本記事では、代用有価証券FXの仕組みから対応証券会社の比較・選び方まで、投資歴14年・運用額5,000万円超の為替コヤジが実践ベースで徹底解説します。

この記事は、為替コヤジが書いています。
- アラフィフの投資ブロガー
- 投資歴14年、運用額5,000万円
- FXや不動産クラファン、仮想通貨などのほったらかし投資を実践
- 代用有価証券の仕組みと証拠金換算率
- 代用有価証券として使える有価証券の種類
- FX評価損が出た場合の対処法
- 代用有価証券FXに対応している証券会社と選び方
代用有価証券FXとは?

配当や優待目的で長期保有している株式、あるいはNISA以外で積み立てている投資信託——それらを売却せずに有効活用できたら、と思ったことはないでしょうか。
代用有価証券とは、信用取引の際に差し入れる委託保証金の代わりとして使える有価証券のことです。つまり、保有している株や投資信託をそのまま証拠金として差し入れることで、現金がなくてもFX取引ができる仕組みです。
配当金・株主優待はそのまま受け取りながら、同時にFXの売買益やスワップポイントも狙えるため、同じ資産から二重に利益を得られる資金効率の高さが最大の魅力です。
売らずに持ち続けながら、その株・投信を”働かせる”ことができる点です。配当・優待+FXの売買益・スワップポイントを同時に得られるため、資金効率が大幅に上がります。
仕組みと証拠金換算率(代用掛目)
代用有価証券を証拠金として使う場合、評価額が丸々証拠金になるわけではありません。多くの証券会社では評価額の70〜80%が証拠金として認められます。この割合を「証拠金換算率(代用掛目)」と呼びます。

たとえば50万円で購入した株が値上がりして評価額が60万円になった場合、代用掛目70%では42万円分を証拠金として使うことができます。
| 評価額 | 代用掛目 | 証拠金として使える額 |
|---|---|---|
| 60万円 | 70% | 42万円 |
| 100万円 | 70% | 70万円 |
| 200万円 | 70% | 140万円 |
代用有価証券として使える有価証券
すべての有価証券が代用有価証券として利用できるわけではありません。対象となるのは多くの場合、国内の株式・投資信託・ETFに限定されます。米国株など海外株式は基本的に対象外です。
FXで評価損が出たらどうなるの?
FX取引で証拠金維持率が一定割合を下回った場合、追加で現金を入金するか、代用に使っている株・投資信託を売却して証拠金を補充する必要があります。
代用FXはあくまでも「おまけ」と割り切ることが大切です。FXで利益が出ればラッキー、くらいのローリスクな運用を心がけ、ハイレバレッジでの取引は避けましょう。
他社から株を移管する方法
楽天証券など代用有価証券FXに現時点で対応していない証券会社で株や投資信託を保有している場合でも、移管手続きによって対応証券会社へ株を移すことができます。
手順は以下の通りです。
- 移管先(入庫側)の証券会社で口座を開設する
- 移管元(出庫側)の証券会社で所定の書類を入手し、必要事項を記入・提出する
- 通常1〜3週間程度で移管手続きが完了する
入庫・出庫ともにほとんどの証券会社で移管手数料は無料です。楽天証券から移管を検討している方も、コストをかけずに代用FXをスタートできます。なお、楽天証券は今後FXへの代用有価証券対応を予定しているとのことですので、対応開始後は移管不要になる可能性もあります。
代用有価証券FXができる証券会社

代用有価証券でFX取引ができる主な証券会社は以下の3社です。
- 三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)(株式・投信担保サービス)
- DMM FX(株券担保サービス)
- SBI証券(株券担保サービス)
なお、楽天証券で有価証券を保有している方も多いと思いますが、楽天証券は現時点では代用有価証券FXに未対応です(今後対応予定との告知あり)。
マネックス証券・松井証券なども現時点では非対応のため、移管を検討される場合は上記3社が選択肢となります。
まず3社の概要をまとめます。
| 代用掛目 | 対象(国内) | FX取引単位 | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|
| 三菱UFJ eスマート証券 (旧auカブコム証券) |
70% | 個別株:○ 投資信託:△(一般型のみ) ETF:○ |
1,000通貨〜 | 少額・レバナス代用FXにおすすめ |
| DMM FX | 70% | 個別株:○ 投資信託:× ETF:○ |
1万通貨〜 | スワップ投資向き |
| SBI証券 | 70% | 個別株:○ 投資信託:× ETF:× |
1,000通貨〜 | 代用FXには向かない |
1. 三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)(株式・投信担保サービス)

三菱UFJ eスマート証券(2025年2月に旧auカブコム証券から社名変更)では、預けた株式や投資信託の評価額の70%をFXの証拠金として使うことができます。
| 国内 | 海外 | |
|---|---|---|
| 株式(個別) | ○ | × |
| 投資信託 | ○(一般型のみ) | × |
| ETF | ○ | × |
三菱UFJ eスマート証券のFXは1,000通貨から取引できるため、少額で代用FXを試したい方に最適です。また、投資信託も代用有価証券の対象となるため、レバナス(レバレッジNASDAQ100)を担保にしてFXをしたい方にも三菱UFJ eスマート証券一択です。
2. DMM FX(株券担保サービス)

