「新NISAを始めたいけれど、口座開設や積立設定が難しそう」「楽天証券がいいと聞くけれど、何から手をつければいいかわからない」と迷っていませんか?
私・為替コヤジは、2019年11月に楽天証券でつみたてNISAを始めて以来、ずっと楽天証券をメインの証券口座にしています。旧NISAから積み立ててきた楽天VTIは、評価額が投資額の2倍以上に育ちました。今は新NISAで全世界株式とS&P500を積み立てています。
楽天証券で新NISAを始める手順は、思っているよりずっと簡単です。スマホがあれば口座開設の申込は最短5分ほどで終わり、一度積立を設定すれば、あとはほったらかしで資産づくりが続きます。しかも、楽天カードで積み立てれば楽天ポイントも貯まります。
この記事では、楽天証券で新NISAを始める手順を、口座開設から積立設定までひとつずつ解説します。私の実際の積立設定も公開するので、設定の参考にしてください。
- 為替コヤジが楽天証券を使い続けている理由
- 楽天証券の口座開設の流れと、事前に準備するもの
- 他の金融機関から楽天証券にNISA口座を変更する方法
- 新NISAの積立設定のやり方(銘柄・金額・引落方法)
- クレカ積立と楽天ペイ残高で楽天ポイントを貯める方法
- 為替コヤジの実際の積立設定
私が楽天証券で新NISAを続けている理由

新NISAを始めるなら、楽天証券かSBI証券のどちらかを選べば、まず失敗はありません。どちらも取扱商品が多く、手数料も低い水準です。そのうえで私が楽天証券を使い続けているのは、楽天経済圏と組み合わせると、積立がそのままポイント集めになるからです。理由を3つ紹介します。
楽天カードで積み立てるとポイントが貯まる
楽天証券では、楽天カードで投資信託を積み立てる「クレカ積立」ができます。積立額に応じて楽天ポイントがもらえるので、普通に積み立てるだけでポイントが貯まっていきます。新NISAのつみたて投資枠と相性がよく、毎月の積立額をすべてクレカ積立にすることもできます。
貯まった楽天ポイントで投資信託が買える
楽天市場などで貯まった楽天ポイントは、1ポイント=1円として投資信託の購入に使えます。買い物で貯まったポイントを投資に回せば、現金を使わずに投資額を増やせます。ポイントで買った投資信託も、値上がりすれば利益になります。
ポイント投資のくわしい仕組みは、次の記事で解説しています。

NISA口座数が多く、アプリも使いやすい
楽天証券は、NISA口座数No.1、総合口座数は1,500万口座を超えています(楽天証券調べ、2025年12月末時点)。利用者が多いので、操作方法で迷ったときもネット上で情報を見つけやすいのが安心です。
楽天証券では、投資信託のほかに国内株式や米国株式、FXなども同じ口座で取引できます。投資の幅を広げたくなったときも、口座を増やさずに済むのは便利な点です。
楽天証券で新NISAを始める全体の流れ

楽天証券で新NISAを始めるまでの流れは、大きく4つのステップに分かれます。総合口座とNISA口座は同時に申し込めるので、別々に手続きする必要はありません。
| ステップ | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 1. 口座開設の申込 | 総合口座とNISA口座を同時に申し込み、本人確認書類を提出する | 申込は最短5分ほど |
| 2. 初期設定 | ログインIDを受け取り、暗証番号などを登録する | 5分ほど |
| 3. 入金・決済方法の準備 | 楽天カードや楽天銀行など、積立のお金の払い方を決める | - |
| 4. 積立設定 | 銘柄・金額・引落方法を決めて積立を設定する | 10分ほど |
NISA口座は、楽天証券の審査とは別に税務署の審査があります。税務署の審査には通常1〜2週間ほどかかりますが、待っている間に積立の準備を進めておけます。
ステップ1:楽天証券の口座開設を申し込む

