「楽天証券でFXのスワップ投資ってできるの?」
「楽天FXのスワップポイントって、他社と比べて高いの?低いの?」
新NISAで楽天証券を使っている方なら、一度はこんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、楽天FXはスワップポイント単体では業界トップではないものの、「38通貨ペア」「追証なしのレバレッジコース」「楽天経済圏との連携」という独自の強みで、スワップ投資を“長く安全に続ける”ための口座として十分に使えます。
この記事では、FX歴15年・スワップ投資歴も長い私、為替コヤジが、2026年10月時点の最新データをもとに、楽天FXのスワップポイントを他社と正直に比較します。そのうえで、楽天FXならではのメリット・デメリット、おすすめ通貨ペア、利回りシミュレーション、私が実践している運用ルールまで、まるごと解説します。
- 楽天証券(楽天FX)のスワップ投資向けスペック(2026年10月最新)
- 楽天FXのスワップポイントは高いのか?主要FX会社との比較
- 楽天FXをスワップ投資に使う6つのメリットと4つのデメリット
- メキシコペソ・トルコリラ・東欧通貨など、楽天FXで狙える通貨ペア
- メキシコペソ円のレバレッジ別利回り・ロスカットレートのシミュレーション
- 追証なしの「レバレッジコース」を使った為替コヤジ流の運用ルール
- 楽天FXの口座開設の流れとよくある質問
そもそも「スワップ投資って何?」という方は、先にFXスワップ投資とは?仕組みから始め方・おすすめ通貨ペアまで徹底解説を読んでおくと、この記事の内容がグッと理解しやすくなります。
楽天証券(楽天FX)とは?スワップ投資家目線の基本スペック

楽天FXは、ネット証券大手の楽天証券が提供しているFXサービスです。新NISAや投資信託の口座として楽天証券を使っている方は多いと思いますが、実はFXのスペックもかなり充実しています。
ここでは、スワップ投資をするうえで特に重要な「通貨ペア数」「取引単位」「スプレッド」「建玉上限」「レバレッジ」に絞って、楽天FXの基本スペックを確認していきます。
楽天FXの基本スペック一覧
まずは楽天FXの主な取引条件を一覧にまとめました。スワップ投資では長期保有が前提になるため、取引コストだけでなく「どれだけの量を保有できるか(建玉上限)」や「レバレッジの選択肢」も大切なチェックポイントです。
| 項目 | 楽天FXの条件 |
|---|---|
| 取引手数料 | 無料 |
| 取扱通貨ペア数 | 38通貨ペア |
| 最小取引単位 | 1,000通貨 |
| レバレッジ | スタンダード25倍/10倍/5倍/2倍/1倍の5コースから選択 |
| ロスカット水準 | コースにより20〜95%(5%刻みで任意設定) |
| 追加証拠金(追証) | スタンダード25倍コースのみあり(10倍以下のコースはなし) |
| スワップの受払い | 取引日ごと(日次メンテナンス時) |
| 主な注文方法 | 指値・逆指値、IFD、OCO、IFO、トレール、リピート注文など |
| 取引ツール | マーケットスピードFX、楽天FX-WEB、iSPEED FX(スマホアプリ)、楽天MT4 |
※2026年10月時点の楽天証券公式サイトの情報をもとに作成しています。最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。
私がスワップ投資家として特に注目しているのは、レバレッジを1倍〜25倍の5コースから選べて、10倍以下のコースには追証がないという点です。これは後ほど詳しく解説しますが、スワップ投資の最大の敵である「レバレッジのかけすぎ」を仕組みで防げる、他社にはあまりない特徴です。
2026年3月に東欧通貨を追加し、38通貨ペアに拡大
楽天FXは2026年3月30日から、ハンガリーフォリント/円、チェココルナ/円、ポーランドズロチ/円など10通貨ペアの取扱いを開始し、取扱通貨ペアが38通貨ペアに拡充されました。楽天証券はこの38通貨ペアを「業界最多」とアピールしています。
スワップ投資家の間で人気が高まっている「東欧通貨3兄弟」に、大手ネット証券の口座ひとつで投資できるようになったのは大きな変化です。楽天証券の発表によると、フォリント/円は1,000通貨あたり約20円、チェココルナ/円は1,000通貨あたり約300円の証拠金から取引できます(25倍コースの場合)。
