「オルカンとS&P500、結局どっちがいいの?」「ナスダック100のほうが伸びるって聞いたけど、新NISAで買っていいの?」と迷っていませんか?
新NISAの投資先として人気のオルカン、S&P500、ナスダック100。そこに守りの資産としてゴールドを加えると、選択肢は4つになります。どれも魅力がありますが、値動きの大きさも、新NISAで買える枠も、それぞれ違います。
私・為替コヤジは、約5,000万円をほったらかしで運用していて、実はこの4つすべてに投資しています。ただし、持ち方と比率はバラバラです。オルカンとS&P500は新NISAのコアに、ナスダック100は特定口座のサテライトに、ゴールドは守りとして持っています。
この記事では、4つの投資先の違いを比較したうえで、私が実際にどう選んで、どの比率で持っているかを損益とあわせて公開します。
- オルカン・S&P500・ナスダック100・ゴールドの違い(比較表)
- 新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠で買えるかどうか
- 4つそれぞれのメリットとデメリット
- 為替コヤジの実際の選び方・保有比率・損益
- タイプ別のおすすめの選び方と組み合わせ方
結論:私はこう選んでいる

先に結論をお伝えします。私は4つの投資先を、役割で分けて持っています。オルカンとS&P500は「両方」をコアに、ナスダック100はサテライトとしてレバナスで、ゴールドは守りとして持っています。
| 投資先 | 役割 | 持ち方 | 投資信託全体に占める比率 |
|---|---|---|---|
| オルカン(全世界株式) | コア | 新NISA・iDeCoで積立 | 28.8% |
| S&P500(米国株式) | コア | 新NISA・旧NISA・iDeCoで積立 | 43.2% |
| ナスダック100 | サテライト | 特定口座でレバナス(2倍の値動き)を保有 | 18.7% |
| ゴールド | 守り | 新NISAの成長投資枠で積立 | 1.2% |
※記事更新時点(2026年9月末)の評価額から計算しています。S&P500には楽天VTI(全米株式)を含みます。このほかにサテライトとしてFANG+(8.1%)を持っています。
ここから、4つの投資先の違いを比べたうえで、なぜこの選び方にしたのかを説明します。
オルカン・S&P500・ナスダック100・ゴールドの比較表

まずは、4つの投資先の違いを一覧で比べてみましょう。オルカンからナスダック100に向かうほど投資先が絞られ、値動きが大きくなります。ゴールドは株式とは別の資産です。
| 項目 | オルカン | S&P500 | ナスダック100 | ゴールド |
|---|---|---|---|---|
| 投資先 | 先進国・新興国を含む世界中の株式 | 米国の代表的な約500社 | ナスダック市場の大型株約100社(金融を除く) | 金(実物資産) |
| 米国の比率 | 約6割 | 100% | ほぼ米国 | - |
| 特徴 | 1本で世界中に分散 | 米国の大企業に集中 | ハイテク企業に集中 | 株式と値動きの関連が小さい |
| 値動き | 比較的穏やか | 中くらい | 大きい | 株式とは別に動く |
| 代表的なファンドの信託報酬(年率・税込) | 0.0561%程度 | 0.077%程度 | 0.198%程度 | 実質0.1838%程度 |
| つみたて投資枠 | 〇 | 〇 | 原則×(ごく一部のファンドのみ〇) | × |
| 成長投資枠 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 向いている役割 | コア | コア | サテライト | 守り |
※信託報酬は、オルカンは楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド、S&P500は楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド、ナスダック100は楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド、ゴールドはSBI・iシェアーズ・ゴールドファンドの数値です。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。
オルカン(全世界株式)の特徴

オルカンは「オール・カントリー」の略で、世界中の株式にまとめて投資できるインデックスファンドです。新NISAで最も人気のある投資先のひとつです。
メリット:1本で世界中に分散でき、ほったらかしに最適
オルカンは、先進国から新興国まで世界の株式に分散投資できます。たとえば楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動し、約2,900銘柄に投資しています。
投資先の国の比率は、各国の株式の時価総額に応じて自動的に変わります。将来どの国が伸びても、その国の比率が自然に高まるので、自分で投資先を見直す必要がありません。信託報酬も非常に低く、長く持つほどコストの低さが効いてきます。
デメリット:米国が絶好調のときは、S&P500に負けやすい
オルカンの約6割は米国株式ですが、残りの約4割は米国以外の国に投資しています。そのため、米国株が他の国より強い時期は、S&P500やナスダック100よりリターンが低くなりがちです。分散している分、大きく勝つことはありません。
S&P500(米国株式)の特徴

