2020年12月16日(水)より、GMOコインでも暗号資産の積立購入が可能となる「つみたて暗号資産」サービスが開始されました。
すでにCoincheckでは「Coincheckつみたて」が始まっていますが、今回はGMOコインの「つみたて暗号資産」を解説するとともに「Coincheckつみたて」と徹底比較しています。
あなたに合った暗号資産自動積立サービスはどちらでしょうか?

この記事は、ほったらかし投資歴10年の為替コヤジ()が書いています。かなりの古株です。
これまで試行錯誤を重ねながら40種類以上のほったらかし投資を検証してきましたが、現在は厳選6種のほったらかし投資で月に20万円から40万円ほど稼いでいます。
本記事の内容
- 暗号資産の自動積立のメリット・デメリット
- GMOコインの「つみたて暗号資産」ってどんなサービス?
- Coincheckの「Coincheckつみたて」と何が違うの?
- あなたに合った暗号資産自動積立サービスはどっち?
本記事を読み終えるとGMOコインの「つみたて暗号資産」とCoincheckの「Coincheckつみたて」のどちらのサービスを選ぶべきかが分かります。
GMOコインについては「GMOコインの評価・評判と使い方」をご覧ください。
ビットコインはまだまだ高騰するのか?
暗号資産の購入に踏み切れていない人の多くは「今後、ビットコインは値上がりするのか?今がピークなのではないか?」という疑問を持っていると思います。
ネットを探してみると今後は1,000倍になるという強気な見通しもあれば、いずれ無価値になるというネガティブな見解もあります。
ド素人の為替コヤジにはビットコインやイーサリアムなどのアルトコインが今後どうなるかはさっぱり予想できませんが、少なくとも今からでも10倍にはなるのではないかと期待しています。
期待しているだけで、予想ではありません。
ただ、暗号資産の将来に期待が持てるなら絶対に暗号資産を買った方がいいと思います。
為替コヤジが初めてビットコインを購入したのは2017年の仮想通貨バブルの後でした。2017年の終わりから2018年のあたまにかけてビットコインを中心に30万円ほど購入しました。
その後、仮想通貨バブルが完全に崩壊し、放置していましたが、2019年12月からビットコイン、イーサリアム、リップルの積立を開始しました。それぞれ5,000円ずつ購入しています。
そして現在は投資額40万円が2倍以上になっています。2017年の仮想通貨バブルに完全に乗り遅れた形で始めた暗号資産投資ですが、それでも2倍以上になりました。まだまだ暗号資産は伸びると期待しています。
ただし、何の根拠もなく期待だけで購入するなら全運用資金の10%以内には抑えたほうがいいでしょう。
為替コヤジはトラリピやトライオートETFなどで約2,000万円を運用しているので暗号資産は最大でも200万円と決めています。
もしあなたが投資未経験者で暗号資産が最初の投資となるなら大人しくこの記事から離れて、WealthNaviかつみたてNISAを始めて下さい。
暗号資産投資は積立が鉄板
暗号資産が今後、間違いなく一直線に高騰すると思うのであれば一気に100万円分購入するのもアリです。
ただ、今後も上げ下げを繰り返しながら5年、10年かけて10倍、100倍に上がっていくことを期待しているなら積立投資が鉄板です。
暗号資産で積立投資するメリット
暗号資産の積立投資にはこんなメリットがあります。
1. 時間的分散でリスク軽減
積立投資は毎月・毎週などの定期的なタイミングで長期間にわたって少しずつ買い増ししていく投資スタイルです。
暗号資産は価格の変動が大きい傾向にありますが、価格が高い時には少なく購入し、低い時には多く購入することになります。価格変動リスクを緩和することができるので、長期的な投資のトータルでみると平均購入単価を平準化する効果が期待できます。
2. 初心者でも始めやすい
積立投資にはそこまで難しい知識が必要なく、売買のタイミングと金額が常に一定することができるため、初心者でも簡単に始めることができます。
積立投資は長い期間をかけて行うので日々の価格変動をあまり意識することなく、資産運用することができるのもメリットです。
3. 少額から始めることができる
暗号資産投資はある程度まとまった資金がないと難しいと思われている人も多いかと思います。
最低購入金額は取引所によって違ってきますが、500円程度から購入できる取引所もあるので少額から始めることができます。
積立投資も1万円から始めることができるので比較的リスクを抑えつつ投資をすることができます。
暗号資産で積立投資するデメリット
為替コヤジは暗号資産の積立を毎月手動で行っていますが、何度か買いそびれてしまっています。
買いそびれる原因はいくつかありますが、以下のようにメンタル的なものが多いです。期待で買っているので自信が揺らいでしまうことがあります。
- 単純に買い忘れる
- 指値注文が刺さらずに買いそびれる
- 直近で上昇しすぎて割高に感じて購入を躊躇してしまう
きちんと積みたてていれば資産はもっと増えていたのですが、気持ち的に躊躇して買いそびれてしまうことが積立投資の最大のデメリットです。
他にも暴騰による一攫千金などは狙いにくいという側面や成果が出るのに時間もかかるというデメリットもありますが、期待で積み立てている以上、このあたりは織り込み済みです。
仮想通貨に限ったことではありませんが、積立投資は基本的に長期投資を目的としたプランであるため、短期間で利益で上げようといった人には向ていません。
GMOコインの「つみたて暗号資産」とは?
