「地方の不動産クラファンって、正直どこまで信用していいの?」「福岡・九州エリアの物件に投資できるサービスを探している」——そんな声を、私・為替コヤジのもとにもたびたびいただきます。
不動産クラウドファンディング(不動産クラファン)は今や全国に100社以上ひしめく激戦区ですが、その多くは東京・大阪など大都市圏の物件を扱うサービスです。そんな中、創業以来ずっと福岡・九州の不動産だけを扱ってきた地場企業が運営するサービスが「九州・アジア・ファンディング(通称:KAF/カーフ)」です。
この記事では、不動産クラファンに20社以上投資してきた私・為替コヤジが、九州・アジア・ファンディングの運営会社の安全性から商品の仕組み、実際のファンド実績、メリット・デメリットまで、公式サイトの一次情報をもとに徹底的にファクトチェックしながら解説します。読み終える頃には、KAFが自分のポートフォリオに合うサービスかどうか、しっかり判断できるようになっているはずです。
- 九州・アジア・ファンディング(KAF)の運営会社と基本情報
- 「短期運用型(匿名組合型)」「中長期運用型(任意組合型)」2つの商品の仕組みと違い
- これまでに募集されたファンドの実績(想定利回り・応募状況)
- KAFのメリットとデメリット・注意すべきリスク
- 手数料の仕組みとクーリングオフの取扱い
- 会員登録から出資までの流れと、為替コヤジが考える「KAFに向いている人」
九州・アジア・ファンディング(KAF)とは?福岡・九州特化の不動産クラファン

九州・アジア・ファンディングは、福岡市に本社を置く「九州・アジア・パートナーズ株式会社」が運営する不動産クラウドファンディングサービスです。不動産特定共同事業法(不特法)と金融商品取引法にもとづき、インターネット経由で福岡・九州の不動産へ少額から出資できる仕組みを提供しています。サービス名の通称は「KAF(カーフ)」で、公式サイトのドメインも「kyushu-asia.fund」となっています。
特徴的なのは、取扱う物件を福岡・九州エリアに絞り込んでいる点です。全国の物件を幅広く扱う大手サービスとは対照的に、「地元の不動産会社だからこそ組成できる案件」を強みとして打ち出しています。福岡は九州経済の中心であり、人口増加や再開発が続く成長都市としても知られており、この地の利を活かした商品設計がコンセプトです。
運営会社「九州・アジア・パートナーズ株式会社」の基本情報
不動産クラファンを選ぶうえで、まず確認すべきは運営会社の実態です。九州・アジア・パートナーズの基本情報をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 九州・アジア・パートナーズ株式会社 |
| 代表者 | 代表取締役 小城 雅弘 |
| 本店所在地 | 福岡市中央区天神2丁目14番2号 福岡証券ビル2階 |
| 設立 | 2008年(平成20年)4月1日 |
| 資本金 | 1億円 |
| 事業内容 | 不動産買取再販、不動産売買仲介、建物総合管理、太陽光事業、不動産クラウドファンディングサービス運営 他 |
| 宅地建物取引業 | 福岡県知事(4)第16188号 |
| 賃貸住宅管理業者登録 | 国土交通大臣(01)第001908号 |
| 金融商品取引業者登録 | 福岡財務支局長(金商)第51号(投資助言・代理業/第二種金融商品取引業) |
| 不動産特定共同事業許可 | 金融庁長官・国土交通大臣 第130号(電子取引業務・第1号事業及び第2号事業) |
2008年設立と、不動産クラファン業界の中では老舗の部類に入る会社です。免許・登録の種類も、宅建業だけでなく賃貸住宅管理業者登録や金融商品取引業者登録、不動産特定共同事業許可までひと通り揃っており、匿名組合型・任意組合型の両方の商品を自社で組成できる体制が整っています。
九州・アジア・ファンディングの3つの特徴

公式サイトで強みとして掲げられているポイントの中から、私が実際に投資判断の材料として重視している3点をピックアップして解説します。
①創業以来、福岡・九州の不動産一筋という専門性
大手不動産クラファンの多くは全国の物件を幅広く取り扱いますが、KAFは福岡・九州エリアに特化しています。地元に根差した事業者だからこそ、大手が手を出しにくい地域密着型の優良物件を発掘・商品化できるという発想です。分散投資の一環として「エリア特化型サービスをポートフォリオに1つ加えたい」という人には、選択肢として検討する価値があるでしょう。
②優先劣後構造による投資家保護(短期運用型)
短期運用型の商品では、運営会社である九州・アジア・パートナーズ自身が「劣後出資者」として出資し、対象不動産の売却価格が下落した場合には、投資家より先に運営会社側が損失を負担する優先劣後構造を採用しています。これは不動産クラファン業界では標準的な投資家保護の仕組みですが、劣後出資割合はファンドごとに異なるため、出資前に必ず各ファンドの契約締結前書面で確認する習慣をつけましょう。
③会員登録から書面交付まですべてオンライン完結
パソコンやスマートフォンから会員登録・出資申込・書面交付の受け取りまで完結できる点も、忙しい会社員にはうれしいポイントです。法人はもちろん、親権者の同意があれば未成年者でも投資が可能とされています。
「短期運用型」と「中長期運用型」2つの商品タイプを徹底比較

