トラリピ向きの通貨ペアの特徴とおすすめ通貨ペア7選

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トラリピ

トラリピと相性がいい通貨ペアとはどんな通貨ペアですか?おすすめ通貨ペアも知りたい。

トラリピでは16通貨ペアに対応していますが、すべてがトラリピと相性がいいというわけではありません。

リピート系注文は通貨ペア選びを間違うと利益をあげるどころか、あっという間に資産を失います。

それでは一体、トラリピに適した通貨ペアはどの通貨ペアでしょうか?

 

結論を言ってしまうとトラリピに適した通貨ペアは以下の7通貨ペアです。

  • ユーロ/英ポンド
  • 豪ドル/円
  • 豪ドル/NZドル
  • NZドル/円
  • NZドル/米ドル
  • カナダドル/円
  • 米ドル/カナダドル

 

なぜこの7通貨ペアがトラリピ向きなのか詳細に解説していますので最後までご覧ください。

 

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この記事は、為替コヤジ)が書いています。

 

  • アラフィフの会社員
  • 投資歴12年、運用資産3,000万円
  • 2021年実績:+418万円、2022年:-479万円、2023年:+117万円
  • トラリピやROBOPRO、投信積立、仮想通貨積立などのほったらかし投資メイン

 

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本記事の内容

  • 主要通貨ペアの特徴
  • リピート系注文と相性がいい通貨ペアの特徴
  • トラリピに適した通貨ペア

本記事を読み終えるとトラリピを運用するためにどの通貨ペアを選べばいいのかが分かります。

ほったらかし投資でリスク分散

為替コヤジは投資額3,000万円で下記のようなほったらかし投資を実践しています。

 

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為替コヤジのほったらかし投資は、投資経験がゼロでも問題ありません。本ブログを熟読して、為替コヤジの設定をそっくりそのまま真似れば、同じように不労所得を得ることができます。

 

 

主要通貨ペアの特徴

米ドル/円(USD/JPY)

世界の基軸通貨の米ドルは取引高が圧倒的に多く、米国の経済指標は他国の指標より注目されます。

中でもISM製造業景況指数、非農業部門雇用者数、貿易収支、GDPは注目度が高く、指標結果が良ければドル買い、悪ければドル売りとなります。

またアメリカの政策金利は毎月開催されるFOMCで決定され、一般的に利上げでドル買い利下げでドル売りの要因となります。

米ドル/円の月足チャート

2007年に米低所得者向け住宅融資サブプライムローン問題を発端に急激に円高が進行しました。

東日本大震災が発生した2011年3月には1995年4月につけたドル円史上最安値79.75円を約16年ぶりに更新し、ドル円史上最安値76.46円を記録しました。

さらにギリシャ発のヨーロッパ金融危機で世界的な金融不安が広がり、2011年10月31日にドル円史上最安値75.54円を再更新しています。

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

ユーロ/米ドルは世界で最も取引される通貨ペアです。そのため、流動性が高く活発な値動きを見せるのが特徴です。

日本時間の夕方にロンドン市場が開き、そのあとニューヨーク市場が開きます。

つまり、午後10時ごろから深夜にかけてロンドン市場とニューヨーク市場の開場時間が重なり、ユーロ/米ドルの取引は活発化し、値動きも大きくなる傾向にあります。

ユーロ/米ドルの月足チャート

2006年以降、ユーロ/米ドル相場はユーロ/円同様に経済の堅調ぶりからユーロ買いが進み上昇トレンドとなりました。

2008年7月には1ユーロ=1.6ドル台を記録し史上最高値を更新しました。

しかしアメリカ発のサブプライムショックによる金融危機で史上最高値更新後わずか3ヶ月程で1.2327まで下落し、その後もギリシャ発のヨーロッパ金融危機、世界同時株安の影響で低調に推移しています。

ユーロ/円(EUR/JPY)

1999年1月にEU加盟国中11か国で単一通貨ユーロを導入し、2002年1月からユーロ貨幣の流通が始まりました。

現在ヨーロッパの25の国で使用されています。

ユーロは第二の基軸通貨と呼ばれ、米ドルに次ぐ取引規模を誇っています。

ユーロ/円の月足チャート

2005年12月以降ユーロ圏の利上げ期待と経済の堅調ぶりにユーロ買いが進み、2005年から上昇トレンドとなり、2008年7月23日には1ユーロ=170円に迫る169.93円と史上最高値を更新しました。

