為替コヤジは暗号資産(仮想通貨)の積立投資を行っています。数年から10年単位の長期投資で大きな利益を狙っていますが、数ヶ月から1年程度の短期で利益を上げたい方におすすめなのが自動売買です。
今回は暗号資産の自動売買で最近よく目にするHEYBIT(ヘイビット)について紹介します。
自動売買のメリット
為替コヤジはFXやETFなどの自動売買を8年以上行っています。まずは自動売買のメリットについて簡単に紹介します。
1. 24時間チャンスを逃さず取引してくれる
この記事をご覧になっているあなたも忙しいサラリーマンや主婦の方だと思いますが、そんな多忙な方々が投資にかけられる時間はわずかです。
暗号資産市場は24時間365日行われており、チャンスがいつ訪れるか分かりません。深夜や日中の忙しい時に取引ができなくては利益を得るチャンスが減ってしまいます。そんな市場でもチャンスを逃さないのが自動売買です。
自動売買なら一度設定をするだけで24時間365日、あなたに代わってチャンスを捉えてくれます。取引に拘束される時間がわずかで済むのであなたは本業である仕事や家事育児に専念することができます。
2. 難しい専門知識が不要
裁量取引を行う場合には、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析を行って売買のタイミングを決めるのが一般的です。世界の金融政策に関わるニュースを見て今後の値動きを分析したり、チャートやテクニカル指標から売買のポイントを探ったり、金融取引する上である程度の知識が求められます。
その点、自動売買では売買ロジック(売買戦略)があらかじめ取引ツールに組み込まれているものもあるので、難しい分析をする必要がありません。
3. 感情に左右されずに取引できる
自動売買ならシステムが決められたルール通りに取引を行ってくれるため、感情を挟まずに一定ルールで取引を行うことができます。
裁量取引の場合は、取引技術だけではなく、メンタルコントロールも大切です。特にメンタルコントロールができていない初心者の方は、損切りができず大きな損失を出してしまうこともあります。その点、自動売買であればメンタルコントロールが必要ないため、初心者の方でも継続的な利益を目指しやすいといえます。
HEYBIT(ヘイビット)とは?
HEYBIT(ヘイビット)は、韓国のアップライズ(UPRISE)が提供する暗号資産(仮想通貨)自動売買サービスです。
アップライズはこれまでにカカオのベンチャーキャピタルであるカカオベンチャー、KBインベストメントなどから合計4億円調達している注目の企業のようです。
参考 HEYBIT公式サイト
HEYBITは、高度な数学的手法(クオンツ)を用い、 暗号資産市場を分析している専門家達があみ出した投資戦略に基づき、 ユーザーの代わりに自動売買してくれます。
HEYBITの仮想通貨自動売買
HEYBITではHEYBIT PremiunとHEYBIT Freeの2つのサービスを提供しています。
HEYBIT Premiunとは?
HEYBIT Premiumは高度な数学的手法を用いてデータ解析を行う「クオンツ専門家」が独自開発した戦略でロボアドバイザーが自動売買を行います。
HEYBIT Premiumは数百もの投資戦略を組み合わせた、ForeFront戦略という売買ロジックに基づいて仮想通貨の取引が行われます。
ForeFront戦略は、Binanceの現物市場で価格上昇による収益の獲得を狙うLong Only(買いポジション)ベースの取引戦略です。
戦略名 | ForeFront |
基準通貨 | テザー(USDT) |
対象取引所 | Binance |
取引銘柄 | Binance市場上場された取引高上位20銘柄 |
取引方式 | Long Only(買いポジション) |
最低運用金額 | 1,000 USDT(おすすめは4,000 USDT) |
運用契約期間 | 180日(ボット作成日から計算、自動更新)。途中解約の場合、適用手数料に15%加算 |
運用手数料 | 成果報酬25% |
ただし、残念ながらHEYBIT Premiumの運用枠が埋まってしまったようです。
HEYBIT Premium 完売御礼㊗️
リリースからわずか三か月で暗号資産自動売買サービスのHEYBIT Premiumの運用枠が完売いたしました✨
心より感謝申し上げます!
