「ビットコインを買ってみたら、買った瞬間にもうマイナスになっていた…」
仮想通貨を始めたばかりの方から、こんな声をよく聞きます。実はこれ、相場が下がったわけではありません。原因は「スプレッド」という見えにくいコストです。
国内の仮想通貨取引所の多くは「取引手数料無料」とうたっています。しかし販売所で売買する場合、買値と売値の差であるスプレッドが実質的な手数料として上乗せされています。その幅は取引所によって大きく異なり、私・為替コヤジが国内9社の販売所を実測したところ、最も狭いところと最も広いところで3倍以上の差がありました。
スプレッドの仕組みさえ理解しておけば、同じ金額を投資しても手元に残るお金を確実に増やせます。この記事では、FX投資歴15年・仮想通貨投資歴7年の私が、スプレッドの基礎から計算方法、取引所ごとの実測値、損しないための具体的なコツまでを徹底解説します。
- 仮想通貨のスプレッドとは何か、なぜ「手数料無料」でもコストがかかるのか
- スプレッドが発生する「販売所」と、ほとんど発生しない「取引所」の違い
- スプレッドの計算方法と、購入前に確認する方法
- 国内9社の販売所スプレッド実測値の比較
- スプレッドが広がりやすいタイミング
- スプレッドで損しないための6つのコツ
- 為替コヤジが実践しているコスト削減術
そもそも仮想通貨でどうやって稼ぐのかを知りたい方は、先に以下の記事をご覧ください。私が実践しているおすすめの3つの方法を紹介しています。

仮想通貨の「スプレッド」とは?

スプレッドは、仮想通貨投資で最初に理解しておくべきコストです。株式投資の売買手数料のように明細に載らないため、意識しないまま払い続けている方がとても多いのが実情です。まずはスプレッドの意味と、「手数料無料」なのにコストがかかるカラクリを押さえておきましょう。
スプレッドとは「買値」と「売値」の差のこと
スプレッド(spread)とは、英語で「広がり・幅」を意味する言葉です。仮想通貨取引では、同じタイミングで提示される「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の価格差のことを指します。
販売所の画面を開くと、ビットコインの価格が「購入価格」と「売却価格」の2つ表示されているはずです。購入価格のほうが必ず高く、売却価格のほうが必ず安くなっています。この差額がスプレッドです。
| 用語 | 意味 | あなたから見ると |
|---|---|---|
| 買値(Ask) | 販売所が仮想通貨を売ってくれる価格 | あなたが買うときの価格(高い) |
| 売値(Bid) | 販売所が仮想通貨を買い取ってくれる価格 | あなたが売るときの価格(安い) |
| スプレッド | 買値と売値の差 | 実質的な取引コスト |
「取引手数料無料」でもコストがかかるカラクリ
国内の仮想通貨取引所の多くは、販売所の取引手数料を「無料」としています。これはウソではありません。明細上の手数料は確かに0円です。
ただし、販売所はスプレッドを上乗せした価格で仮想通貨を売り、スプレッドを差し引いた価格で買い取ります。つまり手数料は価格の中に織り込まれているということです。
買った直後に同じ数量を売れば、相場がまったく動いていなくてもスプレッド分だけ確実に損をします。逆に言えば、購入した仮想通貨がスプレッド分以上に値上がりしないと、利益は出ないということです。

明細に出ない分、スプレッドは気づかれにくいコストです。私も仮想通貨を始めたころは「手数料無料なのになぜ減っているんだろう?」と首をかしげていました。
FXのスプレッドとの違い
FX(外国為替証拠金取引)をやったことがある方なら「スプレッド」という言葉はおなじみでしょう。仕組みは同じですが、幅がまったく違います。
FXの主要通貨ペア(米ドル/円など)のスプレッドは、価格に対して0.001%前後というごくわずかな水準です。一方、仮想通貨の販売所では数%のスプレッドが当たり前で、アルトコインでは10%を超えることもあります。FXの感覚で販売所を使うと、想像の何百倍ものコストを払うことになります。
FXの仕組みについては以下の記事で詳しく解説しています。