S&P500は、米国を代表する約500社で構成される株価指数です。オルカンと並んで、新NISAの定番の投資先です。
メリット:米国の成長をそのまま受け取れる
S&P500には、アップル、マイクロソフト、エヌビディアなど、世界的な大企業が多く含まれています。世界経済をけん引してきた米国の成長を、まるごと受け取れるのが最大の魅力です。
私が2019年に楽天証券でつみたてNISAを始めたときも、米国株式(楽天VTI)を選びました。その楽天VTIは、評価額が投資額の2倍以上に育っています。
デメリット:米国1か国に集中している
S&P500は、投資先が米国1か国だけです。米国の経済や株式市場が長く低迷すると、その影響を直接受けます。また、米ドル建ての資産なので、円高が進むと円での評価額が下がります。
ナスダック100の特徴

ナスダック100は、米国のナスダック市場に上場する企業のうち、金融業を除いた時価総額の大きい約100社で構成される指数です。ハイテク企業の比率が非常に高いのが特徴です。
メリット:成長企業に集中し、大きなリターンを狙える
ナスダック100は、情報技術や通信サービスなどのハイテク企業が中心です。成長が期待される企業に集中して投資するので、相場がいいときはS&P500を大きく上回るリターンが期待できます。
デメリット:値動きが大きく、つみたて投資枠では原則買えない
投資先がハイテク企業に偏っているため、値動きはS&P500より大きくなります。金利が上がる局面などでは、ハイテク株がまとめて売られ、大きく下落することがあります。
また、ナスダック100は、新NISAのつみたて投資枠の対象となる指数に含まれていません。つみたて投資枠で買えるナスダック100のファンドは、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスなど、ごく一部に限られます。多くのナスダック100のファンドは、成長投資枠で買うことになります。
ゴールドの特徴

ゴールドは株式ではなく、金という実物資産です。株式中心のポートフォリオに組み合わせる「守り」の役割があります。
メリット:株式とは違う値動きで、資産全体を安定させる
ゴールドと株式の値動きの関連は小さく、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの資料によると、ゴールドとS&P500の月次の相関係数は約50年間で0.03です。株式だけを持つより、暴落時のダメージを和らげやすくなります。
デメリット:配当がなく、つみたて投資枠で買えない
ゴールドは、持っているだけでは配当や利息を生みません。また、ゴールドの投資信託は新NISAのつみたて投資枠の対象外で、成長投資枠で買う必要があります。
ゴールドを選ぶときのポイントやおすすめの投資信託は、次の記事で詳しく解説しています。

私の選び方①:オルカンとS&P500は「両方」買う

「オルカンとS&P500、どっちがいいか」は、新NISAで最もよく聞かれる質問のひとつです。私の答えは、迷うなら両方買えばいいです。
世界分散と米国集中のハイブリッド
オルカンは世界中に分散する安定感、S&P500は米国の成長力が強みです。両方を持てば、米国が強い時期はS&P500が資産を押し上げ、米国以外が伸びる時期はオルカンがカバーしてくれます。
私は新NISAで、楽天・プラス・オールカントリーと楽天・プラス・S&P500を同じ金額ずつ積み立てています。つみたて投資枠で毎月5万円ずつ、成長投資枠で年120万円ずつです。
実際の運用実績
オルカンとS&P500の、私の実際の損益です。同じ時期に同じ金額を積み立てているので、比べやすいと思います。
| ファンド | 投資額 | 評価額 | 損益率 |
|---|---|---|---|
| 楽天・プラス・オールカントリー | 4,050,000円 | 5,821,698円 | +43.75% |
| 楽天・プラス・S&P500 | 4,050,000円 | 5,718,284円 | +41.19% |
※記事更新時点(2026年9月末)の新NISA口座の数値です。最新の実績はNISAの運用実績で更新しています。
新NISAが始まってからの期間では、オルカンとS&P500の成績にほとんど差はありません。どちらを選んでも、長く積み立てれば資産は着実に増えていくことがわかります。大切なのは、どちらを選ぶかより、積立を止めずに続けることです。
私の選び方②:ナスダック100はNISAではなくサテライトで持つ

ナスダック100は魅力的ですが、私は新NISAでは買っていません。値動きの大きいナスダック100は、コアではなくサテライトとして、特定口座で持っています。
レバナスを特定口座で持っている理由
私が持っているのは、ナスダック100の2倍の値動きを目指すレバナス(iFreeレバレッジ NASDAQ100)です。ナスダック100よりさらに値動きが大きく、上がるときは大きく上がり、下がるときは大きく下がります。
値動きの大きい資産をNISAで持つと、損失が出たときに困ります。NISA口座の損失は、他の口座の利益と損益通算できないからです。そのため、私はレバナスを特定口座で持っています。
さらに、レバナスを三菱UFJ eスマート証券でFXの証拠金として使い、FXの利益でレバナスを買い増しています。この「レバナス代用FX」の実績は、次の記事で公開しています。