DMM FXでは、DMM株口座で保有している有価証券の評価額70%相当をDMM FXの証拠金として利用できます。
| 国内 | 海外 | |
|---|---|---|
| 株式(個別) | ○ | × |
| 投資信託 | × | × |
| ETF | ○ | × |
DMM FXで代用FXをやる最大のメリットはスワップポイントの高さです。高金利通貨のスワップポイントは業界トップクラスで、代用FXでスワップ収入を狙う場合に特に有利です。
| 通貨ペア | 三菱UFJ eスマート証券 | DMM FX | SBI証券 |
|---|---|---|---|
| メキシコペソ/円 | 13円 | 14円 | 14円 |
| 南アフリカランド/円 | 12.21円 | 13円 | 13円 |
| トルコリラ/円 | 24.18円 | 25円 | 24円 |
※DMM FXのトルコリラ/円は2025年9月より取り扱い開始。スワップポイントは日々変動しますので最新値は各社公式サイトでご確認ください。
スワップ狙いの代用FXであれば、DMM FX一択と言えます。ただし最低取引単位が1万通貨のため、ある程度の資産規模が必要です。
3. SBI証券(株券担保サービス)

SBI証券にも株券担保サービスがありますが、証拠金の対象となるのは国内の個別株式のみで、投資信託・ETFは対象外です。
| 国内 | 海外 | |
|---|---|---|
| 株式(個別) | ○ | × |
| 投資信託 | × | × |
| ETF | × | × |
代用有価証券に評価損が出た場合、評価損分を現金で入金しなければならないルールがあります。他の2社にはない制約のため、代用FXを目的とするなら選択肢から外すのが無難です。
どの証券会社を選ぶべきか?

代用有価証券FXを始める場合、目的に応じて選ぶ会社は明確に分かれます。
少額から始めたい・レバナスを担保にしたい方
→ 三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)一択です。1,000通貨からの少額取引が可能で、投資信託(一般型)も対象になるため、レバナスを代用した運用が実現できます。代用FXの入門として最も使いやすい環境です。
スワップポイントで不労所得を狙いたい方
→ DMM FX一択です。メキシコペソ・南アフリカランドのスワップポイントは業界最高水準。株や投信を担保にしながら毎日スワップポイントを受け取る「ほったらかし型」の代用FXに最適です。
まとめると、代用FXの選択肢は実質的に以下の2択です。
- 三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券) → 1,000通貨の少額取引・レバナス代用FX向き
- DMM FX → 高スワップ通貨でのスワップ投資向き
私自身はレバナスを代用した三菱UFJ eスマート証券での代用FXを実践しています。詳しい設定方法や実際の運用結果は別記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

- 代用有価証券FXとは、保有している株・投資信託・ETFを証拠金として差し入れ、現金を追加入金せずにFX取引ができる仕組み
- 証拠金として使える額は評価額の70〜80%(証拠金換算率)。配当・優待を受け取りながらFXの利益も狙える資金効率の高さが魅力
- 対象となるのは基本的に国内の株式・投資信託・ETFのみ。米国株・NISA口座は対象外
- FXで評価損が出ると追加入金または代用証券の売却が必要。ローリスクな運用を基本とすること
- 対応会社は三菱UFJ eスマート証券・DMM FX・SBI証券の3社。実質的な選択肢は三菱UFJ eスマート証券(少額・レバナス向き)とDMM FX(スワップ向き)の2択
- 楽天証券で株を保有している方も移管手数料無料で対応証券会社へ移管可能(楽天証券は現時点では未対応・今後対応予定)
長期保有目的で眠らせている株や投資信託がある方は、ぜひ代用有価証券FXを検討してみてください。資産を売らずに資金効率を高められる、知っている人だけが使える投資手法です。
ほったらかし投資でリスク分散

為替コヤジは投資額5,000万円で下記のようなほったらかし投資を実践しています。
| アセットクラス | 投資先 |
| 先進国株式 | 投資信託(オルカン / S&P500 / FANG+ / レバナス) |
| 金(ゴールド) | 投資信託(SBI・iシェアーズ・ゴールド) |
| FX(自動売買) | トラリピ / 松井証券FX |
| FX(スワップ) | セントラル短資FX / みんなのFXなど |
| 仮想通貨(BTC / ETH / XRP) | BitLending / PBRレンディング |
| 不動産クラファン / ソシャレン | みらファン / TOMOTAQU / TORCHESなど |
| ロボアドバイザー | ROBOPRO |
ほったらかし投資は、投資経験がゼロでも問題ありません。
再現性があるので為替コヤジの設定をそっくりそのまま真似れば、同じように不労所得を得ることができます。
投資に関する注意喚起

投資は運用結果によっては資産が増える、不労所得を得られるなどのメリットがありますが、一方で元本割れなどのリスクが伴います。
特にFXや仮想通貨などは価格が急激に変動することがあり、高い収益を期待できる反面、リスクの高い資産でもあります。
投資に関する注意喚起について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
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