しかしアメリカ発のサブプライムショックによる金融危機で史上最高値更新後わずか3ヶ月で2008年10月27日に113.58円まで一気に円高進行しました。

2011年12月30日にはヨーロッパ金融危機、世界同時株安の影響で約10年ぶりの100円割れとなる99.55円を記録、さらに翌2012年7月には94.10を記録しました。

ポンド/円(GBP/JPY)

かつての基軸通貨「英ポンド」。第一次世界大戦後にアメリカに経済大国の座を譲り、1932年には米ドルが英ポンドに変わり基軸通貨となりました。

英ポンドはFXで人気の高い通貨です。

その理由はボラティリティの高さ(為替変動率)にあり、1日に3円程動くことがあります。

短期間で収益をあげることができる反面、高レバレッジで取引をすると大きな損失を被る危険があります。

ポンド/円の月足チャート

2009年1月にポンド/円は史上最安値を更新し118.79円となり、1995年4月につけた128.21円以来の最安値更新となりました。

2011年9月22日ヨーロッパ金融危機の影響で2年8ヶ月ぶりに史上最安値を更新し116.81円を記録しました。

豪ドル/円(AUD/JPY)

日本でゼロ金利政策が継続される一方でオーストラリアは金利水準が高いことから豪ドル建ての外国債券や外貨預金に人気があります。

高金利通貨であり資源国通貨という側面を持ち、金をはじめとする資源価格が上昇すると、オーストラリアからの輸出額が増えることから外国為替市場で豪ドルを買う動きが強まります。

豪ドル/円の月足チャート

オーストラリアの経済不況により2000年には55円台前半をつけた豪ドルですが、その後は所得税や金融緩和が個人消費を促進させ、景気は回復しました。

高金利に注目した日本からの投資が急増し、2007年4月には約10年ぶりに100円台をつけました。

2007年8月のサブプライムショックで107.69円から86円まで1ヶ月で急落しましたが、その後少しずつ回復し2008年7月には、104円台をつけましたがアメリカ発の金融危機により史上最安値55.02円を記録しました。

NZドル/円(NZD/JPY)

NZドルは豪ドルと同様に高金利通貨としてFXでは人気の高い通貨です。

ニュージーランドの最大の輸入/輸出相手国はオーストラリアで貿易面での依存度が高くNZドル/円と豪ドル/円の為替レートは同じような動きをするのが特徴です。

高金利通貨ゆえにNZドルと豪ドルは日本の個人投資家に人気が高い通貨ですが、米ドルやユーロと比べると市場規模が小さいため、投資会社による巨額な資金で売買されると急激に相場が変動する可能性のある通貨でもあります。

NZドル/円の月足チャート

ニュージーランドの経済不況によりNZドルは2000年10月に史上最安値41.87円を記録しました。

その後景気の回復と財政黒字によりNZドルの買いが進行、高金利に注目した個人投資家からの投資が急増し、2007年7月には97.75円まで上昇しましたが、2007年サブプライムショック、2008年リーマンショックの影響で急落した場面もありました。

カナダドル/円(CAD/JPY)

資源国通貨であるカナダドルの石油埋蔵量はベネズエラ、サウジアラビアに次いで世界第三位。

カナダドルレートの変動要因は、原油・金の産出国であるため原油価格・金価格の動向や、カナダの輸出の8割以上はアメリカ向けであるためアメリカの経済状況に左右されます。

カナダドル/円の月足チャート

アメリカとの経済面での結びつきが強いカナダは、1995年4月に米ドル/円相場が79.75円を記録した際、カナダドル/円は史上最安値57.76円を記録。

カナダドル/円の為替レートはアメリカの経済状況、米ドル/円の為替レートに強く影響されます。

 

その反面、資源国通貨として、原油価格が高騰していた2005年以降上昇し、またカナダ経済が好調なことから2007年11月に125.54円を記録しました。

しかしアメリカ発リーマンショックによる金融危機の影響により2008年10月頭に100円台をつけていたカナダドル/円相場がわずか1ヶ月で70.9円まで急落。

1ヶ月で30円程レートが動きました。

スイスフラン/円(CHF/JPY)