なお、レバナスは値動きが非常に大きい上級者向けの商品です。これから始める方は、2倍ではない普通のナスダック100のインデックスファンドを、少額から持つのがおすすめです。
ナスダック100を持つなら、コアの1〜2割までに
ナスダック100を新NISAで持ちたい場合は、成長投資枠を使います。ただし、投資先がハイテク企業に偏るので、オルカンやS&P500のコアに上乗せする形で、全体の1〜2割程度にとどめるのが無難です。
S&P500にもアップルやマイクロソフトなどの大手ハイテク企業は多く含まれています。ナスダック100を多く持つと、同じ企業に重ねて投資することになり、偏りが大きくなる点にも注意してください。
私の選び方③:ゴールドは守りとして10%を目標に

オルカン、S&P500、ナスダック100は、どれも株式です。世界的な株安が起きると、まとめて下がる可能性があります。そこで私は、株式とは違う動きをするゴールドを守りとして組み合わせています。
ゴールドは資産全体の10%を目標にしていますが、今はまだ1%台で、毎日1,000円ずつの積立で少しずつ比率を上げている途中です。一度に買わず、時間をかけて増やしています。
全世界株式とゴールドを組み合わせる理由や、新NISAでの枠の割り振り方は、次の記事で詳しく解説しています。

タイプ別のおすすめの選び方

ここまでの内容をもとに、タイプ別のおすすめの選び方をまとめます。迷ったら、まずはオルカンかS&P500をコアにして、そこから少しずつ広げていくのが失敗しない順番です。
| タイプ | おすすめの組み合わせ |
|---|---|
| 投資初心者・何を選べばいいかわからない | オルカン1本 |
| 米国の成長を信じている | S&P500をコアに、オルカンも組み合わせる |
| 迷っている・両方のいいところを取りたい | オルカンとS&P500を半分ずつ |
| 値動きが大きくてもリターンを狙いたい | コア(オルカン・S&P500)に、ナスダック100を1〜2割上乗せ |
| 暴落時の値下がりを和らげたい | コアに、ゴールドを1割程度組み合わせる |
新NISAの枠の使い方
4つの投資先を新NISAで組み合わせるときは、買える枠の違いに注意が必要です。オルカンとS&P500はつみたて投資枠と成長投資枠の両方で買えますが、ナスダック100(ごく一部を除く)とゴールドは成長投資枠でしか買えません。
そのため、つみたて投資枠はオルカンやS&P500のコアに使い、ナスダック100やゴールドは成長投資枠に回すのが基本的な使い方です。
なお、NISAは令和8年度税制改正で、つみたて投資枠の対象に読売株価指数とJPXプライム150が加わるなどの見直しが行われています。ナスダック100は追加の対象ではありません。購入前に、金融庁や証券会社の最新の情報を確認してください。
4つの投資先を選ぶときの注意点

どの投資先を選ぶ場合でも、共通して気をつけたいことがあります。
過去の成績が将来も続くとは限らない
ここ十数年は米国株、とくにハイテク株が強い時代が続きました。しかし、過去に強かった投資先が、これからも強いとは限りません。過去の成績だけで選ぶと、偏ったポートフォリオになりがちです。だからこそ、私はオルカンも組み合わせています。
為替の影響を受ける
オルカン、S&P500、ナスダック100、為替ヘッジなしのゴールドは、どれも外貨建ての資産です。円高が進むと、円での評価額は下がります。円安への備えにはなりますが、為替で評価額が上下することは覚えておきましょう。
暴落しても売らずに持ち続ける
どの投資先を選んでも、いずれ大きな下落は来ます。下落したときに慌てて売ってしまうのが、いちばん損をするパターンです。暴落しても持ち続けられる比率にしておくことが、長期投資を成功させるいちばんのコツです。
まとめ:役割を決めて選べば迷わない

オルカン、S&P500、ナスダック100、ゴールドは、どれが一番というより、それぞれ役割が違います。役割を決めて選べば、迷わずに組み合わせられます。最後に、この記事のポイントをまとめます。
- オルカンは世界分散で安定、S&P500は米国集中で成長力が強み。どちらもコアに向いている
- 迷うなら、オルカンとS&P500を両方買えばいい。私は同じ金額ずつ積み立てている
- ナスダック100は値動きが大きいサテライト向け。つみたて投資枠では原則買えない
- ゴールドは株式とは違う動きをする守りの資産。成長投資枠で買う
- 私は、オルカンとS&P500をコアに、ナスダック100はレバナスで特定口座に、ゴールドは守りとして持っている
- つみたて投資枠はコアに使い、ナスダック100とゴールドは成長投資枠に回す
どの投資先を選んでも、いちばん大切なのは早く始めて、長く続けることです。私がメインで使っている楽天証券なら、オルカン、S&P500、ナスダック100の低コストなインデックスファンドを新NISAで積み立てられます。楽天カードで積み立てれば、楽天ポイントも貯まります。
楽天証券で新NISAを始める手順は、次の記事で口座開設から積立設定まで解説しています。

株式とゴールドに加えて、FXや仮想通貨、不動産クラファンも組み合わせた私の資産全体の配分は、次の記事で公開しています。

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