楽天FXのスワップポイントは高い?主要FX会社と比較

スワップ投資をするうえで、一番気になるのはやはり「スワップポイントの金額」だと思います。同じ通貨ペアでも、FX会社によって1日にもらえるスワップは意外と違います。
ここでは、主要通貨ペアについて楽天FXのスワップを他社の最高水準と比較してみます。都合の悪いデータも含めて、包み隠さずお見せします。
1日あたりの買いスワップ比較(2026年10月20日時点)
まずは1日あたりの買いスワップポイントです。高金利通貨の代表格であるメキシコペソ/円・南アフリカランド/円・トルコリラ/円と、米ドル/円を比較しました。
| 通貨ペア | 楽天FX | 他社の最高水準 | 単位 |
|---|---|---|---|
| メキシコペソ/円 | 110円 | 152円(トライオートFX) | 10万通貨 |
| 南アフリカランド/円 | 120円 | 151円(セントラル短資FX) | 10万通貨 |
| トルコリラ/円 | 23円 | 26円(GMOクリック証券) | 1万通貨 |
| 米ドル/円 | 113円 | 130円(アイネット証券) | 1万通貨 |
※各社公式サイトの公表値(2026年10月20日時点)をもとに作成。付与日数が複数日の場合は1日あたりに換算しています。
年間スワップ実績で見る楽天FXの実力
1日分のスワップは日々変動するので、1年間ポジションを持ち続けた場合の合計額でも比べてみました。長期保有が前提のスワップ投資では、こちらのほうが実態に近い比較になります。
| 通貨ペア | 楽天FX | 他社の最高水準 | 楽天FXの水準 |
|---|---|---|---|
| メキシコペソ/円(10万通貨) | 48,440円 | 55,625円(GMO外貨) | 約87% |
| 南アフリカランド/円(10万通貨) | 46,150円 | 52,907円(外為どっとコム らくらくFX積立) | 約87% |
| トルコリラ/円(1万通貨) | 9,061円 | 10,192円(セントラル短資FX) | 約89% |
| 米ドル/円(1万通貨) | 51,793円 | 54,617円(セントラル短資FX) | 約95% |
※対象期間は2025年10月〜2026年9月。各社公式サイトの公表値を集計したデータをもとに作成。
結論:スワップ単体では「中位」、ただし差は1〜2割程度
正直にお伝えすると、楽天FXのスワップポイントは、スワップ特化型のFX会社と比べると1〜2割ほど見劣りします。「とにかく1円でも多くスワップが欲しい」という方は、セントラル短資FXやGMOクリック証券、GMO外貨などをメイン口座にするのが合理的です。
ただし、ネット証券大手のFXサービスの中では、米ドル/円やトルコリラ/円は健闘している水準です。また、スワップ投資は「何年続けられるか」で最終的な成果が大きく変わります。次の章で紹介するように、楽天FXには「続けやすさ」を支える独自の強みがあるので、スワップの金額だけで判断するのはもったいないと私は考えています。
トルコリラ/円のスワップは日々変わるので、最新の比較は当サイトの【毎日更新】トルコリラ/円スワップ比較でチェックしてみてください。
それでも楽天FXをスワップ投資に使う6つのメリット

スワップの金額だけを見れば、楽天FXより高いFX会社はあります。それでも私が楽天FXをスワップ投資の選択肢としておすすめできるのは、ほかの口座にはない「長く続けるための仕組み」がそろっているからです。
ここでは、スワップ投資家の目線で、楽天FXの6つのメリットを解説します。
メリット① 追証なしのレバレッジコースで「入れすぎ」を仕組みで防げる
楽天FX最大の特徴が、レバレッジを5つのコースから選べる仕組みです。コースごとに証拠金率と追証の有無、設定できるロスカット水準が決まっています。
| コース | 証拠金率 | 追証 | ロスカット水準 |
|---|---|---|---|
| スタンダード25倍コース | 4% | あり | 50〜95% |
| レバレッジ10倍コース | 10% | なし | 40〜95% |
| レバレッジ5倍コース | 20% | なし | 20〜95% |
| レバレッジ2倍コース | 50% | なし | 20〜95% |
| レバレッジ1倍コース | 100% | なし | 20〜95% |
※口座開設時は「スタンダード25倍コース・ロスカット水準50%」に設定されています。