KAFの最大の特徴は、目的に応じて選べる2種類の商品タイプを用意している点です。それぞれ組合の形態(匿名組合型・任意組合型)が異なり、リスク・リターンの性質も大きく変わってきます。
| 比較項目 | 短期運用型(匿名組合型) | 中長期運用型(任意組合型) |
|---|---|---|
| 不動産の所有権 | 運営会社が保有 | 投資家が共有 |
| 運用期間の目安 | 3ヶ月〜5年未満 | 中長期(数年〜) |
| 狙う収益 | 低リスク・ミドルリターン | ローリスク・ローリターン |
| 主な魅力 | 優先劣後構造によるリスク低減、初心者向け | 相続税評価額の圧縮、暦年贈与向けの1口10万円単位 |
| 向いている人 | 少額から手軽に始めたい人 | 相続・贈与対策を検討している人 |
短期運用型は、多くの不動産クラファンで採用されている一般的な匿名組合スキームです。一方の中長期運用型(任意組合型)は、投資家自身が不動産の共有持分を取得する仕組みのため、現物不動産と同様の評価方法が適用され、相続税財産評価額の圧縮効果や「小規模宅地等の特例」の適用が期待できるとされています(税務上の取扱いは個々の状況で異なるため、必ず顧問税理士へご確認ください)。
公式サイトのシミュレーションでは、短期運用型を年6.0%で12ヶ月運用した場合、銀行の定期預金の利息の約240倍の分配金を受け取れる可能性があるとされ、中長期運用型を年4.5%で10年運用した場合は定期預金の約180倍、個人向け国債と比較しても約13倍という試算例が示されています。あくまで税引前の試算であり、元本や分配を保証するものではない点は忘れずに押さえておきましょう。なお短期運用型の分配金は、20.42%の源泉徴収後に指定口座へ振り込まれる仕組みです。
これまでの募集実績をチェック(2026年9月時点)

実際にどんなファンドが組成されてきたのか、公式サイトで確認できる情報を一覧にまとめました。
| ファンド名 | エリア/商品形態 | 想定利回り | 運用期間 | 応募状況 |
|---|---|---|---|---|
| KAF1号【福岡市西新】(西新中央マンション) | 福岡市西新/任意組合型 | 6.25% | 6年間 | 募集金額2,100万円に対し108%(2,270万円)の応募 |
| KAF3号【福岡市・薬院】(ティアラ薬院) | 福岡市薬院/匿名組合型 | 10.0% | 1年間 | 募集金額5,000万円に対し193.7%(9,690万円)の応募・運用中 |
| KAF4号【福岡市・祇園】(博多区祇園町ビル・駐車場) | 福岡市博多区祇園町/匿名組合型 | 8.0% | 約4ヶ月 | 募集金額1億5,400万円に対し募集開始直後(募集中) |
2025年1月に完売した第1号ファンドは、募集金額に対して108%という応募実績を記録しました。第3号ファンドにいたっては募集金額の約1.9倍の応募が集まっており、地域特化型サービスながら投資家からの関心は着実に高まっている印象です。ただしまだ組成ファンド数自体は多くなく、長期的な運用実績の蓄積はこれからという段階であることは、正直にお伝えしておく必要があります。サービス開始から日が浅い分、大手サービスと比べて「実績の厚み」で見劣りする点は否めません。
九州・アジア・ファンディングのメリット

- 福岡・九州エリアに特化した専門性:地元事業者だからこそ組成できる希少な物件にアクセスできる可能性がある
- 2つの商品タイプから選べる:値動きに左右されにくい「ほったらかし投資」として、短期の収益狙いと中長期の相続・贈与対策のどちらにも対応
- 優先劣後構造を採用:短期運用型では運営会社が劣後出資者となり、一定の損失をカバーする仕組みがある
- オンライン完結:会員登録から書面交付まで、パソコン・スマホだけで手続きが可能
- 1口10万円という現実的な出資単位:任意組合型は暦年贈与の非課税枠(年110万円)を意識した金額設計になっている
不動産クラファンは、株式や投資信託とは異なり日々の値動きに一喜一憂する必要がなく、いわゆる「オルタナティブ投資」として資産全体の値動きの相関を下げる分散効果も期待できます。福岡というエリアに絞って資産の一部を振り分けてみるのも、ポートフォリオの分散という意味では面白い選択肢だと私は思います。
九州・アジア・ファンディングのデメリット・注意点