まずは、楽天証券の総合口座とNISA口座を申し込みます。スマホで本人確認書類を撮影する方法なら、郵送の手続きがなく、早く口座を開設できます。
口座開設の前に準備するもの
口座開設をスムーズに進めるために、次のものを手元に用意しておきましょう。
| 準備するもの | 内容 |
|---|---|
| メールアドレス | 申込やログインIDの受け取りに使います |
| 本人確認書類 | マイナンバーカードがいちばんスムーズです。運転免許証でも申し込めます |
| マイナンバーが確認できるもの | 運転免許証で申し込む場合は、初期設定でマイナンバーの登録が必要です |
| スマートフォン | 本人確認書類と顔写真の撮影に使います |
本人確認の方法と、口座開設までの日数
本人確認の方法によって、口座開設が完了するまでの日数が変わります。早く始めたいなら、スマホで本人確認書類を撮影する方法がおすすめです。
| 本人確認の方法 | 使える書類 | 開設完了までの目安 |
|---|---|---|
| スマホ撮影で本人確認 | マイナンバーカード、運転免許証 | 最短翌営業日 |
| アプリでマイナンバーカードを読み取り | マイナンバーカード | 最短翌営業日 |
| 書類をアップロード | マイナンバーカード、運転免許証、住民票の写しなど | 約5営業日 |
※楽天証券の公式サイトの案内による目安です。
アプリでマイナンバーカードを読み取る方法では、マイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号(6〜16桁の英数字)が必要です。忘れてしまっている場合は、スマホ撮影の方法を選ぶとスムーズです。
申込の手順
申込は、楽天証券の公式サイトから進めます。手順は次のとおりです。
- 楽天証券の公式サイトで「口座開設」を選び、メールアドレスを登録する
- 届いたメールのリンクから、本人確認書類の種類と提出方法を選ぶ
- スマホで本人確認書類と顔写真を撮影する
- 氏名・住所・生年月日などのお客様情報を入力する
- 「NISA口座」を同時に申し込む項目で、開設を選ぶ
- 入力内容を確認して申込を完了する
楽天銀行と楽天証券を連携させる「マネーブリッジ」を使う予定があれば、楽天銀行の口座もあわせて開設しておくと、あとの手間が省けます。
ステップ2:初期設定をする

楽天証券の審査が終わると、ログインIDがメールまたは郵送で届きます。ログインしたら、取引を始めるための初期設定をしましょう。初期設定は5分ほどで終わります。
- ログインパスワードの変更
- 取引暗証番号の登録
- 勤務先や投資経験などの情報の登録
- マイナンバーの登録(運転免許証などで申し込んだ場合)
ログインIDはあとから変更できないので、大切に保管してください。なお、初期設定はスマホアプリ(iSPEEDやiGrow)からはできないので、ブラウザでログインして行います。
あわせて、ログイン時の追加認証など、セキュリティの設定もしておきましょう。証券口座を狙ったフィッシング詐欺もあるので、不審なメールやSMSのリンクからはログインしないようにしてください。
他の金融機関から楽天証券にNISA口座を変更する方法

すでに銀行や他の証券会社でNISA口座を持っている方も、楽天証券にNISA口座を変更できます。NISA口座は1人1口座だけなので、変更前の金融機関での手続きが必要です。
変更の手順
- 変更前の金融機関で、NISA口座の金融機関変更を申し込む
- 変更前の金融機関から「勘定廃止通知書」を受け取る
- 楽天証券で、勘定廃止通知書を添えてNISA口座の開設を申し込む
- 税務署の審査が終わると、楽天証券のNISA口座で取引できるようになる
変更するときの注意点
金融機関の変更には、次の決まりがあります。その年にすでに今のNISA口座で投資信託などを買っている場合は、その年のうちは変更できません。
- 変更できるのは年に1回まで
- その年にまだ買付をしていなければ、9月末までの手続きでその年から変更できる
- 10月以降に手続きした場合は、翌年分から変更になる
- 変更前のNISA口座で持っている投資信託は、楽天証券に移せない(そのまま非課税で持ち続けられる)
手続きの期限や必要書類は金融機関によって細かく違うので、変更前の金融機関にも確認してください。
ステップ3:積立の決済方法を決める