たとえば「レバレッジ5倍コース」を選ぶと、必要証拠金が取引金額の20%になるため、口座のお金に対して5倍を超えるポジションはそもそも持てません。相場が下がったときに「もうちょっと買い増ししたい」という気持ちに負けて、気づけば高レバレッジになっていた……というスワップ投資あるあるの失敗を、システム側で止めてくれるわけです。
私自身、FXを始めたばかりの頃に高金利通貨でレバレッジをかけすぎて、ロスカットで退場した苦い経験があります。だからこそ、この「自分の意思に頼らないレバレッジ管理」は、特に初心者の方にとって非常に価値のある機能だと感じています。
メリット② 38通貨ペア対応で東欧通貨にも分散できる
楽天FXでは、メキシコペソ/円・トルコリラ/円・南アフリカランド/円といった定番の高金利通貨に加えて、2026年3月からハンガリーフォリント/円・チェココルナ/円・ポーランドズロチ/円の東欧通貨も取引できるようになりました。
東欧通貨はEU加盟国の通貨であり、トルコリラなどに比べると政治・経済の安定感があります。とくにチェコは日本より高い信用格付けを取得しているため、「金利はほどほどでも、安心して長く持てる通貨」として注目されています。ひとつの口座で新興国通貨と東欧通貨に分散できるのは、楽天FXの大きな魅力です。
メリット③ 1,000通貨から少額で始められる
楽天FXの最小取引単位は1,000通貨です。たとえばメキシコペソ/円を1ペソ=9円で1,000通貨買う場合、取引金額は9,000円なので、レバレッジ1倍でも1万円以内でスタートできます。
スワップ投資は、いきなり大金を入れるよりも、少額で「毎日スワップが入ってくる感覚」と「為替の値動き」を体感してから増やしていくのが鉄則です。少額から始められる楽天FXは、スワップ投資デビューにぴったりの口座といえます。
メリット④ 高金利通貨のスプレッドが狭く、建玉上限も大きい
スワップ投資は長期保有が前提なので、売買コスト(スプレッド)の影響は短期売買ほど大きくありません。それでも、積立のように何度も買い増す場合は、スプレッドが狭いに越したことはありません。
| 通貨ペア | スプレッド(〜200万通貨) | 建玉上限 |
|---|---|---|
| メキシコペソ/円 | 0.2銭 | 1億通貨 |
| トルコリラ/円 | 1.2銭 | 1億通貨 |
| 南アフリカランド/円 | 0.8銭 | 1億通貨 |
| ハンガリーフォリント/円 | 0.6銭 | 1億通貨 |
| チェココルナ/円 | 0.2銭 | 3,000万通貨 |
| ポーランドズロチ/円 | 2.8銭 | 3,000万通貨 |
※広告掲載日2026年10月19日時点の楽天FX公式サイトより。スプレッドは原則固定(例外あり)で、早朝や指標発表時などは広がる場合があります。
特にメキシコペソ/円の0.2銭は業界でもトップクラスの狭さです。また、主要な高金利通貨の建玉上限が1億通貨と大きいので、資金が増えてポジションを積み上げていっても、上限に引っかかる心配はほとんどありません。
メリット⑤ 楽天銀行・楽天ポイントと連携できる
楽天銀行と楽天証券を連携する「マネーブリッジ」を設定しておけば、FX口座への資金移動がスムーズになります。また、楽天銀行の「ハッピープログラム」では、楽天FXの取引量に応じて楽天ポイントが貯まります(10万通貨ごとに1ポイント。楽天MT4は対象外)。
スワップ投資は取引回数が少ないため、ポイントで大きく稼げるわけではありません。ただ、普段使っている楽天経済圏の中でFXまで完結できるのは、管理の手間を減らすうえで地味にありがたいポイントです。
メリット⑥ 新NISAと同じ楽天証券で資産を一元管理できる
私は「ほったらかし投資」を基本方針にしていますが、口座がバラバラだと資産状況を把握するだけでひと苦労です。楽天証券でNISAを運用している方なら、FXも同じ会社で管理できるので、資産全体の見通しがとても良くなります。
新NISAのインデックス投資を「守りのコア資産」、FXスワップ投資を「キャッシュフローを生むサテライト資産」として組み合わせる考え方は、ほったらかし投資ポートフォリオ完全ガイドで詳しく解説しています。また、楽天FXには新機能として「リピート注文」も登場しているので、スワップを受け取りながら値幅も取りにいく半自動売買的な使い方もできます。
NISAの基本から知りたい方は、投資信託(新NISA)の詳細記事もあわせてご覧ください。