永世中立国のスイスフランはテロや有事の際に資金の避難先として選ばれ「有事のスイスフラン買い」の傾向が強い通貨です。

有事の際は瞬間的にスイスフランが買われ、また低金利通貨であることからスワップポイントの投資対象とならず短期トレード向きの通貨です。

スイスフラン/円の月足チャート

スイスフラン/円相場は1990年に110円台にのせていましたが、2000年9月に国内景気悪化の影響で史上最安値58.75円を記録。

その後2001年9.11同時多発テロ、2003年イラク戦争勃発、2006年北朝鮮ミサイル発射・イスラエル軍によるレバノン侵攻など有事の際はスイスフラン買いが活発となり、2008年7月には105円のせと堅調に推移していました。

しかしリーマンショックの影響により大きく下落し、2008年の年間変動幅は30.05円を記録しました。

一旦下落したスイスフランでしたが、徐々に上昇に転じ2011年8月には108円台を越えました。

そこで2011年9月6日スイス中央銀行は「過度なスイスフラン高を抑制する為に、無制限介入を実施する」ことを発表。

ところが2015年1月15日、スイス中央銀行は上限にしていた1ユーロ=1.20スイスフランに近づくと、突如上限を撤廃。

ユーロ/スイスフランは1.20フランをあっさり割り込むと、0.82フラン前半まで、約20分でおよそ3800pipsの大暴落

スイスフランのこの動きは他の通貨ペアにも大きな影響を与え、為替市場は大荒れとなりました。

南アフリカランド/円(ZAR/JPY)

高金利通貨として人気の高い南アフリカランド。

流動性の少ない新興国通貨のためボラティリティ(変動幅)が高くリスクの高い通貨ですが、何といっても魅力なのが高金利、政策金利は6.25%(2016年1月現在)もあります。

スワップ目的で長期保有する通貨としては最高の通貨になります。

南アフリカランド/円の月足チャート

南アフリカランドのような新興国通貨は流動性が低いためボラティリティ(価格変動率)が高いことが特徴です。

これまでの最安値は2008年10月にアメリカ発リーマンショックによる金融危機の影響で記録した7.62円でしたが、2015年後半から中国経済成長の減速により、最安値を切り下げ、2016年1月11日には史上最安値となる6.54円を記録しました。

トルコリラ/円(TRY/JPY)

高金利通貨で知られるトルコリラ。

トルコは慢性的な経常赤字国で、国内の資金需要を満たすため海外からの資金流入に大きく依存しています。

そのため、先進国の金融政策の変化など、グローバルな資金フローに影響を与える要因によって、株価や為替が大きく影響される傾向があります。

また価格帯が安いことから少ない資金でも運用することができます。

トルコリラ/円の月足チャート

2007年ごろは100円近い価格で取引されていましたが、アメリカ発リーマンショックによる金融危機の影響もあって下落を続け、2011年10月にはトルコリラ円史上最安値40.28円を記録しています。

その後、40円~50円台で推移し、2016年2月にはトルコリラ円史上最安値37.63を再更新しています。

通貨ペア別の取引高

下表は国際決済銀(BIS)が3年おきに発表している世界の外国為替市場における取引額(2013年4月の1日平均取引額)です。

ユーロ/米ドルと米ドル/円で全体の4割を占めていることが分かります。

通貨ペア 取引額
(10億米ドル)
割合(%)
ユーロ/米ドル 1,289 24.1
米ドル/円 978 18.3
米ドル/ポンド 472 8.8
米ドル/豪ドル 364 6.8
米ドル/カナダドル 200 3.7
米ドル/スイスフラン 184 3.4
米ドル/その他 1,167 21.8
ユーロ/円 147 2.8
ユーロ/ポンド 102 1.9
ユーロ/スイスフラン 71 1.3
ユーロ/その他 177 3.3
豪ドル/円 45 0.8
カナダドル/円 6 0.1
NZドル/円 5 0.1
南アフリカランド/円 4 0.1
ブラジルレアル/円 3 0.1
トルコリラ/円 1 0.0
その他/円 42 0.8
その他 89 1.7
合計 5,345 100.0

出典:国際決済銀行(BIS)Triennial Central Bank Survey of foreign exchange and derivatives market activity in 2013

リピート系注文に適した通貨ペアの特徴とは?

