トライオートETFヘッジャーとは?下落時の評価損を軽減

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トライオートETF

トライオートETFに待望の売り注文機能が実装されました。売り注文が実装されたETF自動売買プログラム『ヘッジャー』について解説します。

 

トライオートETFについては下記の記事で詳しく解説しています。

>>トライオートETF(インヴァスト証券)とは?仕組み・おすすめポイント・設定方法を解説

トライオートETFに待望の売り注文機能が追加

トライオートの自動売買は「新規→決済→次の新規→決済・・・」と、何度も繰り返し取引を行っていく仕組みです。

参考 株の自動売買!?にわかに人気の『トライオートETF』と『トラリピCFD』って一体何者?

FXでは新規買い・売りどちらもご利用可能ですが、ETFは、米国銘柄を筆頭に長期的に見ると右肩上がりで価格が上昇していること等の理由から、買いからの注文にのみ対応しておりました。

しかしながら、長期では右肩上がりの相場でも、昨今の相場状況においては短期的に大きな値下がりが発生します。

このような下落局面に対応するためトライオートETFでも売り注文が可能となりました

インヴァスト証券「トライオートETF」

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売り注文を加えるとどれくらい効果があるのかをナスダック100トリプルを例に見てみましょう。

上段のグラフは買い建玉のみを保有した場合です。2018年10月と2019年4月にナスダック100トリプルの下落により、時価残高(青線)が一時的に悪化しています。

これに対して下段のグラフは同じ設定値で、買い建玉を保有したまま、一定間隔で売り建玉を建てた場合です。

売り注文の評価益や実現益で買い建玉の評価損失が軽減されて時価残高(青線)の悪化をおさえられています。

買い建玉のみを保有した場合

買い建玉を保有したまま、一定間隔で売り建玉を建てる場合

ETF自動売買プログラム『ヘッジャー』とは?

トライオートETFの売り注文は、自動売買セレクトのプログラム「ヘッジャー」またはオリジナルの注文を作る「ビルダー機能」から稼働できます。

ヘッジャーとは、フォロー値の異なる買い注文が、上昇相場を追いかけて利益を狙いながらも、大きな下落局面では、売り注文を仕掛けて買い建玉の評価損失をヘッジする仕組みです。

ヘッジャーの売り注文は損切りを設定しています。ETFは長期的に見ると右肩上がりで価格が上昇していること等の理由から買い注文は、損切り注文を設定していませんが、売り建玉は一定値幅を上げると、損切り注文にて一旦損失を確定し、再度新たに新規売り注文を発注する仕組みになっています。

またヘッジャーは、買い建玉と売り建玉の両建てとなる場合がありますが、トライオートETFは必要証拠金がマックス方式で計算されるため、同時に同じ銘柄の買い注文と売り注文を設定する場合、金額が多い方の必要証拠金のみで取引できます

ヘッジャー対応銘柄

トライオートETFは26銘柄ありますが、そのうち24銘柄で売りの自動売買注文が作成可能になっています。さらにそのうち8銘柄がヘッジャーに対応しました。

売り対応済み売り未対応
ヘッジャー対応済みヘッジャー未対応
  • ナスダック100トリプル
  • 金融株トリプル
  • S&P500ダブル
  • 一般消費財株
  • 小型株
  • テクノロジー株
  • ナスダック100
  • S&P500ETF
  • TOPIX連動ETF
  • 日経225ETF
  • 生活必需品株
  • MSCIワールド
  • 中国代表株50
  • 資本財株
  • 大型バリュー株
  • 投資適格社債
  • バンガード新興国株
  • エネルギー株
  • 金融株
  • EU大型株ヘッジ
  • 高利回り社債
  • 公益事業株
  • SPDRゴールド
  • 原油ETF
  • 日経レバ
  • 日経Wインバ

ヘッジャーの設定値

ヘッジャーの各設定値(初期値)を見ていきましょう。

買い注文

◆買い注文本数
エントリー価格が異なる買い自動売買注文が18本あります。

◆エントリー価格
前日終値とフォロー値・利確幅の組み合わせで設定しています。前日終値を使っているため、自動売買セレクトから発注する日により、エントリー価格が変わる場合があります。

◆カウンター値
2018年1月から2019年10月末までの最大変動幅の約45%~60%(銘柄により異なります)
を参考にして一定比率でそれぞれの値を設定しています。
※カウンター値(決済後の次の新規注文の逆張り方向のエントリー条件)

◆フォロー値
基本的に利確幅よりも若干大きめな値幅で設定しています。
※フォロー値(決済後の次の新規注文の順張り方向のエントリー条件)

◆利確幅
利確幅はカウンター値の10%程度とします。

◆損切り幅
設定していません。

売り注文

◆売り注文本数
エントリー価格が異なる売り自動売買注文が9本あります。

◆エントリー価格
2018年1月から2019年10月末までの相場変動を参考に、一定間隔で売り注文の価格を設定しています。

◆利確幅
損切り幅の0.9倍から1.5倍の範囲内で設定しています。

◆損切り幅
2018年1月から2019年10月末までの日々の終値を基準に、それぞれの基準日から20日後の最大上昇幅を算出し、そのうちの最大値を参考に設定しています。

◆カウンター値
利確幅よりも大きめな値幅で設定しています。
※カウンター値(決済後の次の新規注文の逆張り方向のエントリー条件)

◆フォロー値
設定していません。
※フォロー値(決済後の次の新規注文の順張り方向のエントリー条件)

ヘッジャーの運用成績

実際のヘッジャーのリターン率をみてみましょう。下記の表は2018年1月1日~2019年12月19日のリターン率です。

ナスダック100トリプル_ヘッジャーがダントツの期間収益率113.91%となっていてトップ10のうち、5つを占めています。

以前あった買い注文のみのナスダック100トリプル_カウンターはなくなってしまいましたが、2018年1月1日~2019年8月15日のリターン率を比べてみると以下のようにヘッジャーのほうが好成績となっています。

  • ナスダック100トリプル_ヘッジャー・・・128.37%
  • ナスダック100トリプル_カウンター・・・78.41%

 

為替コヤジは現在、ナスダック100トリプル_カウンターを運用していますが、近々ナスダック100トリプル_ヘッジャーに切り替える予定です。

2020年8月よりビルダーで作成したオリジナルの「TQQQトラリピ」による運用に切り替えています。ナスダック100トリプル_ヘッジャーと比べて圧倒的にパフォーマンスが上がっています。

詳細は「ヘッジャーで満足している人は絶対に見ないで下さい。トライオートETFでTQQQトラリピ始動」をご覧ください。

トライオートETF(インヴァスト証券)公式サイト

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