楽天FXでスワップ投資をする前に知っておきたいデメリット・注意点

ここまで楽天FXの魅力をお伝えしてきましたが、どんな口座にも弱点はあります。始めてから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、スワップ投資家目線で気をつけたいポイントを4つ解説します。
デメリットを理解したうえで使えば、楽天FXはむしろ扱いやすい口座になります。
デメリット① スワップポイントは業界最高水準ではない
先ほどの比較のとおり、楽天FXのスワップはスワップ特化型の口座に比べて1〜2割ほど少なめです。たとえばメキシコペソ/円を100万通貨保有した場合、年間スワップは数万円単位で差がつく可能性があります。
大きな金額でスワップ投資をするなら、スワップ重視の口座と楽天FXを「使い分ける」のがおすすめです。スワップの高い口座の選び方は、LIGHT FXのスワップ投資解説やトライオートFXのスワップ投資解説も参考にしてみてください。
デメリット② スワップ振替がなく、スワップは毎日受払いされる
楽天FXのスワップポイントは、取引日ごとに受払いが行われ、発生日の翌営業日に口座で受渡しされます。決済しなくてもスワップが口座に反映されるので、そのまま次の証拠金に回せる便利さがある一方で、「スワップを貯めておいて、受け取るタイミングを自分で選ぶ」という使い方はできません。
みんなのFXやセントラル短資FXなどの「スワップ振替(受取)」機能がある口座では、振替前のスワップは課税対象にならないため、利益確定のタイミングをある程度コントロールできます。楽天FXのように日々受払いされる口座では、受け取ったスワップがその年の利益として扱われる点を覚えておきましょう。税金の扱いは個別の状況によって異なるので、不安な方は税務署や税理士に確認することをおすすめします。
デメリット③ スタンダード25倍コースは追証が発生する
口座開設時の初期設定である「スタンダード25倍コース」では、取引日終了時点の証拠金維持率が100%を下回ると追加証拠金(追証)が発生し、期限までに解消しないと全建玉が強制決済されます。
スワップ投資で長期保有するなら、口座開設後に「レバレッジ10倍コース」以下へ変更しておくのが安心です。なお、コースの引き下げ(倍率を低くする変更)は、建玉と注文がない状態でしかできないので、最初のポジションを建てる前に設定しておきましょう。
デメリット④ 政策金利の変化でスワップは減ることがある
スワップポイントは2国間の金利差から生まれるため、中央銀行が利下げをすればスワップも減ります。2026年10月時点では、トルコ中央銀行が10月22日に政策金利を37%から36%へ引き下げ、メキシコ中央銀行は政策金利を6.50%で据え置いています。
「今のスワップがずっと続く」と考えるのではなく、政策金利の動向を定期的にチェックし、金利差が縮んできたら保有量を見直す柔軟さが大切です。
楽天FXで狙えるスワップ投資向けの通貨ペア

楽天FXは38通貨ペアに対応していますが、スワップ投資で現実的に候補になるのは、ある程度の金利差があって流動性もある通貨ペアです。
ここでは、私が楽天FXでスワップ投資をするなら候補にする通貨ペアを、リスクの低い順に紹介します。
メキシコペソ/円|初心者の本命
メキシコペソ/円は、スワップ投資の入門として最もバランスの良い通貨ペアです。メキシコの政策金利は2026年9月時点で6.50%と、日本との金利差がしっかりあります。楽天FXのスプレッドは0.2銭と業界トップクラスの狭さで、積立で少しずつ買い増すスタイルとも相性が抜群です。
メキシコペソ/円の詳しい利回りやロスカットレートの計算は、メキシコペソ/円スワップ投資は儲かる?金利6.5%の利回りシミュレーションとFX会社比較で解説しています。
トルコリラ/円|超高金利だが上級者向け
トルコリラ/円は政策金利36%(2026年10月時点)という超高金利通貨で、1万通貨あたりのスワップはほかの通貨ペアを圧倒します。楽天FXでは2025年7月にスプレッドの縮小やスワップの増額などトルコリラ/円の取引条件が大幅に改善されており、トルコリラ派の方にも選択肢になりました。
ただし、トルコリラは長期的に対円で下落傾向が続いてきた通貨です。スワップ収益を為替差損が上回るリスクが高いので、資金のごく一部で低レバレッジに抑えるのが鉄則です。詳しくはトルコリラ円スワップ投資術をご覧ください。
南アフリカランド/円|メキシコペソの次の一手