- 取扱いファンド数がまだ少ない:サービス開始間もないため、案件供給のペースは大手に比べて緩やか
- 運用実績の蓄積がこれから:長期の償還実績で安全性を判断したい人には、現時点では材料が少ない
- 元本保証ではない:優先劣後構造があっても、対象不動産の価格下落幅によっては元本割れの可能性がある
- 途中換金・地位譲渡に制限がある:出資持分の売却や地位譲渡には運営会社の承諾が必要で、原則として満期まで資金が拘束される
- エリアが福岡・九州に限定:分散という観点では、全国型サービスと組み合わせる方が投資対象の分散効果は高まる
特に「実績がまだ少ない」という点は、判断材料の乏しさとして正直に受け止めておくべきだと思います。私自身、新しいサービスに投資する際は、まずは少額から様子を見て、償還実績が積み上がってきた段階で投資額を増やすという方針をとっています。KAFのようなサービスも、いきなり大きな金額を投じるのではなく、少額から試してみるのが賢明でしょう。
手数料とリスクについて

公式サイトの「手数料及びリスク」ページによると、会員登録料や口座維持手数料、匿名組合・任意組合契約締結時の販売手数料はかかりません。一方で、出資金の振込手数料は投資家の負担となり、事業者報酬や地位譲渡にかかる手数料などはファンドごとに異なるため、契約締結前書面・契約成立前書面で個別に確認が必要です。
想定されるリスクとしては、価格変動リスク・信用リスク・法令及び税制の変更に関するリスク・不動産に関するリスク・契約期間に関するリスクの5点が挙げられています。また、九州・アジア・ファンディングで締結する匿名組合契約・任意組合契約には、不動産特定共同事業法第26条にもとづくクーリングオフ制度が適用される点は、投資家にとって安心材料の一つといえるでしょう。
会員登録から出資までの3ステップ

- メールアドレス登録:認証コードの案内メールが届き、記載のURLから登録手続きへ進みます
- 会員登録・投資家登録:基本情報、出金先口座、マイナンバーなどを登録します(書類が手元になければ後から登録も可能)
- 出資申込:マイページから募集中のファンドへ申込を行います(書類の登録が完了するまでは申込不可)
手続きはすべてオンラインで完結するため、忙しい会社員でもスキマ時間で会員登録まで進めておけるのは便利なポイントです。
為替コヤジ的まとめ|KAFはこんな人におすすめ

九州・アジア・ファンディングは、「福岡・九州の不動産に投資してみたい人」「相続・贈与対策として不動産を活用したい人」には検討価値のあるサービスだと感じます。一方で、実績の蓄積がまだ少ないという点は否めないため、いきなり大きな金額を投じるのではなく、少額出資から始めて運営の透明性や償還実績を見極めていくのが賢明な付き合い方だと思います。
不動産クラファン全体の中でどのサービスを選ぶべきか迷っている方は、私が実際に投資してきた経験をもとにまとめた比較記事もあわせてチェックしてみてください。
🏆 【2026年最新版】不動産クラウドファンディングおすすめ5社ランキング|投資初心者が選ぶべきサービスを徹底比較
地域特化型のサービスという意味では、以下の記事もあわせて読むと、それぞれの強みの違いが見えてきます。
📘 わかちあいファンドとは?滋賀・京都など地方物件特化の不動産クラファンを解説
📘 みらファンとは?全国の地域密着型物件に投資できる不動産クラファンを解説
📘 TECROWD(テクラウド)とは?特徴・評判・メリット・デメリットを解説
相続税対策として任意組合型商品に興味を持たれた方は、同じく任意組合型を主力とする不動産クラファンの記事も参考になるはずです。
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為替コヤジは投資額5,000万円で、FX・投資信託・仮想通貨・不動産クラファンなどに分散した「ほったらかし投資」を実践しています。投資経験がゼロでも、本ブログを参考にしながら少額から一歩を踏み出してみてください。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。不動産クラウドファンディングは元本や分配金が保証された商品ではなく、価格変動・信用・法令税制変更などのリスクがあります。投資はあくまで自己責任のもと、最新のファンド情報・契約締結前書面を必ず公式サイトでご確認のうえ、ご自身の判断で行ってください。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資は自己責任のもと、ご自身で十分に調査・判断のうえ行ってください。各サービスの最新情報は必ず公式サイトにてご確認ください。
ほったらかし投資でリスク分散

為替コヤジは投資額5,000万円で下記のようなほったらかし投資を実践しています。
| アセットクラス | 投資先 |
| 先進国株式 | 投資信託(オルカン / S&P500 / FANG+ / レバナス) |
| 金(ゴールド) | 投資信託(SBI・iシェアーズ・ゴールド) |
| FX(自動売買) | トラリピ / 松井証券FX |
| FX(スワップ) | セントラル短資FX / みんなのFXなど |
| 仮想通貨(BTC / ETH / XRP) | BitLending / PBRレンディング |
| 不動産クラファン / ソシャレン | みらファン / TOMOTAQU / TORCHESなど |
| ロボアドバイザー | ROBOPRO |
ほったらかし投資は、投資経験がゼロでも問題ありません。
再現性があるので為替コヤジの設定をそっくりそのまま真似れば、同じように不労所得を得ることができます。
投資に関する注意喚起

投資は運用結果によっては資産が増える、不労所得を得られるなどのメリットがありますが、一方で元本割れなどのリスクが伴います。
特にFXや仮想通貨などは価格が急激に変動することがあり、高い収益を期待できる反面、リスクの高い資産でもあります。
投資に関する注意喚起について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
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