為替コヤジはトラリピを約1,700万円で運用しています。しかし、これからトラリピを始めるあなたは、そんな大金をいきなり投入することはできませんよね?
そこで、これからトラリピを始める場合、運用資金はいくら準備すればいいのかを解説します。

- アラフィフの会社員
- 投資歴11年、運用資産3,000万円
- 2021年実績:+290万円、2022年実績:含み損2,000万円超
- トラリピやマイメイト、投信積立、仮想通貨積立などのほったらかし投資メイン
本記事の内容
- ロスカットされる確率がぐっと減る運用資金額
- トラリピ公式が推奨する運用資金の計算方法
- 為替コヤジのトラリピ設定
本記事を読み終えるとトラリピを始めるにあたって運用資金をいくら準備すればいいのかが分かります。
トラリピについてはこちらの記事をご覧ください。
トラリピは自己資金10万円から運用可能
トラリピは複数の注文を大量に発注するので、少額資金では無理と諦めてしまう方がいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
トラリピは1,000通貨単位から始めることができます。
レバレッジ10倍で1,000通貨なら、米ドル/円は約1万2,000円、豪ドル/円は約9,000円で始めることができます。
例えば10万円の自己資金でレバレッジ10倍、つまり投資総額100万円のトラリピの運用を想定してみましょう。
この場合、米ドル/円なら約8,000通貨(約96万円)、つまり1,000通貨で8本発注することができます。
同様に豪ドル/円なら約11本(約1万1,000通貨)発注することができます。
1,000通貨単位のトラリピを並べれば、10万円の自己資金でも10本程度のトラリピを発注できるわけです。
ただし、資金量が少ないとトラップの値幅が広くなるか、逆に値幅を狭くするとカバーできるレンジが狭まり、新規→決済を繰り返すトラリピの長所が生かせなくなってしまいます。
30万円が自動ロスカットの分岐点
マネースクエアが集計した、2010年5月7日のギリシャ・ショック時の「投資金額別の自動ロスカット執行の割合(1万通貨単位の場合)」によると、自己資金が300万円以上ある投資家の自動ロスカットの執行比率は数%程度でした。
これに対し300万円未満になると一気に自動ロスカットが執行される割合が20%程度にまで上昇します。
つまり、トラリピを1,000通貨で運用する場合、運用資金が30万円あればロスカットされる確率がぐっと低くなるということになります。
トラリピ公式推奨の計算式
マネースクエアでは、トラリピをはじめる資金の目安として次の計算式を推奨しています。
たとえば豪ドル/円が87円だった場合は以下のようになります。
87円 × 1,000 × 21 ÷ 3 = 609,000円
豪ドル/円でトラリピを仕掛ける資金の目安は約60万円という計算結果となりました。
それぞれの計算式の意味を解説します。
「×1,000」について
これは、リピートイフダンを1本あたり1,000通貨で仕掛けることを示しています。
「×21」について
これは、1,000通貨のリピートイフダンを合計で21本仕掛けることを示しています。
「50銭下がったら買って、上がったら50銭の利益をねらう」というイメージのすき間のないトラリピを実現すべく、10円幅に21本という設定を基本としています。
「÷3」について
これは、レバレッジを3倍程度に抑えることを示しています。
為替コヤジのトラリピ設定
為替コヤジはトラリピで月に10~20万円稼いでいます。これだけ稼ぐのに必要な運用資金は約1,700万円です。
為替コヤジは以下のように11通貨ペアでトラリピを運用しています。
通貨ペアのリンクをクリックすると通貨ペアごとに詳細な設定内容と少ない資金での設定内容を見ることができます。
通貨ペア | 売買 | 数量 | レンジ | 間隔 | 利益金額 |
米ドル/カナダドル | 買 | 1,000 | 1.2010~1.3000 | 0.001 加ドル | 8 加ドル |
売 | 1,000 | 1.3010~1.4000 | 0.001 加ドル | 8 加ドル | |
豪ドル/円 | 買 | 1,000 | 60.10~80.00 | 0.1円 | 1,000円 |
NZドル/米ドル | 買 | 1,000 | 0.5010~0.6500 | 0.001 米ドル | 8 米ドル |
売 | 1,000 | 0.6510~0.8000 | 0.001 米ドル | 8 米ドル | |
カナダドル/円 | 買 | 1,000 | 70.10~95.00 | 0.1円 | 1,000円 |
豪ドル/NZドル | 買 | 1,000 | 1.0010~1.0700 | 0.0005 NZドル | 8 NZドル |
売 | 1,000 | 1.0710~1.1300 | 0.0005 NZドル | 8 NZドル | |
ユーロ/英ポンド | 買 | 1,000 | 0.7510~0.8500 | 0.001 英ポンド | 8 英ポンド |
売 | 1,000 | 0.8510~0.9500 | 0.001 英ポンド | 8 英ポンド |
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まとめ
1,000通貨単位で余裕のあるトラリピを始めるには、30万円程度の資金はあったほうがいいでしょう。
10万円でも可能ですが、トラリピのメリットを生かすことができません。
トラリピはできるだけ狭い値幅で広範囲にトラップを仕掛けるのが理想的な運用方法なので最初は30万円で運用を開始し、様子を見ながら資金を追加し、徐々に本数とレンジ幅を増やしていきましょう。
ほったらかし投資でリスク分散
為替コヤジは下記のようなほったらかし投資を実践しています。
サービス | 概要 |
トラリピ | 広範囲に注文を仕掛けて長期運用で利益を上げるリピート注文。複数通貨ペアを運用することでリスク分散を図る トライオートFXでも可 |
松井証券FX自動売買 | トラリピにない通貨ペアで運用。少額&ローリスク運用 |
トライオートETF | ビルダーでナスダック100トリプルの買いトラリピを仕掛け、売買益を狙う |
つみたてNISA | 楽天証券で楽天・全米株式株式インデックス・ファンド(楽天VTI)を毎月積み立てる。 |
レバナス積立 | auカブコム証券でレバナス(iFreeレバレッジNASDAQ100)を積立。自動売買の利益を投入 |
暗号資産積立 | GMOコインの自動積立でビットコイン、イーサリアム、リップルを毎月1万円ずつ積み立ててガチホ |
BTCトラリピ | ビットコインの手動トラリピで決済益を狙う。決済益は暗号資産積立に投入 |
ユーロ/ズロチ手動トラリピ | IG証券のユーロ/ズロチ売りでスワップと決済益を狙う |
レバナス代用FX | 積み立てているレバナスを証拠金としてメキシコペソ/円の手動トラリピ&スワップを狙う |
レバナスと仮想通貨を増やすことを目的としています。
トラリピ、松井証券FX自動売買、トライオートETF、代用FXで得た利益はレバナス購入資金に充て、BTCトラリピで得た利益は仮想通貨積立資金に充てます。
- トラリピ、松井証券FX自動売買、トライオートETF、代用FXで得た利益 ⇒ レバナス購入資金
- BTCトラリピで得た利益 ⇒ 仮想通貨積立資金

ユーロ/ズロチは資金が少ないので当面の間は再投資します。
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