南アフリカランド/円は、メキシコペソ/円と並ぶ定番の高金利通貨です。楽天FXの1日あたりのスワップは10万通貨あたり120円(2026年10月20日時点)と、メキシコペソ/円より高い水準です。
一方で、資源価格や南アフリカの政治情勢の影響を受けやすく、値動きはメキシコペソよりやや荒めです。メキシコペソでスワップ投資に慣れてから、分散先として加えるのがおすすめです。
東欧通貨(フォリント・コルナ・ズロチ)|安定志向の分散先
2026年3月に楽天FXで取扱いが始まった東欧通貨は、「高金利通貨だけど、トルコリラほどの不安はない」というポジションの通貨です。楽天証券の発表によると、ハンガリーフォリントの政策金利は2026年3月時点で6.25%と、メキシコペソや南アフリカランドに近い水準にあります。
- ハンガリーフォリント/円:レートが1円未満のため証拠金が非常に小さく、少額から始めやすい通貨です。詳しくはハンガリーフォリント/円スワップ投資完全ガイドをご覧ください。
- チェココルナ/円:格付けが日本より高く、金利はやや低めでも安心して長く持てる通貨です。楽天FXではスプレッド0.2銭と狭いのも魅力です。
- ポーランドズロチ/円:ユーロとの連動性が高い通貨です。スプレッドは2.8銭とやや広めなので、売買回数は少なめにするのが無難です。ズロチを使った戦略はユーロズロチ(EUR/PLN)スワップ投資のやり方も参考になります。
なお、楽天FXでは2026年8月に、ランド/円・トルコリラ/円・メキシコペソ/円・チェココルナ/円・ズロチ/円の受取スワップを10%上乗せするキャンペーンを実施していました。こうしたスワップ増額キャンペーンは不定期に行われることがあるので、口座開設時には最新のキャンペーン情報もチェックしておきましょう。
楽天FXでメキシコペソ/円スワップ投資をした場合のシミュレーション

「実際のところ、いくら入れたら、いくらもらえるの?」という疑問に、具体的な数字でお答えします。ここでは楽天FXでメキシコペソ/円を10万通貨保有した場合を想定して、レバレッジ別の利回りとロスカットレートを計算しました。
前提条件は、メキシコペソ/円のレート9円、楽天FXのスワップ110円/日(10万通貨・2026年10月20日時点)、スタンダード25倍コース・ロスカット水準50%です。年間スワップは110円×365日=40,150円で計算しています。
| 実質レバレッジ | 口座に入れる資金 | 年間スワップ | スワップ利回り | ロスカットレート目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1倍 | 90万円 | 約40,150円 | 約4.5% | 実質なし |
| 2倍 | 45万円 | 約40,150円 | 約8.9% | 約4.59円 |
| 3倍 | 30万円 | 約40,150円 | 約13.4% | 約6.12円 |
| 5倍 | 18万円 | 約40,150円 | 約22.3% | 約7.35円 |
※為替レートやスワップが一定と仮定した試算です。実際のスワップは日々変動し、為替変動による評価損益も発生します。ロスカットレートは必要証拠金がレートに連動して変化することを考慮して概算しています。
表を見ると、レバレッジを上げるほど利回りは魅力的になりますが、ロスカットレートも現在値に近づいていきます。レバレッジ5倍だと、メキシコペソ/円が9円から約18%下落しただけでロスカットされてしまう計算です。
私のおすすめは、実質レバレッジ2〜3倍、利回りにして年9〜13%程度を狙う運用です。これなら、過去の急落局面のような大きな下落にもある程度耐えながら、銀行預金とは比べものにならないキャッシュフローを得られます。私自身のスワップ投資の実際の成績は、FXスワップポイント投資って儲かるの?6年運用したリアルな利回りで公開しています。
為替コヤジ流|楽天FXでスワップ投資を成功させる4つの運用ルール

スワップ投資は「何を買うか」より「どう持ち続けるか」で結果が決まります。ここでは、私が楽天FXでスワップ投資をするなら必ず守るルールを4つ紹介します。
どれも難しいことではありませんが、守れるかどうかで数年後の成績に大きな差がつきます。
ルール① レバレッジコースは「5倍」以下に変更してから取引する
口座開設直後はスタンダード25倍コースになっているので、最初のポジションを建てる前に「レバレッジ5倍コース」か「レバレッジ2倍コース」へ変更します。これだけで追証がなくなり、5倍(または2倍)を超えるポジションを物理的に持てなくなります。