スプレッドが発生するのは「販売所」

ひとくちに仮想通貨取引所といっても、その中には「販売所」と「取引所」という2つの売買の場があります。大きなスプレッドが発生するのは販売所のほうです。ここを理解しておくだけで、仮想通貨の取引コストは大きく変わります。
販売所と取引所の違い
取引所とは、ユーザー同士が売買する場です。あなたがビットコインを買うとき、その相手は田中さんや鈴木さんといった別のユーザーです。仮想通貨取引所は「板」と呼ばれる注文一覧で、売りたい人と買いたい人をマッチングしてくれます。
これに対して販売所とは、取引の相手が仮想通貨取引所(運営会社)そのものになる場です。たとえばCoincheckの販売所でビットコインを買うと、Coincheckが保有しているビットコインを売ってもらう形になります。

| 比較項目 | 販売所 | 取引所(板取引) |
|---|---|---|
| 取引の相手 | 仮想通貨取引所(運営会社) | ほかのユーザー |
| 主なコスト | スプレッド(数%程度) | 取引手数料(0%前後、マイナスもあり) |
| 操作の簡単さ | 金額を入れてボタンを押すだけ | 指値・成行など注文方法を選ぶ必要あり |
| 約定の確実さ | 提示価格ですぐ買える | 指値の場合、条件が合わないと約定しない |
| 取扱銘柄 | 多い | 販売所より少ない取引所もある |
| 向いている人 | 少額ですぐ買いたい初心者 | コストを抑えたいすべての人 |
仮想通貨取引所によって、取引所と販売所の両方を備えているところと、片方だけのところがあります。また、取引所があっても板取引できる銘柄がビットコインなどごく一部に限られるケースもあるので、口座開設前に確認しておきましょう。
取引所と販売所の違いは、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

なぜ販売所のスプレッドは広いのか
販売所は、街にあるお店と同じだと考えるとわかりやすいです。
たとえば魚屋さんが豊洲市場で魚を1,000円で仕入れたら、店頭では1,200円の値札を付けますよね。この200円がお店の利益です。販売所も同じで、自社で仕入れた仮想通貨に利益を乗せて販売しています。この上乗せ分がスプレッドです。
さらに販売所は、ユーザーがいつ売買しても応じられるように仮想通貨の在庫を抱えています。在庫を持っている間に価格が急落すれば、販売所が損をします。そのためスプレッドには価格変動リスクへの備えも含まれているのです。値動きの激しいアルトコインほどスプレッドが広くなりやすいのは、このためです。
お店によって利益の乗せ方が違うように、スプレッドは仮想通貨取引所によってまちまちです。しかも同じ取引所内でも、銘柄や時間帯、相場の状況によって常に変動しています。
取引所(板取引)ならスプレッドはほぼ気にしなくていい
厳密にいえば、取引所にもスプレッドはあります。板に並んでいる「いちばん安い売り注文」と「いちばん高い買い注文」の差がそれです。
ただし、ビットコインのように取引が活発な銘柄なら、この差は価格に対してごくわずかです。販売所の数%と比べれば、ほぼ気にしなくてよい水準といえます。
取引所では別途取引手数料がかかりますが、主要取引所のビットコインの手数料は0%前後です。注文を出して板に並べる「メイカー」側になると、手数料がマイナス(=逆にもらえる)になる取引所もあります。
スプレッドの計算方法と確認方法

スプレッドは自分で簡単に計算できます。購入前にサッと計算するクセをつけておくだけで、「知らないうちに高いコストを払っていた」という失敗は防げます。ここでは計算式と具体例、リアルタイムで確認する方法を紹介します。
スプレッドの計算式
スプレッドは「金額」と「率(%)」の2通りで表せます。取引所同士を比べるときは、価格の大きさに左右されない「率」で比較するのがおすすめです。
スプレッド(円)= 購入価格 - 売却価格
スプレッド率(%)=(購入価格 - 売却価格)÷ 購入価格 × 100
なお、スプレッド率の計算方法はサイトによって「購入価格で割る」「購入価格と売却価格の中間値で割る」など違いがあります。本記事では、「買ってすぐ売ったら購入額の何%を失うか」がわかる購入価格基準で計算しています。
具体例でシミュレーション
以前、bitFlyerの販売所でビットコインの価格を確認したとき、購入価格は1,788,598円、売却価格は1,746,220円でした。
- スプレッド:1,788,598円 - 1,746,220円 = 42,378円
- スプレッド率:42,378円 ÷ 1,788,598円 × 100 ≒ 約2.37%
1BTCを買った直後に売ると、それだけで4万円以上のマイナスです。つまり4万円以上値上がりしないと、トントンにすらなりません。
では、投資額ごとにどれくらいのコストになるのかを見てみましょう。スプレッド率ごとに「買ってすぐ売った場合に失う金額」を計算しました。
| 投資額 | スプレッド2% | スプレッド5% | スプレッド6% |
|---|---|---|---|
| 1万円 | 200円 | 500円 | 600円 |
| 10万円 | 2,000円 | 5,000円 | 6,000円 |
| 100万円 | 2万円 | 5万円 | 6万円 |
| 360万円 (月3万円×10年の積立) |
7.2万円 | 18万円 | 21.6万円 |
月3万円を10年間積み立てると、元本は360万円です。スプレッド2%と6%の取引所では、コストに14万円以上の差がつきます。スプレッドは一度きりではなく、売買のたびに積み重なる点に注意が必要です。
スプレッドをリアルタイムで確認する方法
スプレッドを確認する方法は主に2つあります。
- 販売所の画面で購入価格と売却価格を見比べる
アプリやWebの販売所画面には、購入価格と売却価格が並んで表示されています。上の計算式に当てはめれば、その時点のスプレッド率がわかります。 - 参考レートと比較する
主要な仮想通貨の参考レートは、日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)のサイトでも確認できます。販売所の購入価格が参考レートよりどれだけ高いかを見れば、上乗せの度合いがつかめます。

