トラリピのダイヤモンド戦略(AUD/NZD)が人気のようですが、どんなトラリピ戦略ですか?
今回は、トラリピのダイヤモンド戦略(AUD/NZD)が気になっている方に向けてダイヤモンド戦略(AUD/NZD)の詳細から弱点まで詳細に解説します。
- アラフィフの会社員
- 投資歴12年、運用資産3,000万円
- 2021年実績:+418万円、2022年:-479万円、2023年:+117万円
- トラリピやROBOPRO、投信積立、仮想通貨積立などのほったらかし投資メイン
この記事で分かること
- ダイヤモンド戦略とは?
- ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)の優位性
- オージーキウイの特徴
- ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)の弱点と対策
本記事を読み終わるとダイヤモンド戦略(AUD/NZD)について理解することができ、ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)を採用するかどうか迷うことなく判断できるようになります。
トラリピ(マネースクエア)について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
トラリピのダイヤモンド戦略(AUD/NZD)とは?
「トラリピ戦略リスト」は、マネースクエアのストラテジストが考えたトラリピ設定をそのまま注文できるサポートツールです。
執筆時点ではトラリピ戦略リストは9つあります。
トラリピを仕掛けるときは「どのレンジに仕掛けるか」「トラップは何本にするか」「注文金額はいくらにするか」といった項目を決めて入力する必要がありますが、トラリピ戦略リストではそれら必要な項目のすべてが決められています。
したがってトラリピ設定内容を確認したら、そのままトレード画面に移動して注文するだけでトラリピを開始することができます。
トラリピ戦略リストの中でも人気なのがダイヤモンド戦略(AUD/NZD)です。
ダイヤモンド戦略は簡単に言ってしまえば、ハーフ&ハーフをベースにして中央付近の注文を厚くする戦略です。
ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)については動画でも解説されているのでご覧ください。理解が深まります。
ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)の設定内容と実績
ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)の具体的な設定を見ていきましょう。
まずはダイヤモンド戦略(AUD/NZD)が想定するレンジですが、1.07000を中心として0.06000ずつ上下に注文を仕掛けています。
運用資金100万円での設定内容は以下の通りです。色の濃い部分と薄い部分との注文量は4:3となっていて中央部が厚くなっています。
実際にダイヤモンド戦略(AUD/NZD)を運用しているトレーダーはもっと中央部を厚くしているようです。
実際、どれだけ利益がでているかというと2020年11月26日から2022年3月31日までの約16ヶ月で20%の利益となっています。年利に直すと15%ですね。
AUD/NZDがトラリピ最強通貨ペアと言われる理由
ここでAUD/NZDがトラリピ向きであるという点について解説します。
マネースクエアで2021年1月から2022年1月末までの13ヶ月間で通貨ペアの損益を集計した結果、4割以上がオージーキウイ(AUD/NZD)でした。
ダイヤモンド戦略の優秀さもさることながら、AUD/NZDがトラリピに適していることがダイヤモンド戦略(AUD/NZD)の成功の理由です。
トラリピ向きの通貨ペアの特徴としてもっとも重要なのは以下の2点です。
- 狭いレンジ相場になっている
- 値動きが激しい(=リピート回数が多い)
オージーキウイ(AUD/NZD)の2015年1月~2020年6月の高低差を見てみると他の通貨ペアと比べて圧倒的に狭いレンジを形成していることが分かります。
レンジが狭いということは資金を集中できるので資金効率がぐっと上がります。
また、2015年1月~2020年6月の100pipsあたり総推移で見てみても他の通貨ペアと比べてかなり値動きがあることが分かりますね。
つまりオージーキウイ(AUD/NZD)は狭いレンジの中で激しく上下に動く(=リピート回数が増える)、トラリピに最適な通貨ペアであると言えます。
さらにオージーキウイ(AUD/NZD)はショック相場にも強いという特徴があります。
下表はショック相場時の1ヶ月間の変動率をまとめたものですが、他の通貨ペアと比べて変動率が小さいことが分かりますね。
AUD/NZD | AUD/JPY | NZD/JPY | AUD/USD | NZD/USD | USD/JPY | |
コロナショック (2020年3月) |
5.2% | 17.1% | 13.4% | 19.2% | 16.5% | 9.8% |