トラリピやループイフダンなどのリピート系注文を始めるに当たって注文間隔や利確幅などを決める必要がありますが、ぶっちゃけていうとどんな設定にしようが結果的に得られる利益に大差はありません。

それよりもまず大事なのが通貨ペア選びです。通貨ペア選びに間違ってしまうと注文間隔や利確幅などをどんなに上手く調整してもほぼロスカットとなります。

そこで今回はリピート系注文と相性がいい通貨ペアの見分け方を紹介します。

リピート系注文と相性がいい通貨ペアには大きな特徴が5つあります。

  1. レンジ相場を形成している
  2. 高低差が小さい
  3. 値動きが激しい
  4. 証拠金が安い
  5. スワップポイントが高い

 

この5つの特徴をすべて満たす通貨ペアが理想的ではありますが、すべてを満たさなければダメという訳ではありません。

5つの特徴の重要度と併せて以下では詳しく解説していきます。

1. レンジ相場を形成している

トラリピやループイフダンなどのリピート系注文はレートが上下することで新規注文→決済を繰り返してくれます。

そのため、レンジ相場を形成している通貨ペアがリピート系注文に適していると言えます。

逆にトレンド相場ではレートが一方向にしか動かないため、新規注文→決済をほとんど繰り返すことなくレンジを外れてしまいます。

レンジ相場トレンド相場

そのため、この「レンジ相場を形成している」ことは絶対条件であり、レンジ相場になっていない通貨ペアは即候補から外して下さい。

特にトルコリラ/円や南アフリカランド/円のような高金利通貨と呼ばれる通貨ペアは長期的に見て下降トレンドになっていることが多いです。

なお、リピート系注文は数年以上の長期運用が基本となるのでレンジ相場を形成しているかどうかは月足で10年~20年単位で見る必要があります

日足で数ヶ月見てレンジ相場かどうかを判断してはいけません。

2. 高低差が小さい

次に重要なのが高低差が小さいということです。

高低差小高低差大

リピート系注文ではなるべく狭い範囲(高低差)で何度も上下するような値動きが理想です。

高低差が広いとその範囲をカバーするには本数が多くなり、それなりの資金が必要となり、資金効率が悪化します。

ただし、高低差が大きくてもレンジ相場になっていて、値動きが激しければチャリンチャリンと利益を積み上げてくれます。

従いまして資金に余裕がある場合は高低差が大きくてもリピート系注文の運用対象として問題ありません。

3. 値動きが激しい

前述の通り、リピート系注文ではレンジ内で何度も上下するような動きが理想です。

そのため、リピート系注文には値動きの激しい通貨ペアが適していると言えます。

下のグラフは2014年の米ドル円の値動きですが、最も高かった121.81円と最も低かった100.75円の高低差は21.06円ですが、その間の4時間足の高低差を合計した数値は402.05円分となります。

この累計をトラリピでは総推移と呼びます。

総推移

つまり総推移が大きいほど値動きが激しいということになります。

ただし、高低差が大きい通貨ペアの場合、総推移も当然大きくなります。そこでより厳密に値動きの大きさをみるには「総推移÷高低差」で求められる1円当たり総推移を参考にします。

なお、総推移はトラリピ口座を開設するとマイページで確認することができます。

4. 証拠金が安い

たくさんのポジションを抱えることになるリピート系注文ではそれなりの資金が必要となります。

そのため、同じ運用資金なら証拠金が少なくて済む通貨ペアの方がより広いレンジをカバーできます。

ただし、証拠金が高くてもレンジ相場になっていて、値動きが激しければチャリンチャリンと利益を積み上げてくれます。

従いまして高低差と同じように、資金に余裕がある場合は証拠金が高くてもリピート系注文の運用対象として問題ありません。

5. スワップポイントが高い

リピート系注文ではたくさんのポジションを抱えることになるため、スワップ益も収入源となります。

そのため、スワップポイントが高い通貨ペアの方がリピート系注文に適していると言えますが、売買益に比べるとスワップポイントはわずかですので1~4ほど気にする必要はありません。