そのうえで、実際の運用は入金額を多めにして実質レバレッジ2〜3倍に抑えます。「コースで上限を決め、入金額で実際のレバレッジを調整する」という二段構えが、楽天FXならではの安全運用術です。
ルール② ロスカット水準はコースで選べる最低値に近づける
レバレッジ5倍・2倍・1倍コースでは、ロスカット水準を20%まで下げられます。ロスカット水準を低くするほど、強制決済されるまでの余裕が増えます。
ただし、ロスカット水準を下げると、ロスカットされたときの損失は大きくなります。「ロスカットされないための設定」と同時に、「最悪の場合いくら失うか」を必ず把握しておきましょう。
ルール③ 通貨ペアごとに口座を分ける
ひとつの口座で複数の通貨ペアを持っていると、ある通貨が暴落したときに、関係のない通貨のポジションまでまとめてロスカットされてしまいます。これを「連鎖ロスカット」と呼びます。
楽天FXで東欧通貨やメキシコペソを持ち、トルコリラは別のFX会社で持つ、というように口座を分けておくと被害を限定できます。FX口座は無料で複数開設できるので、ぜひ活用してください。
ルール④ 一括ではなく、毎月コツコツ買い増す
スワップ投資で一番やってはいけないのが、「いい通貨を見つけたから全額一気に買う」ことです。高値づかみをすると、その後の下落で精神的に追い込まれてしまいます。
私は毎月決まった日に一定額ずつ買い増す、ドルコスト平均法的なやり方をおすすめしています。楽天FXは1,000通貨単位で取引できるので、少額ずつの積立とも相性が良いです。詳しいコツはFXスワップ投資とは?の「失敗しない5つのコツ」でも解説しています。
楽天FXの口座開設の流れ

楽天FXの口座開設はスマホだけで完結し、申し込み自体は最短5分ほどで終わります。すでに楽天証券の総合口座を持っている方は、ログイン後にFX口座を追加で申し込むだけなので、さらに簡単です。
ここでは、これから楽天証券を使い始める方と、すでに口座を持っている方に分けて流れを紹介します。
楽天証券の口座をまだ持っていない方
- 下のボタンから楽天証券の公式サイトにアクセスします。
- 楽天会員情報を使って申し込みフォームに入力します(楽天会員でない方も申込可能です)。
- 総合口座開設時に「楽天FX口座」もあわせて申し込むか、FXだけを始めたい方は「FX専用口座」を選びます。
- スマホで本人確認書類を提出します。
- 審査完了後、ログイン情報が届いたら初期設定をして取引開始です。FX専用口座なら最短2営業日で取引をスタートできます。
すでに楽天証券の総合口座を持っている方
- 楽天証券にログインします。
- 「マイメニュー」→「お客様情報の設定・変更」→「申込が必要なお取引(信用、先物・オプション、FXなど)」へ進みます。
- 楽天FX口座を申し込み、開設完了を待ちます。
口座開設が終わったら、最初の取引をする前にレバレッジコースを変更しておくことを忘れないでください。楽天FXのログインID・パスワードは総合口座と共通なので、楽天FX-WEBやスマホアプリ「iSPEED FX」からすぐに取引できます。
楽天FXのスワップ投資はこんな人におすすめ

ここまでの内容を踏まえて、楽天FXでのスワップ投資が向いている人・向いていない人を整理しました。自分がどちらに当てはまるか、口座選びの参考にしてください。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 新NISAなどで楽天証券をすでに使っている人 | とにかく業界最高水準のスワップだけを求める人 |
| レバレッジのかけすぎが不安な初心者 | スワップ振替で課税タイミングを調整したい人 |
| 東欧通貨を含めて複数通貨に分散したい人 | 数千万円規模でスワップを最大化したい人 |
| 楽天銀行・楽天ポイントをよく使う人 | 楽天のサービスを一切使っていない人 |
特に、「楽天証券でNISAはやっているけど、FXは怖くて手が出せなかった」という方には、追証なしのレバレッジコースがある楽天FXが最初の一歩として最適だと私は考えています。
楽天FXのスワップ投資に関するよくある質問

最後に、楽天FXでスワップ投資を始める方からよくいただく質問にお答えします。気になる項目をチェックしてみてください。
楽天FXのスワップポイントはいつ付与されますか?
