数は稼働前に変更できます。
テクニカルビルダー:テクニカル指標で売買
テクニカルビルダーは、移動平均線などのテクニカル指標を売買の条件に組み込んで自動売買を作る機能です。プログラミングの知識がなくても、テクニカル分析に基づいたロジックを構築できます。相場経験のある中・上級者向けの機能です。
機能の使い分けまとめ
ここまでの機能を、向いている人と難易度で整理しました。迷ったら「セレクトで仕組みに慣れる → ビルダーで自作する」というステップがおすすめです。
| 機能 | 向いている人 | 難易度 |
|---|---|---|
| セレクト | とにかく手軽に自動売買を始めたい初心者 | ★☆☆ |
| オートセレクト | FXで複数の自動売買をまとめて始めたい方 | ★☆☆ |
| チャートメイク | 相場観はあるが数値設定が苦手な方 | ★★☆ |
| ビルダー | リスクを把握しながら自分でルールを設計したい方 | ★★★ |
| テクニカルビルダー | テクニカル分析を自動売買に活かしたい中・上級者 | ★★★ |
トライオートETF(バラエティCFD)のメリット

ここからは、実際に約5年間運用してきた私の視点で、バラエティCFDのメリットを解説します。特に「銘柄の豊富さ」と「自動売買のしやすさ」は、他の自動売買サービスにはない大きな魅力です。
メリット①:41銘柄から選べ、レバレッジ型ETFも自動売買できる
TQQQやSOXLといったレバレッジ型ETF、金・銀・原油などのコモディティ、カバードコール型など、株価指数CFDやトラリピCFDでは取引できない銘柄を自動売買できるのが最大の強みです。銘柄を組み合わせれば、自動売買だけで分散の効いたポートフォリオを作れます。
メリット②:取引手数料・口座管理費が無料
取引手数料は自動売買・マニュアル注文ともに0円、口座開設・管理費も無料です。出金手数料もインヴァスト証券が負担し、即時入金サービスを使えば入金手数料もかかりません。コストは主にスプレッドと金利調整額です。
メリット③:初心者はセレクト、慣れたらビルダーと段階的に成長できる
最初はセレクトで既製の自動売買を選び、仕組みに慣れたらビルダーで自分のルールを作る、というようにスキルに合わせてステップアップできる設計になっています。
メリット④:FX・株価指数CFDと同じアプリで一元管理できる
トライオートFX、株価指数CFD、バラエティCFDを1つのアプリで管理でき、口座間の資金振替は即時・無料です。「FXの利益をバラエティCFDに回す」といった資金移動もスムーズです。
メリット⑤:分配相当額を受け取れる
原資産のETFに分配金が出ると、権利確定日を超えて買いポジションを保有していれば分配相当額を受け取れます。カバードコール型ETFなら、売買益に加えて定期的な分配も期待できます。
メリット⑥:信託保全で資産が守られている
預けた証拠金は三井住友銀行への信託により、インヴァスト証券の資産と分別して管理されています。万が一の破綻時には、受益者代理人(弁護士)を通じて返還される仕組みです(全額の返還を保証するものではありません)。
トライオートETF(バラエティCFD)のデメリット・注意点

メリットばかりではありません。特にレバレッジ型ETFの自動売買は、仕組みを理解せずに始めると大きな損失につながります。私自身が痛い目を見た経験も踏まえて、始める前に必ず知っておくべき注意点をまとめます。
デメリット①:レバレッジは最大約5倍で、必要資金が多めになる
バラエティCFDの必要証拠金は想定元本の20%(レバレッジ約5倍)です。株価指数CFDやトラリピCFDの10倍に比べると、同じ金額を取引するのに約2倍の証拠金が必要になります。もっとも、TQQQのようにETF自体が3倍の値動きをする銘柄もあるため、5倍でも実質的なリスクは十分に大きいと考えてください。
デメリット②:取引時間が原資産の市場時間に限られる
株価指数CFDはほぼ24時間取引できますが、バラエティCFDの取引時間は原資産の取引所の時間に限られます。
| 銘柄 | 取引時間(日本時間・月〜金) |
|---|---|
| 米国銘柄 | 通常期間:23:35〜翌5:55 米国サマータイム期間:22:35〜翌4:55 |
| 日本銘柄 | 9:05〜11:25、12:35〜15:20 |
そのため、市場が閉まっている間に大きなニュースが出ると、翌日の取引開始時に価格が大きく窓を開けて始まることがあります。窓が開くと、想定より不利な価格で約定したり、ロスカットレートが試算より高くなったりするので注意が必要です。
デメリット③:金利調整額が毎日かかる
取引終了時刻を超えてポジションを保有すると、金利調整額が発生します(売りポジションは貸株料調整額を含む)。金曜日は3日分です。長期間ポジションを抱えるほどコストが膨らむため、レンジから外れた含み損ポジションを放置しすぎないことが大切です。
デメリット④:レバレッジ型ETFは長期保有で目減りしやすい
TQQQなどのレバレッジ型ETFは「日次」の変動率の2倍・3倍を目指して設計されています。そのため、上下を繰り返す相場では、元の指数が同じ水準に戻ってもレバレッジ型ETFの価格は元に戻らないことがあります(いわゆる減価)。「いつか戻るはず」と考えて長期で含み損を抱える戦略にはリスクがあることを理解しておきましょう。
デメリット⑤:NISA対象外で、税金は申告分離課税
バラエティCFDの利益は「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税(一律20.315%)の対象です。NISAの非課税枠は使えません。一方で、FXや他の店頭CFDとの損益通算や、確定申告による損失の3年間繰越控除が利用できます。なお、分配相当額は決済の有無にかかわらず課税対象になる点に注意してください。
トライオートETF(バラエティCFD)はいくらから始められる?必要資金とロスカット

