円安対策で米ドルを持とうと思います。もっとも効率的な方法が知りたい。
そんなお悩みにお答えします。
結論から言うとテザー(USDT)という、米ドルの価格と連動する仮想通貨を購入してBitLendigに預けておけば、実質米ドルを年利8%で増やすことができます。
ただ米ドルを購入するだけでは米ドル自体は増えませんが、USDTで持っていると年利8%で米ドルが増えることになります!
- アラフィフの会社員
- 投資歴12年、運用資産3,000万円
- 2021年実績:+418万円、2022年:-479万円、2023年:+117万円
- トラリピやROBOPRO、投信積立、仮想通貨積立などのほったらかし投資メイン
- 米ドルを年利8%で増やす方法
- ステーブルコインとは?
- Binance(バイナンス)とは?
- BitLendingとは?
- テザーをBitLendingに預けるリスク
それでは米ドルを年利8%で増やす、具体的な方法を詳しく解説します。
米ドルを年利8%で増やす方法
まずは米ドルを年利8%で増やす方法をざっくり言うと以下のようになります。
- 国内仮想通貨取引所でリップルを購入する
- リップルをBinanceに送金する
- BinanceでリップルとUSDTを交換する
- USDTをBitLendingに送金する
たったこれだけです。
最終的にはUSDTをBitLendingに預ける必要があるのですが、国内の仮想通貨取引所ではUSDTの取扱いがありません。
なのでUSDTを扱っている海外仮想通貨取引所のBinance(バイナンス)を経由する必要があります。
USDTについては後半で詳しく解説します。
まずは、それぞれの手順について詳しく解説しますね。
1. bitFlyer(ビットフライヤー)でリップルを購入する
最初にBinanceでUSDTを購入するためのリップル(XRP)を購入します。
リップルの購入&送金の際、無駄な手数料を払わないために注意して欲しいのは以下の3点です。
- 販売所ではなく、取引所で購入する
- 手数料無料の取引所で購入する
- 送金手数料が無料の取引所で購入する
この三つの条件を満たす仮想通貨取引所は以下の3社です。
仮想通貨取引所 | 取引所取引 | 取引手数料 | 送金手数料 |
GMOコイン | 〇 | 無料 | 無料 |
BITPOINT | 〇 | 無料 | 無料 |
SBI VCトレード | 〇 | M:-0.01% T:0.05% |
無料 |
SBI VCトレードならメーカーになった場合、逆に手数料がもらえます。
中にはコインチェックやビットフライヤーの口座しかない方もいらっしゃるかと思います。
その場合はビットフライヤー(Lightning FX)で購入しましょう。コインチェックは取引手数料も送金手数料も割高なので今回の目的ではおすすめしません。
2. リップルをBinanceに送金する
リップル(XRP)をBinanceに送信します。
リップルを送金する際にはビットコインなどとは異なり、宛先タグを入力する必要があるので注意しましょう。
3. BinanceでリップルとUSDTを交換する
Binanceに着金したらリップル(XRP)を売ってテザー(USDT)を購入します。正確に言うとXRP/USDTを売ります。
メニューの「マーケット」をクリックし、「USDT」を選んで、「XRP」と入力して表示された「XRP/USDT」をクリックします。
XPRの数量を入力して「売却XRP」をクリックすればUSDTが購入できます。
4. USDTをBitLendingに送金する
右上の人のマークから「ウォレット」→「フィアットと現物」を選びます。
USDTの「出金」をクリックすると出金画面に遷移するのでBitLendingに送金してください。
私はBitLendingにビットコインとイーサリアムを約300万円預けています。
ステーブルコインとは?
ステーブルコインとは、取引価格が安定することを目的に、米ドルや金などの資産と連動するように設計された仮想通貨の一種です。
ステーブルコインにはいくつか種類がありますが、今回はTether Limited社が運営しているテザー(USDT)を使います。
テザー(USDT)はBinanceで購入できてBitLendingに貸し出しができるからです。
テザー(USDT)は1USDT(テザー)≒1USD(米ドル)になっているので米ドル=150円になれば、実質1USDT=150円になります。
Binance(バイナンス)とは?
Binance(バイナンス)は世界最大の仮想通貨取引所です。2位のCoinbase Exchangeとは桁違いです。
海外の仮想通貨取引所ですが、日本語対応しているので迷うことなく、扱うことができると思います。
海外仮想通貨取引所はBinanceだけ口座開設しておけば十分です。
BitLendingとは?
BitLending(ビットレンディング)とは、J-CAMが提供するレンディングプラットフォームサービスです。
J-CAM(ジェイカム)は国内唯一の暗号資産専門誌『月刊 暗号資産』の企画・発行を行っている会社です。
レンディングの対象となっている仮想通貨と最低貸出枚数、利率は以下の通りです。
仮想通貨 | 最低枚数 | 年利 |
BTC | 0.001 BTC | 8.0% |
ETH | 0.1 ETH | 8.0% |
USDT | 200 USDT | 8.0% |
USDC | 200 USDC | 8.0% |
DAI | 200 DAI | 8.0% |
貸出期間は最短1ヶ月からとなっていて、1ヶ月経過後はいつでも返却可能です。
USDTの最低枚数は200 USDTなので米ドルが145円なら29,000円から参加できますよ。
テザーをBitLendingに預けるリスク
年利8%で米ドルを増やせる、お得な方法ですが、当然リスクもあります。
想定されるリスクは2つあります。
- テザー(USDT)が米ドルと連動しなくなるリスク
- BitLendingの破綻・ハッキングリスク
テザー(USDT)が米ドルと連動しなくなるリスク
テザー(USDT)の時価総額は約10兆円で仮想通貨全体で3位の規模となっています。
当然、テザーを発行しているTether Limited社は10兆円分のテザーをすべて換金できるだけの米ドルを保有しているはずです。
しかしTether Limited社が不正行為を行ったり、破綻した場合にはテザーの価値が一気に下落するリスクがあります。
2019年には米ニューヨーク州司法当局が「テザーはステーブルコイン発行量と同等額の米ドルを保有していない」という疑惑で提訴し、テザーの価格が一時的に下落したこともあります(2021年に和解済み)。
BitLendingの破綻・ハッキングリスク
預入先のBitLendingが破綻したり、ハッキングされたりしてテザーが返却されないリスクもあります。
またこの先、年利8%が維持できる保証もありません。
これはBitLendingに限ったことではありませんが、頭に入れておく必要はあります。
対策としてはすべての仮想通貨を一箇所にまとめず、分散しておくようにしましょう。私もBitLendingとFTX Japanに分散しています。
まとめ
米ドルを年利8%で増やす方法は少し面倒ではありますが、低リスクで米ドルを増やせるのでリスクを取りたくない方にもおすすめです。
特に円安対策として米ドルを積み立てている方には是非検討して欲しいと思います。
年利8%なら10年で2.15倍になるので、仮に米ドルが半値になってしまってもプラスです。
米ドルを年利8%で増やす方法には以下の2つの口座が必須となりますので興味を持たれた方は事前に口座開設だけでも済ませておきましょう。
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ポートフォリオ | 口座 | 投資対象 | 目的 |
FX自動売買 | トラリピ / 松井証券FX | FX | キャッシュフロー |
FXスワップ投資 | IG証券 / みんなのFX | FX | キャッシュフロー |
投信積立 | 楽天証券 / auカブコム証券 | 投資信託 | 資産形成 |
仮想通貨積立&レンディング | GMOコイン / BitLending / PBRレンディング | 仮想通貨 | 資産形成 |
ロボアドバイザー | ROBOPRO | ETF | 資産形成 |
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