仮想通貨取引の経験値が上がってくると国内取引所では扱っていないマイナー仮想通貨が欲しくなったり、国内取引所の手数料の高さに嫌気が差してきます。
そんな仮想通貨取引の中級者におすすめの海外通貨取引所を紹介します。
海外仮想通貨取引所のメリット・デメリット
仮想通貨中級者以上は積極的に海外仮想通貨取引所を利用すべきだと思いますが、海外取引所のメリットとデメリットをしっかり理解した上で臨んで下さい。
海外仮想通貨取引所のメリット
1.取扱い仮想通貨の豊富さ
まず最大のメリットは取扱い仮想通貨の豊富さです。
日本では金融庁のいわゆる”ホワイトリスト”に掲載された仮想通貨でない限り、取引所で扱うことができないため、国内仮想通貨取引所では最大でも10数種類しか扱っていません。
海外ではこういった規制がないため、数百種類の仮想通貨を売買することができます。
ICO直後の仮想通貨を扱っていることも多く、中には100倍になるようなお宝コインも売られています。
2. 取引手数料の安さ
2つ目は取引手数料の安さです。
国内でもアルトコインを購入する場合には販売所での取引になるのでスプレッドという形で約3~8%の取引手数料が徴収されます。
海外取引所ではアルトコインを買う場合でもユーザ同士の板取引(取引所での取引)が可能なのでではわずか0.05~0.2%程度の格安手数料で取引することができます。
3. ハードフォークによる分裂コインがもらえる
3つ目はハードフォークによる対応です。
ハードフォークにより分裂コインが誕生した場合、国内取引所では分裂コインが付与されません。おそらく分割コインは前述のホワイトリストに掲載されていないため、付与することができないのでしょう。
これに対し、海外取引所では分割コインを積極的に付与してくれます。
海外仮想通貨取引所のデリット
1. 日本円が使えない
海外仮想通貨取引所では自国の法定通貨で仮想通貨を購入することはできますが、日本円で購入することができません。多くの取引所ではビットコイン建てやイーサリアム建てで購入する必要があります。
そのため、まず国内の取引所でビットコインやイーサリアムを購入し、海外送金所に送金してから仮想通貨を購入しなければなりません。
2. 英語力が求められる
海外仮想通貨取引所の多くは日本語に対応していません。そのため、ある程度の英語力が求められます。日本語で記載されていればまずしないようなうっかりミスも犯してしまう危険があります。
3. サポート面の不安
海外取引所で順調に取引をしている場合は問題ありませんが、例えば送金した仮想通貨が反映されなかったり、アカウントがロックされてしまい、サポートとやり取りをしなければならない場合には海外取引所だと一気に不安が高まります。
問い合わせは全て英語で行う必要がある上にレスポンスが遅かったり、なかったとしても全て自己責任となります。海外取引所のサポートに国内と同じ水準を求めることはできません。
海外仮想通貨取引所取引高TOP10
海外仮想通貨取引所の取引高TOP10(2018年1月10日)は以下のようになっています。国内TOPのbitFlyerが268億円なのでその規模の大きさが分かります。
№ | 取引所 | 国 | 日本語 | 手数料 | 取扱い 仮想通貨 |
取引高 (24時間) |
1 | Upbit | 韓国 | × | 0.20% | 117 | 3,345億円 |
2 | OKEx | 中国 | × | 0.20% | 143 | 2,041億円 |
3 | Bithumb | 韓国 | ○ | 0.15% | 12 | 1,948億円 |
4 | BitMEX | セーシェル | ○ | 0.25% | 12 | 1,799億円 |
5 | Binance | 香港 | × | 0.10% | 110 | 1,771億円 |
6 | Bitfinex | 香港 | × | 0.20% | 38 | 1,511億円 |
7 | Huobi | 中国 | ○ | 0.20% | 92 | 1,404億円 |
8 | GDAX | 米国 | × | 0.25% | 4 | 674億円 |
9 | Kraken | 米国 | ○ | 0.26% | 17 | 597億円 |
10 | Bittrex | 米国 | × | 0.25% | 191 | 595億円 |
おすすめ海外仮想通貨取引所5選
海外仮想通貨取引所は新規口座開設を制限する傾向にあります。アクセスしてみて新規口座開設できるようなら即解説しておきましょう。
1. BINANCE
真っ先に口座開設して欲しいのがこのBINANCE(バイナンス)です。
取扱い仮想通貨は110種類もあるのでほとんどの仮想通貨が揃います。さらに取引手数料も0.1%と激安なのでメインの取引所となってくれます。
残念なことに昨年までは日本語に対応していましたが、2018年に入り、日本の金融庁から日本語表示を止めるよう通達があり、日本語表示できなくなってしまいました。
https://www.binance.com/2. BitMEX
ビットコインFXで一獲千金を狙うならこのBitMEX(ビットメックス)です。
BitMEXはレバレッジ100倍でビットコインFXをすることができます。しかも追証もありません。
https://www.bitmex.com/3. Cryptopia
将来、100倍、1000倍になる可能性のあるマイナーコイン(草コイン)を探すならCRYPTOPIA(クリプトピア)は必須です。
CRYPTOPIAはニュージーランドの仮想通貨取引所で500種類以上の仮想通貨を扱っています。ICO直後の仮想通貨も扱っているのも魅力です。
ただし、無価値の仮想通貨も登録されており、目利きが必要です。
https://www.cryptopia.co.nz/4. CoinExchange
マイナーコイン(草コイン)を探すならCoinExchange(コインエクスチェンジ)とCRYPTOPIAの2つがあれば十分です。
CoinExchangeも500種類以上の仮想通貨を扱っています。
https://www.coinexchange.io/5. KuCoin
最近最も勢いがあるのがKuCoin(クーコイン)です。
KuCoinは香港の取引所で日本語に対応しています。取引手数料はBINANCEと同じく0.1%です。
取扱い仮想通貨は現在は100種類もありませんが、2018年中には1000通貨を目指しています。
まだまだ設立から半年にも満たない新興取引所で取引高は30位前後ですが、TOP10に食い込む日もそう遠くないでしょう。
https://www.kucoin.com/
ちなみに国内の仮想通貨取引所は目的別に選ぶのが正解です。失敗しない仮想通貨取引所の選び方はこちらをご覧ください。
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