「結局いくらあれば始められるの?」は最も多い質問です。ここでは、必要証拠金の計算方法とロスカットの仕組み、そして私が考える資金の目安を解説します。自動売買で退場しないための最重要ポイントは、ロスカットレートを把握することです。
必要証拠金の計算方法
バラエティCFDの必要証拠金は、次の式で計算できます。
必要証拠金 = ETF価格 × 米ドル/円レート × 数量(口) × 20%
たとえば、仮にTQQQが1口100ドル、米ドル/円が150円の場合で計算してみましょう。
- 1口の想定元本:100ドル × 150円 = 15,000円
- 1口の必要証拠金:15,000円 × 20% = 3,000円
- 10口なら必要証拠金は約30,000円
自動売買注文は1口から発注できます(TOPIX連動ETF・日経225ETFは10口から)。1注文あたりの証拠金だけを見れば少額から始められますが、自動売買は複数の注文を同時に保有するため、実際には全注文分の証拠金と含み損に耐えられる資金が必要です。
※上記は計算方法を示すための仮の数値です。実際の価格・必要証拠金は取引画面でご確認ください。
ロスカットの仕組み
トライオートCFDでは、次の「有効比率」でロスカットが判定されます。
有効比率 = 有効証拠金額 ÷ 必要証拠金額 × 100(%)
| 有効比率 | 内容 |
|---|---|
| 150%以下 | プレアラートメールが届く |
| 120%以下 | アラートメールが届く |
| 100%以下 | すべての建玉が自動決済(ロスカット)される |
ロスカット判定は、有効比率200%超で約5分ごと、200%以下で約1分ごとに行われます。判定は一定間隔のため、急変時には100%を大きく下回ってロスカットされ、証拠金以上の損失が発生する可能性もあります。
為替コヤジが考える運用資金の目安
以下は、私の運用経験をもとにした個人的な最低限の目安です。銘柄の価格水準や設定(レンジ・本数・数量)によって大きく変わるため、必ずシミュレーションで確認してください。
| 銘柄タイプ | 例 | 資金の目安 |
|---|---|---|
| 国内指数ETF | 日経225ETF、TOPIX連動ETF | 10〜20万円程度〜 |
| 米国指数ETF・コモディティ | SPY、QQQ、GLD | 20〜30万円程度〜 |
| レバレッジ型ETF | TQQQ、SOXL | 30万円以上(余裕を持って50万円〜) |
私がTQQQを運用していた際は、「過去最大の下落率(コロナショック時のTQQQは高値から約7割下落)に耐えられるか」を基準にロスカットレートを設定していました。それでも2022年の下落局面では追加入金を余儀なくされています。レバレッジ型ETFは「思っているより資金が必要」と考えておくくらいがちょうどいいです。
資金全体の配分については、こちらの記事も参考にしてください。