各営業日の終了時(メンテナンスに入る時間)にポジションを保有していると、メンテナンス終了後にスワップポイントが付与されます。純資産には毎営業日反映され、口座での受渡しは発生日の翌営業日です。週末や祝日をまたぐ日はまとめて数日分が付与されるため、付与日数は公式サイトの「スワップカレンダー」で確認できます。
楽天FXでポジションを決済せずにスワップだけ出金できますか?
楽天FXではスワップポイントが取引日ごとに受払いされる方式のため、ポジションを決済しなくてもスワップが口座残高に反映されます。出金可能額の範囲内であれば引き出しも可能です。ただし、証拠金維持率が下がりすぎないよう、出金は余裕を持って行いましょう。
楽天FXのスワップポイントは売りと買いで同じですか?
スワップは通貨ペアごと・売買ごとに設定されており、売りと買いで金額が異なる場合があります。高金利通貨を売るとスワップを支払うことになるので、最新の数値は楽天FXの「スプレッドとスワップポイント」ページで必ず確認してください。
楽天MT4でもスワップ投資はできますか?
楽天FX口座を開設すると、楽天MT4口座も申し込めます。楽天MT4でも高金利通貨のスワップ投資は可能ですが、取扱通貨ペアやスワップは楽天FXと異なり、楽天銀行ハッピープログラムのポイント付与の対象外です。ほったらかしのスワップ投資なら、まずは楽天FXで十分です。
スワップ投資は少額でも意味がありますか?
はい、意味があります。最初の数か月は金額よりも「スワップが毎日入ってくる感覚」と「為替変動による評価損益の揺れ」に慣れることが大切です。楽天FXなら1,000通貨から始められるので、少額でスワップ投資の経験値を積んでから、徐々に金額を増やしていきましょう。FXそのものが初めての方は、FXとは?仕組み・始め方・メリット・デメリットを初心者向けに徹底解説もあわせてご覧ください。
まとめ|楽天FXは「続けられるスワップ投資」の土台になる口座

楽天証券(楽天FX)のスワップ投資について、2026年10月時点の最新データをもとに解説してきました。最後にポイントを振り返ります。
- 楽天FXのスワップはスワップ特化型の口座より1〜2割ほど低いが、大手ネット証券としては健闘している水準です。
- 2026年3月から東欧通貨を含む38通貨ペアに対応し、1つの口座で幅広く分散できます。
- 追証なしのレバレッジコース(10倍・5倍・2倍・1倍)で、レバレッジのかけすぎを仕組みで防げます。
- メキシコペソ/円はスプレッド0.2銭、主要な高金利通貨の建玉上限は1億通貨と、長期保有にも向いています。
- スワップ振替がない点や、政策金利の変化でスワップが減る点には注意が必要です。
スワップ投資で一番大切なのは、「高いスワップをもらうこと」以上に「ロスカットされずに何年も持ち続けること」です。その意味で、レバレッジ管理を仕組み化できる楽天FXは、初心者が最初に選ぶスワップ投資口座として非常に優秀だと私は考えています。
すでに楽天証券でNISAをやっている方なら、FX口座を追加するだけですぐに始められます。まずは1,000通貨の少額から、毎日スワップが積み上がっていく楽しさを体験してみてください。スワップ投資を含めた私のほったらかし投資の全体像は、ほったらかし投資おすすめ9選で紹介しています。