スプレッドは刻一刻と変わります。購入ボタンを押す前に、購入価格と売却価格をチラッと見比べるだけでも大きな違いになりますよ。
国内仮想通貨取引所の販売所スプレッドを実測比較

では、実際の取引所ではどれくらいのスプレッドが乗っているのでしょうか。私・為替コヤジが、国内主要9社の販売所でビットコインのスプレッドを同日に実測しました。取引所選びの判断材料にしてください。
国内9社の販売所スプレッド実測値
測定日は2025年8月29日です。結果はOKJの圧勝でした。
| 仮想通貨取引所 | 販売所スプレッド | 10万円分買ってすぐ売った場合のコスト |
|---|---|---|
| OKJ | 1.97% | 1,970円 |
| BTCBOX | 4.08% | 4,080円 |
| BITPOINT | 4.81% | 4,810円 |
| bitbank | 5.02% | 5,020円 |
| GMOコイン | 5.10% | 5,100円 |
| SBI VCトレード | 5.91% | 5,910円 |
| bitFlyer | 6.14% | 6,140円 |
| BitTrade | 6.18% | 6,180円 |
| Coincheck | 6.23% | 6,230円 |
※ビットコイン(BTC)の販売所スプレッドを為替コヤジが2025年8月29日に実測。スプレッドは常に変動するため、取引前に各社の公式サイト・アプリで最新の価格をご確認ください。
実測からわかる3つのこと
正直、取引所によってここまで差が出るとは思っていませんでした。実測結果から読み取れるポイントは次の3つです。
- OKJだけが2%を切り、他社の半分以下
多くの取引所が5〜6%台に集中する中で、OKJの1.97%は群を抜いています。販売所を使うならOKJが最有力です。 - 人気の取引所ほどスプレッドが広い傾向
アプリの使いやすさで人気のCoincheckやbitFlyerは、6%を超えていました。使いやすさとコストは別物だと考えておきましょう。 - 最安と最高で3倍以上の差
同じビットコインを同じ日に買っても、取引所選びだけでコストが3倍以上変わります。
OKJの詳しい特徴や口座開設の手順は、以下の記事で解説しています。

取引所(板取引)の手数料も比較
販売所のスプレッドと比べるために、主要取引所の「取引所(板取引)」でビットコインを売買する場合の手数料もまとめました。
| 仮想通貨取引所 | メイカー手数料 | テイカー手数料 |
|---|---|---|
| GMOコイン | -0.01% | 0.05% |
| bitbank | -0.02% | 0.12% |
| SBI VCトレード | -0.01% | 0.05% |
| Coincheck | 無料 | 無料 |
| BITPOINT | 無料 | 無料 |
※BTC/JPYの現物取引の場合。マイナス表記は手数料を受け取れることを意味します。手数料は銘柄によって異なり、改定されることもあるため、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。
販売所の5〜6%と比べると、取引所の手数料はケタ違いに安いことがわかります。少し操作に慣れが必要ですが、コストを抑えたいなら取引所を使わない手はありません。
各取引所のスプレッド・手数料・取扱銘柄などを総合的に比較したい方は、以下の記事をご覧ください。仮想通貨取引所は目的別に選ぶのが正解です。