GMOコインの「つみたて暗号資産」とは、毎月決まった日に、決まった金額の暗号資産(仮想通貨)を自動で購入できるサービスです。
暗号資産の代表格であるビットコインはもちろん、イーサリアムやリップルなどの人気のアルトコインでも、最低1,000円から積立が可能です。
GMOコインの「つみたて暗号資産」は、一定の金額・頻度で購入を行うため、価格が高い時期には少なく、価格の低い時期には多くの暗号資産(仮想通貨)を購入することになります。
その結果、長期的に見て購入時の価格を平準化できるため、一回にまとめて購入するよりも、リスクを抑える効果が期待できます。
積立対象の暗号資産
積立対象の暗号資産は以下の9種類です。GMOコインの販売所で取扱いのある10種類の暗号資産のうち、テゾス(XTZ)以外は全て自動積立が可能となっています。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
- ネム(XEM)
- ステラルーメン(XLM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- オーエムジー(OMG)
最小積立金額
最小積立金額は暗号資産によって異なり、1,000円から5,000円となっています。
暗号資産 | 最小積立金額 |
ビットコイン(BTC) | 1,000円 |
イーサリアム(ETH) | 1,000円 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 1,000円 |
ライトコイン(LTC) | 2,000円 |
リップル(XRP) | 4,000円 |
ネム(XEM) | 4,000円 |
ステラルーメン(XLM) | 2,000円 |
ベーシックアテンショントークン(BAT) | 2,000円 |
オーエムジー(OMG) | 5,000円 |
積立日
積立日は毎月10日です。毎日積み立てることはできません。
積立手数料
積立手数料は無料です。
Coincheckの「Coincheckつみたて」との違いとは?
先にリリースされているCoincheckの「Coincheckつみたて」とGMOコインの「つみたて暗号資産」を比較してみたのが下記の表です。
Coincheckつみたてについては「暗号資産(ビットコイン)投資ならコインチェックの自動積立一択」をご覧ください。
GMOコイン | Coincheck | |
対象暗号資産 | 9種類 | 12種類 |
最小積立金額 | 1,000円 | 1万円 |
積立日 | 毎月1回 | 毎月1回と毎日の2種類 |
積立手数料 | 無料 | 無料 |
購入資金 | GMOコイン口座残高 | 銀行口座引落し |
まず自動積立の対象暗号資産はGMOコインの「つみたて暗号資産」の9種類に対してCoincheckの「Coincheckつみたて」は12種類あります。
「Coincheckつみたて」にしかない暗号資産はLSK(リスク)、QTUM(クアンタム)、IOST(アイオーエスティー)の3種類です。
Coincheckの「Coincheckつみたて」とGMOコインの「つみたて暗号資産」の一番大きな違いは最小積立金額です。
GMOコインの「つみたて暗号資産」はわずか1,000円から自動積立が可能なので少額投資が可能です。
積立タイミングはGMOコインの「つみたて暗号資産」が月1回なのに対し、Coincheckの「Coincheckつみたて」には毎日積立があります。
暗号資産は1日でもかなり価格が大きく動くので毎日積立のほうが安心感があります。
積立手数料はいずれも無料です。ただし、いずれも販売所価格での積立になるので取引所で手動で積み立てるよりもスプレッド分割高になります。
購入資金についてはGMOコインの「つみたて暗号資産」の場合、事前にGMOコインの口座に入金しておく必要があります。
「Coincheckつみたて」は銀行口座引き落としなので入金の必要はありません。
まとめ
いかがでしたか?上記の比較表でCoincheckの「Coincheckつみたて」とGMOコインの「つみたて暗号資産」の違いは理解できたと思います。
まず分散投資のためになるべく多くの種類の暗号資産を積み立てたいのであれば「Coincheckつみたて」を選んでください。
少額で暗号資産の自動積立を始めたいなら1,000円から始められるGMOコインの「つみたて暗号資産」になります。
為替コヤジは「Coincheckつみたて」を使っています。理由は以下の通りです。
- リスク分散のために毎日積立ができる
- 銀行引き落としなので入金する手間がかからない
- Coincheckのほうが貸暗号資産が使いやすい
特に大事なのは貸暗号資産サービスの使い勝手です。
為替コヤジは暗号資産の自動積立→貸暗号資産で暗号資産の保有量を増やす戦略をとっています。
Coincheckの貸暗号資産サービスは1万円から可能なので自動積立をしたら即、暗号資産を貸し出します。1年間貸し出すと5%も利子がもらえます。
これに対してGMOコインの貸暗号資産サービスは最長貸出期間が3ヶ月で年利3%しかつきません。
暗号資産の自動積立→貸暗号資産で暗号資産の保有量を増やすならCoincheckがおすすめです。
貸仮想通貨については「貸仮想通貨(レンディング)とは?眠っている仮想通貨を有効活用」をご覧下さい。
為替コヤジはTwitterで週次実績やブログの更新情報を発信しています。
【12月14日週実現損益】
☑️#トラリピ +62,468円
☑️#トライオートETF +57,427円
✅合計 +119,892円5週間ぶりの10万円突破です😁
トラリピは11通貨で運用していると何かしら
リピートしてくれるので助かります。https://t.co/RxqqyfINI6— 為替コヤジ💰ほったらかし投資 (@kawase_koyaji) December 20, 2020
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