ただし、ハーフ&ハーフを仕掛ける場合、マイナススワップには注意する必要があります。

値動きが激しく、注文→決済が繰り返されているうちはあまり気になりませんが、相場が停滞して決済がなかなかされない場合にはマイナススワップがメンタルにきます。

実際、このマイナススワップを避けるためにマイナススワップの発生する通貨ペアを対象から外しているトレーダーは多いです。

 

 

トラリピに適した通貨ペア

トラリピは下記16通貨ペアに対応しています。

  • 米ドル/円(USD/JPY)
  • ユーロ/円(EUR/JPY)
  • ユーロ/米ドル(EUR/USD)
  • ユーロ/英ポンド(EUR/GBP)
  • 豪ドル/円(AUD/JPY)
  • 豪ドル/米ドル(AUD/USD)
  • NZドル/円(NZD/JPY)
  • NZドル/米ドル(NZD/USD)
  • 豪ドル/NZドル(AUD/NZD)
  • カナダドル/円(CAD/JPY)
  • 米ドル/カナダドル(USD/CAD)
  • 英ポンド/円(GBP/JPY)
  • 英ポンド/米ドル(GBP/USD)
  • トルコリラ/円(TRY/JPY)
  • 南アフリカランド/円(ZAR/JPY)
  • メキシコペソ/円(MXN/JPY)

 

それではそれぞれの通貨ペアがトラリピに適しているか、5つの条件に照らし合わせてみましょう。

1. レンジ相場を形成している

レンジ相場を形成しているかは実際に過去20年の月足を確認します。

 

米ドル/円(USD/JPY)

米ドル円レンジ

75円から135円の中に収まるレンジ相場となっていますのでトラリピに適しているといえます。

ただし、2022年10月に152円まで上昇したことでどの範囲をレンジと捉えるか難しくなりました

 

ユーロ/円(EUR/JPY)

ユーロ円レンジ

90円から170円の中に収まるレンジ相場となっていますのでトラリピに適しているといえます。

 

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

ユーロ米ドルレンジ

0.8ドルから1.6ドルの中に収まるレンジ相場となっていますのでトラリピに適しているといえます。

 

ユーロ/英ポンド(USD/GBP)

0.655英ポンドから0.979英ポンドの中に収まるレンジ相場となっていますのでトラリピに適しているといえます。

 

豪ドル/円(AUD/JPY)

豪ドル円レンジ

65円から105円の中に収まるレンジ相場となっていますのでトラリピに適しているいえます。

 

豪ドル/米ドル(AUD/USD)

豪ドル米ドルレンジ

0.5ドルから1.1ドルの中に収まるレンジ相場となっていますのでトラリピに適しているといえます。

 

NZドル/円(NZD/JPY)

NZドル円レンジ

45円から95円の中に収まるレンジ相場となっていますのでトラリピに適しているといえます。

 

NZドル/米ドル(NZD/USD)

NZドル米ドルレンジ

0.4ドルから0.9ドルの中に収まるレンジ相場となっていますのでトラリピに適しているといえます。

 

豪ドル/NZドル(AUD/NZD)

長期的には下降トレンドにも見えますが、2013年後半以降は狭いレンジ相場とみることもできます。

 

カナダドル/円(CAD/JPY)

加ドル円レンジ

70円から120円の中に収まるレンジ相場となっていますのでトラリピに適しているといえます。

 

米ドル/カナダドル(USD/CAD)

0.9000カナダドルから1.476カナダドルの中に収まるレンジ相場となっていますのでトラリピに適しているといえます。

 

英ポンド/円(GBP/JPY)

英ポンド円レンジ

120円から240円の中に収まるレンジ相場となっていますのでトラリピに適しているいえます。

 

英ポンド/米ドル(GBP/USD)

長期的には下降トレンドにも見えますが、リーマンショック以降は狭いレンジ相場とみることもできます。

 

トルコリラ/円(TRY/JPY)

トルコリラ円レンジ

上値が下がり続けていてレンジ相場になっていないのでトラリピには適していません

 

南アフリカランド/円(ZAR/JPY)

南アランド円レンジ

上値が下がり続けていてレンジ相場になっていないのでリトラリピには適していません

 

メキシコペソ/円(MXN/JPY)