積立設定の前に、毎月の積立のお金をどう払うかを決めておきましょう。楽天証券では、次の4つの方法から選べます。ポイントを最も効率よく貯めるなら、クレカ積立と楽天ペイ残高の組み合わせが基本です。
| 決済方法 | 月の上限 | ポイント還元 | 積立日 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード(クレカ積立) | 10万円 | 0.5〜2%(カードの種類による) | 初めて利用した時期で決まる |
| 楽天ペイ残高(楽天キャッシュ) | 5万円 | 0.5% | 毎月1〜28日から選べる |
| 楽天銀行(マネーブリッジ) | 上限なし(NISAの枠の範囲内) | なし | 毎日・毎月などから選べる |
| 証券口座(預り金) | 上限なし(NISAの枠の範囲内) | なし | 毎日・毎月などから選べる |
※楽天証券の公式サイトの案内によります。ポイント還元の条件は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
楽天カードのクレカ積立:月10万円まで
クレカ積立は、楽天カードで毎月最大10万円まで積み立てられます。つみたて投資枠の上限は月10万円(年120万円)なので、つみたて投資枠の全額をクレカ積立にできます。
もらえるポイントは、楽天カードの種類と、買う投資信託のコスト(代行手数料)で決まります。オルカンやS&P500のような低コストのインデックスファンドは代行手数料が年0.4%未満なので、次の還元率になります。
| カードの種類 | 還元率(代行手数料0.4%未満のファンド) | 毎月10万円積み立てた場合の年間ポイント |
|---|---|---|
| 楽天カード | 0.5% | 6,000ポイント |
| 楽天ゴールドカード | 0.75% | 9,000ポイント |
| 楽天プレミアムカード | 1% | 12,000ポイント |
| 楽天ブラックカード | 2% | 24,000ポイント |
※代行手数料が年0.4%以上のファンドは、楽天カード・ゴールドカードも還元率1%です。楽天ブラックカードは、2027年1月の積立分から、前年のショッピング利用額によって還元率が2%または3.2%になります。
クレカ積立の積立日は自分で選べず、初めてクレカ積立を利用した時期で決まります。これから始める方は毎月12日です。毎月12日までに設定した内容が、翌月の積立に反映されます。
楽天ペイ残高:月5万円まで上乗せできる
楽天ペイ残高(電子マネーの楽天キャッシュ)でも、毎月5万円まで積み立てられます。利用額の0.5%がポイントとして還元され、還元率はカードの種類に関係ありません。
クレカ積立の10万円と合わせると、毎月15万円までポイントを貯めながら積み立てられます。つみたて投資枠と成長投資枠の両方を使う方は、ぜひ組み合わせてください。
楽天ペイ残高で積み立てるには、楽天証券のポイントコースを「楽天ポイントコース」にしておく必要があります。
楽天銀行のマネーブリッジ:大きな金額や毎日積立に
楽天銀行と楽天証券を連携させる「マネーブリッジ」を設定すると、楽天銀行の残高から自動で積立のお金が引き落とされます。ポイント還元はありませんが、上限がないので、成長投資枠でまとまった金額を積み立てたいときに便利です。
また、クレカ積立ではつみたて投資枠の「毎日積立」が選べませんが、マネーブリッジや証券口座からの引き落としなら毎日積立もできます。
ステップ4:新NISAの積立を設定する

決済方法を決めたら、いよいよ積立を設定します。設定は一度だけで、あとは毎月自動で買い付けが続きます。
積立する銘柄を選ぶ
楽天証券の画面で「投資信託」→「積立設定」から、積み立てる投資信託を選びます。初めての方は、全世界株式やS&P500のインデックスファンドを選べば大きく失敗することはありません。
私が積み立てているのは、楽天・オールカントリー(全世界株式)と楽天・S&P500です。どちらもつみたて投資枠の対象で、コストの低いインデックスファンドです。どれを選べばいいか迷う方は、次の記事も参考にしてください。

積立の設定手順
- 楽天証券にログインし、「投資信託」から積み立てたいファンドを検索する
- ファンドのページで「積立注文」を選ぶ
- 口座区分で「NISAつみたて投資枠」または「NISA成長投資枠」を選ぶ
- 引落方法(楽天カード、楽天ペイ残高、楽天銀行など)を選ぶ
- 積立金額と積立日(選べる場合)を入力する
- ポイントを使う場合は、ポイント利用の設定をする
- 内容を確認し、取引暗証番号を入力して設定を完了する
口座区分は必ず「NISA」を選んでください。「特定口座」を選んでしまうと、利益に約20%の税金がかかってしまいます。
つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け
新NISAには、つみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)の2つがあり、合計で年360万円まで投資できます。非課税で持てる上限は、2つの枠を合わせて1,800万円です(成長投資枠は1,200万円まで)。
まずはつみたて投資枠でインデックスファンドを積み立て、余裕があれば成長投資枠も使うのがおすすめです。成長投資枠でも積立設定ができるので、つみたて投資枠と同じようにほったらかしで積み立てられます。
新NISAで何に、いくら投資すればいいか迷う方は、次の記事も参考にしてください。