スプレッドが広がりやすいタイミング

販売所のスプレッドは固定ではなく、相場の状況によって広がったり狭まったりします。同じ取引所でも、タイミングが悪いといつもよりずっと高いコストを払うことになります。スプレッドが広がりやすい代表的な場面を知っておきましょう。
価格が急変動しているとき
大きなニュースが出て価格が急騰・急落しているときは、販売所の在庫リスクが高まるため、スプレッドが一気に広がることがあります。「急騰しているから乗り遅れないように今すぐ買おう」は、最もコストが高くつくパターンです。
取引が少ない時間帯や銘柄
取引参加者が少ない深夜・早朝や週末、取引量の少ないマイナーなアルトコインは、スプレッドが広くなりがちです。アルトコインでは10%を超えるスプレッドが付くこともあります。
重要な経済指標や規制のニュースが出たとき
米国の金融政策の発表や、各国の規制に関するニュースなど、相場を大きく動かすイベントの前後もスプレッドが広がりやすいタイミングです。イベント直後の売買は避けるのが無難です。

相場が荒れているときほど、焦って販売所で買いたくなるもの。そんなときこそ一呼吸おいて、スプレッドを確認してくださいね。
スプレッドで損しないための6つのコツ

スプレッドは避けられないコストですが、工夫次第で大きく減らせます。ここでは、私が実際に意識しているスプレッド対策を6つ紹介します。どれも今日からすぐに実践できるものばかりです。
コツ1:販売所ではなく取引所(板取引)で買う
最も効果が大きいのがこれです。前述のとおり、取引所の手数料は0%前後なので、販売所から取引所に切り替えるだけでコストを数%単位で削減できます。ビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄は、ほとんどの取引所で板取引に対応しています。
コツ2:指値注文を使う
取引所では、価格を指定して注文する「指値注文」を使いましょう。成行注文は板の状況によって想定より不利な価格で約定することがありますが、指値注文なら自分が決めた価格でしか約定しません。メイカー手数料がマイナスの取引所なら、取引するたびに手数料を受け取れます。
コツ3:販売所を使うならスプレッドが狭い取引所を選ぶ
アプリの操作が簡単なので、どうしても販売所を使いたいという方もいるでしょう。その場合は、実測で最もスプレッドが狭かったOKJのように、スプレッドが狭い取引所を選ぶことが大前提です。
コツ4:積立はスプレッドゼロ・低スプレッドのサービスを選ぶ
私がおすすめしている仮想通貨の自動積立も、原則として販売所での購入になるためスプレッドが発生します。そのため、積立サービス選びでもスプレッドが最重要ポイントです。
ただし、BITPOINTの「ゼロつみたて」はビットコインをスプレッドなしで積み立てられるサービスです。アルトコインを積み立てるなら、スプレッドが約2%と狭いOKJの積立が有力候補になります。
積立サービスごとのスプレッドや最低積立額は、以下の記事で詳しく比較しています。

アルトコインの積立を検討している方は、こちらもあわせてご覧ください。

コツ5:頻繁に売買せず長期保有する
スプレッドは売買のたびに発生します。短期売買を繰り返すほどコストが積み重なり、利益を削っていきます。仮想通貨は「買ったら長く持つ」ことを基本にすれば、スプレッドの影響を最小限に抑えられます。
長期保有している仮想通貨は、ただ寝かせておくのではなく、レンディングで貸し出して利息を得るのもおすすめです。

コツ6:入出金・送金手数料も含めた「総コスト」で考える
スプレッドが狭くても、日本円の出金手数料や仮想通貨の送金手数料が高ければトータルのコストはかさみます。特にレンディングサービスへ送金する予定がある方は、送金手数料が無料のGMOコイン・BITPOINT・SBI VCトレードも検討しましょう。
為替コヤジの実践:私はこうしてコストを抑えています

ここまで理屈を説明してきましたが、「で、為替コヤジは実際どうしているの?」と気になる方もいるでしょう。参考までに、私が実践しているスプレッド対策を紹介します。
- ビットコインの積立:BITPOINTの「ゼロつみたて」でスプレッドなしで積み立てています。
- まとまった金額の購入:販売所は使わず、取引所で指値注文を出しています。
- 積み立てた仮想通貨:レンディングサービスに送金して、利息で枚数を増やしています。
- 購入資金づくり:取引所でビットコインの手動トラリピを運用し、その利益を追加購入に充てています。
販売所で「なんとなく」買っていたころと比べると、同じ投資額でも手元に残るビットコインの量が明らかに変わりました。仮想通貨投資は、値上がりを予想するより先に、コストを削るほうが確実にリターンを改善できます。
ビットコインの手動トラリピについては、以下の記事で運用実績とともに解説しています。

