私はFXのトラリピを長年運用してきましたが、正直に言うと「為替は動きが読みにくい」と感じることが多くありました。
通貨は国家間の金融政策や地政学リスクに左右されやすく、長期的な方向感をつかみにくいのが実情です。
その点、NYダウやNASDAQ-100といった米国株価指数は、長期的に右肩上がりという明確なトレンドがあります。
この特性こそが、ほったらかし投資においてトラリピCFDが非常に強力な理由です。
投資歴14年、運用額5,000万円の私がトラリピCFDを評価するのは、シンプルに「ほったらかしに向いている構造をしているから」に尽きます。
一度設定を仕込んでしまえば、NYダウが上下に揺れるたびに自動で売買が繰り返され、利益が着実に積み上がっていきます。相場を毎日チェックする必要はなく、忙しいサラリーマン投資家でも無理なく継続できます。
さらに2024年5月のリニューアルで、従来の最大の欠点だった「年末の強制決済(リセット)」が廃止されました。以前のマネースクエアCFD(くりっく株365)では、年末に含み損を抱えたまま強制決済されるリスクが常につきまとっていました。それが現在のトラリピCFDでは解消され、取引手数料もゼロになっています。長期のほったらかし運用を妨げる要因が、ほぼ取り除かれた形です。
ほったらかし投資の原則は「右肩上がりの資産を、できるだけ長く、できるだけ低コストで保有し続けること」です。その観点から見ると、トラリピCFDは現時点でかなり完成度の高いサービスだと評価しています。

この記事は、為替コヤジが書いています。
- アラフィフの投資ブロガー
- 投資歴14年、運用額5,000万円
- FXや不動産クラファン、仮想通貨などのほったらかし投資を実践
- トラリピCFDの仕組みと、FX版トラリピとの違い
- 2024年リニューアルで何が変わったか(決済期限廃止・手数料ゼロ)
- 取り扱い5銘柄の特徴と選び方
- NYダウ・NASDAQ-100のおすすめ設定とロスカット管理の考え方
本記事では、トラリピCFDの仕組みと2024年以降の変更点、取り扱い5銘柄の特徴、そして実際に運用する際のおすすめ設定とロスカット管理の考え方まで、順を追って解説します。
口座開設がまだの方は、この機会に済ませておくことをおすすめします。FXとCFDが1つの総合口座にまとまっており、最短5分で開設できます。
トラリピCFDとは?

トラリピと言えばFXのリピート注文で有名ですが、2024年5月27日に株価指数を対象にした「トラリピCFD(店頭CFD)」がスタートしたことをご存知でしょうか?
株のトラリピと言っても、NTTドコモや日産自動車といった個別銘柄を取引するのではなく、市場を代表する銘柄で構成される株価指数CFDが対象となります。
CFDとは「Contract For Difference(差金決済取引)」の略で、現物の受け渡しをせずに売買差額だけをやり取りする取引のことです。
FXと仕組みは似ており、証拠金を入れてレバレッジをかけて取引します。
FXとCFDの違いは「取引対象」だけで、FXが為替のみなのに対し、CFDは株価指数・商品など幅広い対象を取引できます。
投資の格言に「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。特定の商品だけに集中せず、複数の資産に分散することでリスクを抑えるという考え方です。株価指数への投資は、その指数を構成するすべての銘柄への分散投資と同等の効果があります。例えば日経225なら225銘柄、NASDAQ-100なら100銘柄への分散効果が得られます。
トラリピCFDの5つの特徴
トラリピCFDには、従来の「マネースクエアCFD(くりっく株365)」と比べて大きく改善された点があります。
| 特徴 | 内容 |
| 決済期限なし | 旧サービスは毎年12月に強制決済(リセット)があったが、トラリピCFDには期限がない |
| 取引手数料ゼロ | すべての銘柄で取引手数料がかからない |
| レバレッジ最大10倍 | 証拠金の10倍まで取引可能 |
| FXと同一口座・同一アプリ | FXとCFDをひとつの総合口座で一元管理できる |
| トラリピ機能をフル活用 | 決済トレールなど、FXで使えるトラリピ機能をそのまま株価指数でも利用可能 |
特に「決済期限なし」は大きな改善ポイントです。旧サービス(くりっく株365)では年末に含み損を抱えたまま強制決済されるリスクがありましたが、トラリピCFDではそのような心配は不要です。
取り扱い銘柄は5種類
トラリピCFDで取引できる銘柄は以下の5種類です。
| 銘柄名 | 原資産 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日本N225 | 日経平均株価先物 | 東証プライム市場に上場する代表的な225銘柄で構成される日本を代表する株価指数。日本経済の動向を反映する重要な指標。 |
| 米国D30 | NYダウ先物 | 米国を代表する主要業種の優良企業30銘柄で構成される平均株価指数。アップル、マイクロソフト、マクドナルドなど世界的に有名な企業が並ぶ。 |
| 米国NQ100 | NASDAQ-100先物 | ナスダック市場に上場する時価総額上位100銘柄(金融銘柄を除く)で構成される株価指数。マイクロソフト、アップル、エヌビディアなどハイテク・IT系企業の比重が高く、米国の成長株の動向を強く反映する。 |
| 米国SP500 | S&P500先物 | NY証券取引所・ナスダックに上場する大型株500銘柄の時価総額加重平均指数。米国株式市場全体の約80%をカバーする、米国経済の「体温計」とも言われる指数。 |
| 英国F100 | FTSE100先物 | ロンドン証券取引所に上場する時価総額上位100銘柄で構成される株価指数。金融・資源関連銘柄の比重が高いのが特徴。 |
トラリピCFDはいくらから始められる?
トラリピCFDの証拠金率は取引総代金の10%です。つまり最大10倍のレバレッジで取引できます。
各銘柄の1Lotあたりの取引数量は以下の通りです。
| 銘柄 | 1Lotあたりの取引数量 |
|---|---|
| 日本N225 | 価格 × 1倍 |
| 米国SP500 | 価格 × 0.1倍 |
| 米国D30・米国NQ100・英国F100 | 価格 × 0.01倍 |
例えば米国D30(NYダウ)が40,000ドルの場合、1Lotの取引総代金は40,000 × 0.01 = 400ドル。必要証拠金はその10%なので約40ドル(約6,000円)から取引できる計算です。NASDAQ-100も同様に非常に少額から始められます。
もちろんトラリピ運用試算表も用意されており、ロスカットラインを事前にシミュレーションできます。運用前には必ず確認しておきましょう。
トラリピCFDの調整額(旧:配当相当額)とは?
トラリピCFDでは、FXのスワップポイントに相当する「調整額」が発生します。調整額は「金利調整額」と「権利調整額(配当相当額)」の合計です。
買いポジションを保有している場合、指数の構成銘柄に配当があるとその都度、権利調整額(配当相当額)が付与されます(売りポジションの場合は支払い)。一方、金利調整額は市場金利の影響を受けるため、受取りになることも支払いになることもあります。
トラリピCFDのおすすめ設定