アップルショック (2019年1月) |
3.0% | 11.2% | 7.7% | 7.6% | 5.4% | 5.0% |
トランプショック (2016年11月) |
3.3% | 9.3% | 9.0% | 6.3% | 6.1% | 11.6% |
ブレグジット (2016年6月) |
3.2% | 12.0% | 11.5% | 5.9% | 7.0% | 11.7% |
チャイナショック (2015年8月) |
4.5% | 12.2% | 15.8% | 5.5% | 7.5% | 7.5% |
ショック相場による急騰・急落は、トラリピを仕掛けているレンジを逸脱して最悪の場合はロスカットになってしまう可能性があります。
豪ドル/NZドルは他の通貨ペアと⽐べてショック相場における変動率が低いため、ショック相場の影響を受けにくく、レンジの逸脱やロスカットの可能性が低いと⾔えます。
ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)の弱点
ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)にも弱点はあります。それは上抜けリスクです。
下のチャートはAUD/NZDの月足チャートです。実はダイヤモンド戦略(AUD/NZD)がカバーしている価格帯は2014年以降の値動きだけです。
もっと長期でAUD/NZDの月足チャートを見てみると高値は1.38くらいまであります。下値はかなり限定だと思いますが、上値はダイヤモンド戦略(AUD/NZD)のロスカットレートである1.15なんかをあっさりと超えてしまうリスクがあります。
ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)は狭いレンジに仕掛けているために資金効率が良くなっているので、レンジを1.38まで広げてしまうとダイヤモンド戦略の効果が一気に薄れてしまいます。
上抜けすると売りトラリピの含み損が一気に膨れ上がります。AUD/NZDの上抜けはかなり警戒する必要があります。
なので上抜けした場合に事前に備えておく必要があります。
- 上値を追う
- ロスカットを受け入れる
- 放置(追加資金でロスカット回避)
資金的に余力があれば、さらに上に売りトラリピを仕掛けて上値を追うのもありです。
ただし、上抜けするとダイヤモンド戦略(AUD/NZD)が想定しているレンジとはまったく異なるレンジを形成する可能性もあるので上値追いはほどほどに。
私は追加資金でロスカットを回避しながら放置する対策をとると思いますが、どこまで粘るかはかなり難しい判断になりそうですね。大やけどの可能性大です。
最善策は当初の予定通り、ロスカットを受け入れることだと思います。特にダイヤモンド戦略(AUD/NZD)が想定しているレンジが長く続いて、確定利益>ロスカットによる確定損益となっているなら躊躇なくロスカットを受け入れましょう。
ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)なら単一通貨ペア運用もアリ
為替コヤジはリスク分散のために12通貨ペアで運用しています。
ところが、12通貨ペア中、半分の6通貨ペアがクロス円なので現在の円安相場では狙ったリスク分散がまったく機能していません。
結局、複数通貨ペアをでトラリピを運用しても通貨ペアをバランス良く組み合わせなければリスク分散にはなりません。
しかも複数通貨ペアの場合、資金管理も煩雑になり、個々の通貨ペアのロスカットレートを把握するのも困難です。
そう考えるとダイヤモンド戦略(AUD/NZD)だけでトラリピ運用するのもアリだと思います。
ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)に1本化せずともダイヤモンド戦略(AUD/NZD)を軸に2~3通貨ペアで運用するのがバランス的には理想的かもしれません。
ちなみにトラリピの1口座あたりのトラリピ運用通貨ペア数平均は2.5通貨ぺアだそうです。
まとめ:ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)はオススメ
為替コヤジも2022年4月の円安を受けてトラリピ戦略を大幅に見直そうと考えています。
その中でダイヤモンド戦略(AUD/NZD)は最有力候補です。実際、SNSなどでもAUD/NZD1本でトラリピ運用している方はかなり多い印象です。
ダイヤモンド戦略(AUD/NZD)を採用する場合は上抜けにどう取り組むかがポイントになりますので上抜け対策を考えた上で取り組んでください。
5月から開始される米ドル/カナダドルも候補になりますね。オージーキウイと同じく、両国間で共通点も多く、経済的なつながりが強いのでレンジ相場が形成されやすくトラリピ向きです。
最後に発案者の比嘉洋さんがダイヤモンド戦略(AUD/NZD)と相性の良いダイヤモンド戦略について語っている、こちらの動画もご覧ください。
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