楽天ポイントで投資信託を買う方法

楽天証券では、楽天ポイントを使って投資信託を買えます。積立の一部にポイントを充てることもできるので、買い物で貯まったポイントを自動で投資に回す仕組みが作れます。
ポイントコースを「楽天ポイントコース」にする
楽天ポイントで投資するには、楽天証券のポイントコースを「楽天ポイントコース」に設定します。設定は、楽天証券にログインして、ポイントの設定画面から変更できます。
ポイント投資で楽天市場のポイント倍率もアップ
楽天証券では、月に合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)をすると、その月の楽天市場でのお買い物のポイント倍率(SPU)が+0.5倍になります。対象になるには、楽天ポイントコースの設定と、楽天銀行とのマネーブリッジの設定が必要です。
楽天市場をよく使う方は、ポイント投資と組み合わせるとさらにポイントが貯まります。条件は変わることがあるので、楽天証券の公式サイトで最新の内容を確認してください。
為替コヤジの実際の積立設定

参考として、私が楽天証券の新NISAで設定している積立を紹介します。つみたて投資枠と成長投資枠の両方を、全世界株式とS&P500で埋めています。
| ファンド | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 楽天・オールカントリー | 毎月5万円 | 年120万円 |
| 楽天・S&P500 | 毎月5万円 | 年120万円 |
| 合計 | 毎月10万円(年120万円) | 年240万円 |
つみたて投資枠の毎月10万円は、楽天カードのクレカ積立で払い、毎月ポイントを受け取っています。これで、新NISAの年間投資枠360万円をすべて使い切る設定です。
なお、妻はSBI証券で新NISAを使っていて、ゴールドの投資信託もそちらで積み立てています。夫婦で別々の証券会社を使っても、それぞれのNISA口座で非課税の枠を使えます。
実際の運用成績は、次の記事で公開しています。楽天証券のつみたてNISAで始めた楽天VTIは、評価額が投資額の2倍以上になりました。

楽天証券で新NISAを始めるときの注意点

楽天証券の新NISAは使いやすい一方で、知っておきたい注意点もあります。始める前に確認しておきましょう。
ポイント還元の条件は変わることがある
クレカ積立の還元率は、これまで何度か見直されてきました。ポイントはあくまでおまけと考え、ポイント目当てではなく、長く持てる銘柄を選ぶことを優先してください。
クレカ積立は支払いを忘れないようにする
クレカ積立の代金は、積立をした月の27日に楽天カードの引落口座から支払われます。引落口座の残高が足りないと、カードの支払いが遅れてしまいます。積立額に合わせて、引落口座にお金を用意しておきましょう。
NISAは元本保証ではない
新NISAは利益が非課税になる制度で、元本が保証されているわけではありません。投資信託の価格は下がることもあります。生活費とは分けた余裕資金で、長く積み立てることが大切です。
まとめ:楽天証券なら新NISAとポイントを同時に育てられる

楽天証券で新NISAを始める手順は、口座開設、初期設定、決済方法の準備、積立設定の4ステップです。一度設定してしまえば、あとはほったらかしで資産づくりが続きます。最後に、この記事のポイントをまとめます。
- 総合口座とNISA口座は同時に申し込める。スマホで本人確認すれば最短翌営業日に口座開設できる
- 他の金融機関からの変更は、勘定廃止通知書を使って手続きする。その年に買付をしていると、その年は変更できない
- クレカ積立は月10万円、楽天ペイ残高は月5万円まで。合わせて月15万円までポイントを貯めながら積み立てられる
- 口座区分は必ず「NISA」を選ぶ
- 楽天ポイントで投資信託を買えば、買い物のポイントを投資に回せる
- 為替コヤジは、楽天・オールカントリーと楽天・S&P500で新NISAの枠を使い切っている
新NISAは、早く始めるほど複利の効果を長く受けられます。口座開設は無料で、申込はスマホから最短5分ほどで終わります。まずは口座を開設して、少額からでも積立を始めてみてください。
新NISAのほかにも、ほったらかしで資産を増やす方法を知りたい方は、次の記事をご覧ください。

将来、新NISAで育てた資産をどう取り崩すかは、NISAの取り崩し・出口戦略の記事で、楽天証券とSBI証券の違いも含めて解説しています。そのほかのNISA・投資信託の記事は、NISA・投資信託・ゴールドのカテゴリーにまとめています。