現在、さらなる運用枠拡大のために開発中です🔥#ビットコイン #暗号資産 #暗号通貨
詳しくはこちらhttps://t.co/GTOfuUhg9V
— HEYBIT(ヘイビット)公式 (@heybit_jp) February 23, 2021
HEYBIT Premiumの実際の運用成績は?
HEYBITで実際に半年間稼働させた実績が公開されています。
初回入金額:4000 USDT(日本円換算で415,280円)
結果は、プラス 3,888.57 USDTでした。
これは日本円に換算すると、プラス 約426,770 円です(6月14日のレート 1 USDT =109.75 円計算)。
収益率はプラス 97.21%と圧巻の成績でした。
ただし、HEYBIT Premiumでの収益から25%が請求される仕組みになっていますので成果報酬手数料は、3,888.56 USDT×0.25=972.14 USDTとなります。
手数料を除いた収益はプラス2,950.61 USDT(収益率73.76%)で、日本円に換算すると、プラス323,829 円です。
HEYBIT Premiumの始め方
HEYBIT Premiumの始め方は以下の流れになります。
- 国内仮想通貨取引所でUSDT購入用にリップル(XRP)を購入
- リップル(XRP)をBinanceに送金
- BinanceでUSDT(1,000 USDT以上)を購入
- USDTをHEYBITのUSDTアドレスに送金
- HEYBITで自動売買ボット(FFボット)を作成
USDTを購入するまでの流れはこちらをご覧ください。
自動売買ボット(FFボット)の作成方法は以下の通りです。
- STEP1FFボット作成
HEYBITのお客様管理画面で「ボットを作成する」をクリックしてください。
戦略の選択画面で、FF(ForeFront)を選択してください。
- STEP2規約同意
HEYBIT Premium運用のための規約を確認し、同意してください。
利用規約に同意すると、FFボットとHEYBIT用のBinanceアカウントが作成されます。
- STEP3運用開始
ボットの作成が完了しました。
HEYBIT Premiumの利用料
HEYBIT Premiumは投資収益が出た場合にのみ、収益の一部を報酬として請求する「成果報酬」方式です。
HEYBIT Premiumの利用開始から180日ごとに収益の25%が手数料として自動的に請求されます。
もし手数料請求時点で収益がない場合、手数料は発生しません。
契約の解除/出金などを理由に手数料の請求される前(180日より前)にHEYBIT Premiumの運用を中断する場合は、基本的な成果報酬の他に途中解約手数料が追加で適用されます。
途中解約手数料は成果報酬15%で、こちらも期間内に収益がない場合、手数料は発生しません。
HEYBIT Freeとは?