為替コヤジのTQQQ自動売買の実績|天国と地獄の5年間

ここでは、私が旧トライオートETFで実際に運用した「TQQQトラリピ」の実績を包み隠さず公開します。うまくいった時期だけでなく、大きな含み損を抱えた時期も含めてお伝えすることで、これから始める方がリスクをリアルにイメージできればと思います。
運用した設定の概要
私の設定は非常にシンプルです。ビルダーで、ナスダック100トリプル(TQQQ)に0.5ドル間隔で買い注文を並べ、利確幅の異なる4種類(5ドル・7.5ドル・10ドル・12.5ドル)の買いトラリピを仕掛けるというものでした。TQQQは長期的に右肩上がりを想定し、売りは仕掛けませんでした。
運用結果:最終的に+83万円で終了
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2020年8月 | ヘッジャーからTQQQトラリピに切り替えて運用開始 |
| 2021年 | 順調に決済を重ね、年利40%ペースで累計利益は600万円超に |
| 2022年 | 米国の利上げでTQQQが暴落。一時1,500万円近い含み損に |
| 2025年8月 | TQQQの回復を待ち、全ポジションが決済されて+83万円で終了 |
最終的にプラスで終われたものの、ピーク時の利益600万円超から考えると、決して満足できる結果ではありません。
失敗から学んだ3つの教訓
- 上昇局面で注文を上に追いすぎない:高値圏で買いポジションを増やしすぎたことが、暴落時の含み損を大きくしました。
- ロスカットレートは「過去最大下落」の上を想定する:過去の暴落率はあくまで目安です。それを超える下落も起こり得ます。
- 利益は定期的に出金・他資産へ移す:含み益や確定益を口座に置いたままにせず、他の資産に分散しておけば精神的にもずっと楽だったはずです。
一方で、ロスカットを回避して相場の回復を待てれば、最終的にプラスで終われるのもリピート系自動売買の強みだと実感しました。資金管理さえ徹底すれば、TQQQのような値動きの大きい銘柄は今でも魅力的な選択肢です。
設定の作り方やロスカットレートの計算方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

バラエティCFD・株価指数CFD・トラリピCFDを比較

「株価指数やETFの自動売買」ができるサービスは、トライオートCFDの2区分のほかに、マネースクエアのトラリピCFDがあります。それぞれ得意分野が異なるので、自分の目的に合わせて選びましょう。
| 項目 | トライオートCFD バラエティCFD (旧トライオートETF) |
トライオートCFD 株価指数CFD |
トラリピCFD |
|---|---|---|---|
| 運営会社 | インヴァスト証券 | インヴァスト証券 | マネースクエア |
| 原資産 | 米国ETF・国内ETF | 株価指数先物 | 株価指数先物 |
| 取扱銘柄数 | 41銘柄 | 8銘柄 | 5銘柄 |
| 最大レバレッジ | 約5倍 | 10倍 | 10倍 |
| 取引手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
| レバレッジ型ETF | あり(TQQQ・SOXL等) | なし | なし |
| コモディティ | あり(金・銀・原油) | なし | なし |
| 既製ルール(セレクト) | あり | あり | なし |
| FXとの管理 | 同一アプリ・即時振替 | 同一アプリ・即時振替 | 総合口座・即時振替 |
※2026年10月時点で各社公式サイト等にて確認した内容です。
あなたに合うのはどれ?選び方のポイント
バラエティCFD(旧トライオートETF)が向いている人
- TQQQやSOXLなど、値動きの大きいレバレッジ型ETFを自動売買したい人
- 金・原油・カバードコールなど、株価指数以外の資産にも分散したい人
- セレクト機能を使って手軽に始めたい初心者
株価指数CFDが向いている人
- レバレッジ10倍で資金効率よく株価指数を運用したい人
- ラッセル2000、ドイツ40、香港HSなど幅広い指数に投資したい人
- ほぼ24時間取引できる銘柄で自動売買したい人
トラリピCFDが向いている人
- すでにFXのトラリピを使っていて、同じ操作感で株価指数も運用したい人
- シンプルな5銘柄で長期のほったらかし運用をしたい人
なお、トライオートCFDなら1つの口座で株価指数CFDとバラエティCFDの両方を使えるので、両方試してみるのも一つの手です。それぞれのサービスの詳細は、以下の記事で解説しています。



トライオートETF(バラエティCFD)の始め方|4ステップ

バラエティCFDは、トライオートCFDの口座を開設すればすぐに始められます。手続きはスマホだけで完結し、難しいことはありません。ここでは口座開設から自動売買の稼働までの流れを4ステップで紹介します。
ステップ1:トライオートCFDの口座を開設する
当サイトのリンクからインヴァスト証券の公式サイトにアクセスし、トライオートCFDの口座開設を申し込みます。本人確認書類(マイナンバーカードなど)を用意しておくとスムーズです。口座開設の完了までは通常1〜3営業日程度です。
ステップ2:入金する
口座開設後、Myページまたはアプリから入金します。三菱UFJ銀行・三井住友銀行・楽天銀行・PayPay銀行など主要な金融機関に対応した即時入金サービスを使えば、振込手数料無料・ほぼリアルタイムで反映されます。
ステップ3:バラエティCFD口座へ資金を振り替える
トライオートFX・株価指数CFD・バラエティCFDは口座が分かれています。入金先がバラエティCFDになっていない場合は、Myページの「振替」から資金を移しましょう。振替は即時・無料です。
ステップ4:セレクトまたはビルダーで自動売買を稼働する
アプリの「セレクト」から銘柄と自動売買を選び、シミュレーションと「運用資金目安」を確認したうえで、セット数を調整して稼働させます。慣れてきたら、ビルダーで自分だけの自動売買を作ってみましょう。
稼働後は、月に1回程度は価格が自動売買のレンジ内にあるか、有効比率に余裕があるかを確認するのがおすすめです。ほったらかし投資でも、定期的なメンテナンスが長く続けるコツです。
トライオートCFDの口座開設キャンペーン