トラリピCFDで運用するなら、証拠金が少額で済み流動性が高い米国D30(NYダウ)と米国NQ100(NASDAQ-100)の2銘柄が特におすすめです。
NYダウ(米国D30)
NYダウのチャートを長期で見ると、一時的な下落をはさみながら右肩上がりで上昇しているのが分かります。そのため、買いトラリピのみを仕掛けるシンプルな戦略が有効です。
- 運用資金:200万円
- 注文種別:買いのみ
- レンジ:38,000〜48,000
- 注文値幅:500
- 注文本数:21本
- 利確幅:500(500 × 0.01 = 5ドル/Lot)
利確幅の500ptは、マネースクエアが提供する週足高低差平均データを参考にしています。週に1回程度のトラリピ決済が期待できる設定です。
ロスカットレートの設定で重要なのは、過去の最大下落幅を考慮することです。NYダウは過去のコロナショック時に最高値から約4割下落しました。現在の水準からの4割下落に耐えられるよう、資金に余裕を持って設定することをおすすめします。
レンジを上抜けした場合は、下値の方で決済済みの注文を取り消し、高値側に追加注文を入れてレンジをずらしていきましょう。
NASDAQ-100(米国NQ100)
NASDAQ-100もNYダウと同様に長期的な右肩上がりのトレンドが続いているため、買いトラリピのみが基本戦略です。
- 運用資金:100万円
- 注文種別:買いのみ
- レンジ:17,000〜23,000
- 注文値幅:300
- 注文本数:21本
- 利確幅:300(300 × 0.01 = 3ドル/Lot)
NASDAQ-100はNYダウよりボラティリティが高く、コロナショック時・2022年の利上げ局面で最高値から約3割下落しました。レンジ上限から3割下落しても耐えられるよう、ロスカットレートをトラリピ運用試算表で事前に確認してください。
トラリピCFDとトライオートCFDの比較