クオンツ運用の弱点としてよく指摘されるのは、(1)過去のデータに基づくので市場環境の変化に弱い、(3)運用ルールが硬直的、(3)真似されやすい、といった点です。
こうした弱点を克服するためにHEYBIT Freeが採用したのがボラティリティ・ブレイクアウト(VB)投資戦略です。
「ボラティリティ・ブレイクアウト(VB)投資戦略」は、伝説的なトレーダー、ラリー・ウィリアムズ(Larry R. Williams)の「ボラティリティ・ブレイクアウト投資戦略」を基にして、さまざまな安全対策を加えたHEYBITならではのトレーディング戦略です。
HEYBITから自動売買機能として連携取引所と共に利用可能です。
- CAGR(年平均収益率):42.59%
- MDD(最大幅の下落):6.93%
- 主な特徴: テクニカル投資、短期トレーディング、モメンタム(トレンド)乗り、資産配分、移動平均線スコア、ノイズ比率、ボラティリティ調節比率、タイムフレーム分散、非常に低いMDD
- HEYBITがサポートする機能 :自動売買
- 要約: 値下げのディフェンスを徹底すれば、収益も守れる
ボラティリティ・ブレイクアウト戦略はその名から類推できるように、ボラティリティの大きい市場において優れた成果を発揮します。ボラティリティが大きい市場ほど「短期トレンド 」がはっきり表れやすいからです。そして、仮想通貨はどのトレーディング対象よりもボラティリティが大きい資産の1つです。
HEYBITが仮想通貨市場に適用する「ボラティリティ・ブレイクアウト(VB)戦略」は、以下の4つの特徴があります。
- トレンド判断の精巧化: ボラティリティ・ブレイクアウト戦略は、前日Rangeをそのまま適用するのではなく、前日Rangeに変数kを掛け合わせることで、突破信号を仮想通貨市場にカスタマイジングすることができます。ここでHEYBITの「VB戦略」はk値を劇的に変化させます。
- 4分割の資産配分: 一つの仮想通貨のみをトレーディング対象とせず、複数の仮想通貨に投資金額を配分して選別的に購入・売却します。 これらの分割テクニックはMDDをさらに落とす効果があります。HEYBITの「VB戦略」は、流動性が良い4つの銘柄を取引対象とします。
- ベッティングの割合: 移動平均線スコアというものを使います。
- タイムフレームの分散: タイムプレーン分散テクニックを追加しました。
HEYBIT Freeの実際の運用成績は?
HEYBITは新型コロナウイルスによる不安定な経済の中でも3月は-1.7%に損失を抑え、Q1期間で +6.4% の収益を記録した優れた実績があります。
下記のデータを見るとBTCを単に保有する場合とHEYBITで運用した場合の損失が差が非常に大きいことが分かります。
さらに2020年上半期の運用成績をみると日米ともに緩やかに経済が回復してきたように見えますが、2020年1月1日から半年間でS&P500の場合は-4.0%、日経平均株価は-5.8%という結果となりました。
一方、HEYBITで2020年1月1日から運用開始した場合を見てみると、「コロナショック」の影響をほとんど受けておらず、半年間で+10.2%の収益という安定したパフォーマンスが出せていることが分かります。
HEYBIT Freeの始め方
ユーザーはHEYBITに直接資産を預ける必要はなく、 暗号資産取引所の口座とAPIで連携しますのでHEYBITを利用する際は対応する暗号資産取引所の口座が必要です。現在、HEYBITに対応しているのはLiquid(リキッド)です。HEYBITで自動売買を開始する前にLiquidで口座開設しておいて下さい。
HEYBITの取引手数料は無料で最低投資額は取引所によりますが、Liquidの場合は1万円から取引が可能です。またLiquidではビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)を取り扱うことができます。
Liquidで自動売買をするためのAPI Keyを発行し、HEYBITのボット(自動売買プログラム)に登録するだけで取引を開始することができます。
ボットは投資スタイルに合わせて3種(Safe/Balance/Challenge)用意されています。以下は2019年1月1日~2020年7月1日の Liquid取引所基準のバックテスト結果です。
Safe | Balance | Challenge | |
年平均収益率 | 10.15% | 15.51% | 21.05% |
最大ドローダウン | 2.97% | 4.43% | 5.87% |
HEYBITとQUOREA BTCの比較
仮想通貨の自動売買ではQUOREA BTCが有名ですが、HEYBITと比較してみました。
HEYBIT | QUOREA BTC | |
運営会社 | UPRISE(韓国) | efit(日本) |
投資ロボの数 | 1種類 | 4,000種類以上 |
対応仮想通貨 | Binance市場上場された 取引高上位20銘柄 |
ビットコインのみ |
仮想通貨取引所 | Binance | 岡三オンライン、bitFlyer、bitbank、GMOコイン、OKCoinJapan |
手数料 | 収益の25% | 月間売買代金の0.05% |
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