これから始める方にうれしいのが、インヴァスト証券の新規口座開設キャンペーンです。せっかく始めるなら、キャンペーンを活用してお得にスタートしましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| キャンペーン名 | トライオートCFD 新規口座開設キャンペーン |
| 特典 | 最大50,000円キャッシュバック(バラエティCFD最大25,000円+株価指数CFD最大25,000円) |
| 期間 | 2026年9月1日開始。口座開設完了月の翌々月末までに条件を達成 |
| 条件 | 専用フォームから申し込み、新規約定の取引数量に応じてキャッシュバック(バラエティCFDは10口以上で500円〜500口以上で25,000円) |
自動売買・マニュアル取引のどちらの約定も対象です。ただし、キャンペーンへのエントリー(申込フォームの登録)が必須で、追加口座開設は対象外となります。また、キャンペーンは予告なく変更・終了する場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
他社も含めたお得なキャンペーン情報は、こちらにまとめています。

トライオートETF(バラエティCFD)のよくある質問

最後に、トライオートETF・バラエティCFDについて読者の方からよくいただく質問にお答えします。
Q. トライオートETFという名前のサービスはもう申し込めませんか?
はい。トライオートETFはトライオートCFDに統合されたため、現在はトライオートCFDの口座を開設し、「バラエティCFD」で取引します。TQQQなど旧トライオートETFの主要銘柄は、バラエティCFDで引き続き取引できます。
Q. 少額でも始められますか?
自動売買注文は1口から発注できるため、1注文あたりの証拠金は数千円程度から可能です。ただし、自動売買は複数のポジションを同時に持つため、銘柄や設定に応じて余裕のある資金を用意しましょう。私の目安はレバレッジ型ETFで30万円以上です。
Q. 24時間取引できますか?
できません。米国銘柄は日本時間の夜〜早朝(通常期間23:35〜翌5:55)、日本銘柄は東証の取引時間に準じます。ほぼ24時間取引したい場合は、トライオートCFDの株価指数CFDを検討しましょう。
Q. 売りから入ることはできますか?
多くの銘柄で可能ですが、日経レバ・日経Wインバ・破壊的イノベーション(ARKK)・カバードコール4銘柄は新規の売り注文ができません。また、カバー先の状況により売り注文が失効する場合があります。
Q. 税金はどうなりますか?
利益は申告分離課税(一律20.315%)の対象で、原則として確定申告が必要です。FXなど他のデリバティブ取引との損益通算や、損失の3年間繰越控除が可能です。詳しくは税理士や税務署にご確認ください。
まとめ:トライオートETFは「バラエティCFD」で今も始められる

本記事では、トライオートETFの仕組みから、統合後のバラエティCFDの銘柄・機能・必要資金・リスク、そして私のTQQQ自動売買の実績までを解説しました。最後に要点を振り返ります。
- トライオートETFは2016年4月に誕生し、2026年7月にトライオートCFD「バラエティCFD」へ統合
- TQQQ・SOXL・カバードコール・金など41銘柄を自動売買できるのが最大の強み
- セレクトで手軽に始め、慣れたらビルダーで自分のルールを作れる
- レバレッジは約5倍、取引時間は原資産の市場時間のみ。金利調整額や窓開けに注意
- レバレッジ型ETFはロスカットレートの把握と余裕ある資金が成功のカギ
私はTQQQの自動売買で天国と地獄を経験しましたが、それでも「値動きを味方にして、寝ている間にコツコツ利益を積み上げる」というトライオートの魅力は、他の投資にはない面白さがあります。統合で銘柄も増えた今は、自分に合った銘柄を見つけやすくなりました。
まずは無料で口座を開設し、セレクトで少額から試してみてください。キャンペーンを活用すれば、お得にスタートできます。
自動売買サービス全体の比較や、ほったらかし投資の全体像は、以下の記事もあわせてご覧ください。





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