仮想通貨を買おうと思って仮想通貨取引所に行ってみると「取引所」と「販売所」があって悩んだことはありませんか?
実は両者には大きな違いがあって仮想通貨投資の上級者は販売所と取引所を使い分けています。
- アラフィフの会社員
- 投資歴12年、運用資産3,000万円
- 2021年実績:+418万円、2022年:-479万円、2023年:+117万円
- トラリピやROBOPRO、投信積立、仮想通貨積立などのほったらかし投資メイン
仮想通貨の『取引所』と『販売所』の違いとは?
取引所と販売所の違いを説明する前に交換所という言葉を説明します。
これは改正資金決済法の中で仮想通貨の売買や他の仮想通貨との交換などを業として行うことを仮想通貨交換業と定義しているので仮想通貨交換所という呼び方が生まれました。
ただ仮想通貨交換所よりも仮想通貨取引所という呼称のほうが一般的となっています。
本題に戻って「取引所」と「販売所」の違いを説明します。両者の違いと端的に言うと取引相手が異なります。
つまりこういうことです。
- 取引所・・・取引の相手が個人
- 販売所・・・取引の相手が仮想通貨取引所
それでは取引所と販売所をもう少し細かく見ていきましょう。
取引所
まず取引所では仮想通貨を買いたいユーザと売りたいユーザを仮想通貨取引所が仲介します。取引所では仮想通貨取引所がユーザ同士の仮想通貨の売買の仲介をしてくれます。
下の画面はCoincheckの取引所の画面ですが、取引所では「板」と呼ばれる気配値が表示されていて、いくら(レート)でどのくらい(注文量)を買いたい、あるいは売りたいというユーザの注文が並んでいます。
販売所で仮想通貨を購入する場合は板を見ながら希望のレートと数量を指定します。
販売所
これに対し販売所では仮想通貨取引所が所有している仮想通貨をユーザが買ったり、あるいは仮想通貨取引所に売ったりします。販売所は文字通り、仮想通貨を販売しているお店ということになります。
下の画像は同じくCoincheckの販売所の画面ですが、販売所では買いたい仮想通貨の数量を入力するだけで自動で価格が決まります。
取引所か販売所かは仮想通貨取引所によってまちまち
多くの仮想通貨取引所は取引所と販売所の両方がありますが、販売所だけしかない仮想通貨取引所もあります。
DMM BitcoinとLINE BITMAXは完全に仮想通貨販売所となります。
取引所・販売所が両方ある | Coicheck、bitFlyer、GMOコイン、bitbankなど |
販売所のみ | DMM Bitcoin、LINE BITMAX |
取引所・販売所の両方を構えている仮想通貨取引所でもアルトコインはほとんど販売所取引となります。
後述するように販売所取引は割高になりますので注意しましょう。
おすすめの仮想通貨取引所については以下の記事で解説しているので、よかったら参考にしてみてください。
取引所と販売所のメリット・デメリット
取引の相手によって取引所と販売所に分かれることは分かりましたが、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
メリット | デメリット | |
取引所 |
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販売所 |
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取引所のメリット・デメリット
取引所では板情報を見ながら希望のレートと数量を指定する必要があるので若干手間がかかりますが、売り手と買い手の思惑が合致すれば売買が成立するので自分の希望の価格で買ったり売ったりすることができます。
ただし大量に取引したくても売りたい人や買いたい人が少ないと取引が成立しないこともあります。
販売所のメリット・デメリット
販売所は前述の通り仮想通貨を売っているお店なのでお店の利益となる手数料が上乗せされています。その分、取引所よりも仮想通貨の価格が高くなっています。
ただしお店は在庫を大量に抱えているので大量に買いたい場合でも売りたい場合でもお店は期待に応えてくれます。
また価格はお店が指定してくるのでチカチカと目まぐるしく表示される板情報を見る必要がなく、希望の数量を入力するだけで売買することができます。
取引所と販売所の価格差
実際に取引所と販売所ではどのくらい価格差があるか見てみましょう。
上の画像は同時刻のbitFlyerの取引所と販売所の売買価格です。緑枠が売却価格で赤枠が販売価格です。
まず販売価格は、1,742,766円 – 1,708,734円 = 34,032円も差があります。
次に売却価格は、1,673,912円 – 1,709,500円 = -35,588円も差があります。
つまり販売所で買うと3万4,000円も損して、販売所で売ると3万5,000円も損するという訳です。
金額差は時間帯によってまちまちですが、これだけ差があるということは覚えておきましょう。
仮想通貨取引のメイカー・テイカーとは?
ビットコイン取引における「メイカー(Maker)」と「テイカー(Taker)」とは、顧客同士で仮想通貨売買を行う「取引所形式」における専門用語です。
両者の違いについて解説します。
メイカー(Maker)とは?
メイカー(Maker)とは、取引板にない価格で注文を出すこと、あるいはそれら注文により約定した取引を指しています。
新たな価格を提示し売買の流れを生む可能性があるため、市場に流動性を作る(make)・提供すると表現されることもあります。
一般には、メイカーは注文後にすぐに約定となるわけではなく、まず取引板に並ぶ(表示される)状態となります。
メイカーは取引板に約定するかもしれない注文を提供する、作る(make)ということから、手数料がテイカーより安く設定されます。
テイカー(Taker)とは?
テイカー(Taker)またはテイカー注文とは、取引板に並んでいる既存の注文で約定する取引、取引板に並んでいる注文に合わせた約定を行う取引を指します。約定により取引板から注文を取り除く(take)ことになるため、市場から流動性を奪うといった表現がなされます。
またテイカー取引は、メイカーが取引板に出した価格に対して注文を入れることで成立します。数量のみ注文する成行注文は、すべてテイカー注文となります。
テイカーは取引板から流動性を「取る(take)」ため、手数料がメイカーよりも高く設定されていることが多くあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
取引所と販売所の違いについて理解いただけたかと思います。
まとめると以下のようになります。
- 取引所形式は、取引の相手が個人
- 販売所形式は、取引の相手が仮想通貨取引所
- 取引所形式のほうが手数料が安い
- メイカーとテイカーではメイカーの方が手数料が安い
注文方法によって異なり、仮想通貨取引所ごとに手数料もメイカーとテイカーで違うため、しっかりと把握しましょう。
この取引手数料を意識しておかないと、売買を繰り返しているうちに損失を出してしまう可能性があるので気を付けましょう。
ちなみに仮想通貨取引所は目的別に選ぶのが正解です。失敗しない仮想通貨取引所の選び方はこちらをご覧ください。
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