仮想通貨積立とレンディングのリアルな運用実績はこちらで公開しています。

スプレッドを理解した今こそ仮想通貨投資を始めよう

スプレッドの仕組みを知った今のあなたは、仮想通貨投資で「知らずに損をする人」から卒業しています。ここからは、仮想通貨投資を始めるうえで知っておきたい最新の動きと、最初の一歩の踏み出し方をお伝えします。
仮想通貨を取り巻く環境は大きく変わりつつある
2026年7月、暗号資産を金融商品取引法の規制対象とする改正法が成立しました。これにより暗号資産は「金融商品」として位置づけられ、インサイダー取引規制の導入など、株式並みの投資家保護の仕組みが整えられていきます。
税制面でも大きな変化が予定されています。現在、仮想通貨の利益は原則として雑所得として総合課税の対象となり、住民税と合わせて最大約55%の税率がかかります。令和8年度税制改正では、改正金商法の施行を前提に、国内の登録業者を通じた一定の暗号資産取引の利益を20.315%の申告分離課税とする方針が示されました。適用は2028年からと見込まれていますが、施行時期によって変わる可能性があるため、今後の発表に注目しておきましょう。
仮想通貨の税金計算に役立つツールは、以下の記事で紹介しています。

まずは少額の積立から始めるのがおすすめ
仮想通貨は値動きが大きいため、いきなり大金を投じるのはおすすめしません。私自身、仮想通貨への投資は運用資産全体の一部にとどめています。
初心者の方は、スプレッドの狭いサービスを選んで少額の積立から始めるのが鉄板です。時間を分散して買うことで、高値づかみのリスクを抑えられます。投資額の目安については、以下の記事が参考になります。

始める前に、ビットコイン投資のリスクも必ず確認しておきましょう。

仮想通貨のスプレッドに関するよくある質問

最後に、仮想通貨のスプレッドについて読者の方からよくいただく質問にお答えします。
-
Qスプレッドが0%の販売所はありますか?
-
A通常の販売所でスプレッドが0%というところはありません。ただし、BITPOINTの「ゼロつみたて」のように、ビットコインの積立をスプレッドなしで提供しているサービスはあります。また、取引所(板取引)を使えば、手数料0%前後で売買できます。
-
Qスプレッドは売るときにもかかりますか?
-
Aはい、かかります。販売所では購入価格が高く、売却価格が安く設定されているため、買うときも売るときも不利な価格で取引することになります。本記事で紹介したスプレッド率は、「買ってすぐ売った場合」の往復のコストと考えてください。
-
Qアルトコインのスプレッドはビットコインより広いですか?
-
A一般的に広い傾向があります。取引量が少なく値動きの激しいアルトコインは、販売所の在庫リスクが大きいため、スプレッドが10%を超えることもあります。アルトコインこそ、取引所での売買やスプレッドの狭い取引所を選ぶことが重要です。
-
Q初心者でも取引所(板取引)は使えますか?
-
A使えます。最初は「指値注文」で、買いたい価格と数量を入力するだけで十分です。慣れるまでは少額で試してみると安心です。数回やれば、販売所とほとんど変わらない感覚で注文できるようになります。
-
Q取引所によって価格が違うなら、その差で稼げますか?
-
A取引所間の価格差を利用する「アービトラージ」という手法があります。ただし手数料や送金時間などのリスクもあるため、仕組みをよく理解してから取り組みましょう。詳しくは仮想通貨のアービトラージとは?をご覧ください。
まとめ:スプレッドを制する者が仮想通貨投資を制する

最後に、この記事のポイントを振り返っておきましょう。
- スプレッドとは買値と売値の差で、「手数料無料」の販売所でも実質的なコストがかかる
- 大きなスプレッドが発生するのは販売所。取引所(板取引)の手数料は0%前後
- スプレッド率は(購入価格-売却価格)÷購入価格×100で計算できる
- 国内9社の実測ではOKJが1.97%で最安、多くは5〜6%台
- 急変動時・取引の少ない時間帯・アルトコインはスプレッドが広がりやすい
- ビットコイン積立ならBITPOINTのゼロつみたて、アルトコイン積立ならOKJが有力
仮想通貨投資で利益を出すために、相場を完璧に予想する必要はありません。スプレッドという「確実に減るお金」を削ることこそ、誰にでもできる最も確実なリターン改善策です。
スプレッドの狭いサービスを選んで、まずは少額から仮想通貨投資の第一歩を踏み出してみてください。
仮想通貨は、私が実践しているほったらかし投資の9つの手法の一つです。ほかの投資とあわせた資産配分については、以下の記事をご覧ください。



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