株価指数の自動売買CFDサービスとして、トラリピCFDと並んでよく比較されるのがインヴァスト証券のトライオートCFDです。どちらも店頭CFDで決済期限がなく、自動売買機能を備えているという点では共通していますが、いくつか重要な違いがあります。
| トラリピCFD | トライオートCFD | |
|---|---|---|
| 運営会社 | マネースクエア | インヴァスト証券 |
| 商品種別 | 店頭CFD | 店頭CFD |
| 決済期限 | なし | なし |
| 取引手数料 | 0円 | スプレッドに内包 |
| 取扱銘柄数 | 5銘柄 | 7銘柄 |
| 取扱銘柄 | 日本N225・米国D30・米国NQ100・米国SP500・英国F100 | 日本225・米国D30・米国NQ100・米国S500・米国R2000・ドイツ40・イギリス100 |
| 自動売買ルール | 自由に設定 | 自由に設定+セレクト(既製ルール)あり |
| FXとの口座統合 | あり(総合口座) | なし(CFD専用口座) |
| 運用試算表 | あり | あり |
銘柄の多さではトライオートCFDが上回っており、ラッセル2000やDAX(ドイツ40)など日本では珍しい指数も取引できます。
また「セレクト」機能を使えば、インヴァスト証券や有名ブロガーが提供する既製の自動売買ルールをそのまま使うことができ、設定に自信がない初心者にも使いやすい設計です。
一方、トラリピCFDの強みはFXとの口座統合です。FXのトラリピと同じ画面・同じ感覚で操作できるため、すでにトラリピFXを使っている方にとっては学習コストがほぼゼロで始められます。証拠金もFXと共有できるため、資金効率の面でも優れています。
すでにトラリピFXを使っているならトラリピCFD、新規で株価指数CFDだけを始めたい・より多くの銘柄を取引したいならトライオートCFDが向いているでしょう。

株価指数CFDなら積立投資もあり

トラリピCFDはリピート注文(自動売買)がメインですが、右肩上がりが期待できる株価指数であれば、積立という戦略も有効です。
私もGMOクリック証券でS&P500やFTSE100のCFD積立を1年間実施し、50万円の積立に対して最終的に2.5万円の利益を得ました。途中で資金効率が悪くなり損切りしてしまいましたが、今振り返ると、もう少し続けていればと思っています。
積立戦略を取る場合も、レバレッジをかけすぎず、余裕を持った証拠金で運用することが重要です。

まとめ

本記事では、トラリピCFDの仕組み・特徴・おすすめ設定について解説しました。最後に要点を整理しておきます。
トラリピCFDとは マネースクエアが2024年5月に提供を開始した店頭CFDの自動売買サービスです。FXのトラリピと同じ仕組みで、NYダウやNASDAQ-100などの株価指数を対象に自動売買を行います。
旧サービス(マネースクエアCFD)からの主な改善点
- 年末の強制決済(リセット)が廃止され、長期のほったらかし運用が可能になりました
- 取引手数料がゼロになりました
- FXと同一の総合口座で管理できるようになりました
- S&P500が新たに取扱銘柄に加わり、計5銘柄になりました
ほったらかし投資との相性 長期的に右肩上がりのトレンドを持つ株価指数を対象に、一度設定すれば相場が動くたびに自動で売買を繰り返してくれます。毎日チェック不要で、忙しいサラリーマン投資家にも向いている設計です。決済期限なし・手数料ゼロという条件が揃い、長期運用の障壁がほぼなくなりました。
おすすめ銘柄 少額から始めやすく流動性が高い米国D30(NYダウ)と米国NQ100(NASDAQ-100)が特におすすめです。どちらも買いトラリピのみのシンプルな戦略で運用できます。ただし、設定前にはトラリピ運用試算表でロスカットラインを必ず確認してください。
トライオートCFDとの使い分け すでにトラリピFXを使っているなら同一口座で管理できるトラリピCFDが便利です。ラッセル2000やドイツ40など銘柄の多様性を求めるなら、7銘柄を取り扱うトライオートCFDも検討してみてください。
トラリピCFDはほったらかし投資ポートフォリオの中でも、特にFX自動売買と組み合わせやすいサービスです。まずは口座開設から始めてみましょう。
ほったらかし投資でリスク分散

為替コヤジは投資額5,000万円で下記のようなほったらかし投資を実践しています。
| アセットクラス | 投資先 |
| 先進国株式 | 投資信託(オルカン / S&P500 / FANG+ / レバナス) |
| 金(ゴールド) | 投資信託(SBI・iシェアーズ・ゴールド) |
| FX(自動売買) | トラリピ / 松井証券FX |
| FX(スワップ) | セントラル短資FX / みんなのFXなど |
| 仮想通貨(BTC / ETH / XRP) | BitLending / PBRレンディング |
| 不動産クラファン / ソシャレン | みらファン / TOMOTAQU / TORCHESなど |
| ロボアドバイザー | ROBOPRO |
ほったらかし投資は、投資経験がゼロでも問題ありません。
再現性があるので為替コヤジの設定をそっくりそのまま真似れば、同じように不労所得を得ることができます。
投資に関する注意喚起

投資は運用結果によっては資産が増える、不労所得を得られるなどのメリットがありますが、一方で元本割れなどのリスクが伴います。
特にFXや仮想通貨などは価格が急激に変動することがあり、高い収益を期待できる反面、リスクの高い資産でもあります。
投資に関する注意喚起について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
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