長期的には下降トレンドにも見えますが、リーマンショック以降は狭いレンジ相場とみることもできます。

 

まとめ

  • トレンド相場という観点からはトルコリラ/円、南アフリカランド/円が×
  • 豪ドル/NZドル、英ポンド/米ドル、メキシコペソ/円は中期的にレンジとみることができるので△
  • それ以外の通貨ペアは○

 

2. 高低差が小さい

次に重要なのが高低差が小さいということです。

高低差が広いとその範囲をカバーするには本数が多くなり、それなりの資金が必要となり、資金効率が悪化します。

過去5年の年度別高低差は以下の通りです。

 

まとめ

  • 高低差という観点からは英ポンド/円、英ポンド/米ドルが×
  • やや差が大きいユーロ/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドルを△
  • それ以外の通貨ペアは○。ただし、米ドル/円は2022年に約40円の高低差がありました

 

3. 値動きが激しい

値動きの激しさは100pips当たり総推移で判断します。

100pips当たり総推移は、100pipsの値幅内でどの程度の総推移があったのかがわかるもの(総推移÷高低差で算出。小数点第4位以下は切り捨て)で、値動きの多さを判断する指標の1つです。値が大きいほど、トラリピ向きと言えます。

 

直近5年の100pips当たり総推移を確認します。

トラリピに採用されてから間もない通貨ペアのデータはありませんが、100pips当たり総推移が極端に少ない通貨ペアというものは見当たりませんでした。

 

参考までにユーロ/英ポンドが新たに採用された時にマネースクエアが発表した100pipsあたり総推移(2016年7月~2020年12月)では豪ドル/NZドル、ユーロ/英ポンドが圧倒的に大きいことが分かります。

 

まとめ

  • 総推移という観点からはどの通貨ペアも値動きがあり、トラリピに適さないと言い切れる通貨ペアはない
  • 総推移は年度によっと大きく異なるため、総推移だけでトラリピに適しているかどうかを判断することはできない
  • ただ、豪ドル/NZドルとユーロ/英ポンドの総推移はかなり大きい

 

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4. 証拠金が安い

証拠金が少なくて済む通貨ペアの方がより広いレンジをカバーできます。

1,000通貨当たりの証拠金必要額(2022年5月20日時点)をみてみましょう(南アフリカランド/円、メキシコペソ/円は1万通貨当たりの証拠金必要額)。

 

まとめ

  • 証拠金という観点からは英ポンド/円、英ポンド/米ドル、ユーロ/円、ユーロ/米ドル、米ドル/カナダドルがかなり高い
  • 米ドル/円、ユーロ/英ポンドも若干高め

 

5. スワップポイントが高い

スワップポイントは売買益に比べるとほとんど影響はないので参考程度で構いません。

ただし、マイナススワップは考慮にいれておいたほうがいいでしょう。

下表は2022年5月23日のスワップポイントです。

  売りスワップ 買いスワップ
米ドル/円 -101円 16円
ユーロ/円 0円 -63円
ユーロ/米ドル 7円 -48円
ユーロ/英ポンド 44円 -52円
豪ドル/円 -43円 15円
豪ドル/米ドル 0円 -56円
豪ドル/NZドル 7円 -20円
NZドル/円 -47円 20円
NZドル/米ドル -27円 1円
カナダドル/円 -38円 32円
米ドル/カナダドル 0円 0円
英ポンド/円 -41円 15円
英ポンド/米ドル 0円 -18円
トルコリラ/円 -55円 6円
南アフリカランド/円 -14円 2円
メキシコペソ/円 -10円 7円

 

まとめ

  • スワップポイントという観点でみるとトラリピの場合、プラススワップはスズメの涙なので無視してOK
  • 重視すべきはマイナススワップ。米ドル/円・ユーロ/円・英ポンド/円の売りトラリピとユーロ/米ドル・豪ドル/米ドル・NZドル/米ドルの買いトラリピは避けるべき

まとめ

上記の検証結果を一覧でまとめると以下のようになります。

  レンジ 高低差 総推移 証拠金 スワップ
米ドル/円
ユーロ/円
ユーロ/米ドル
ユーロ/英ポンド
豪ドル/円
豪ドル/米ドル
豪ドル/NZドル
NZドル/円
NZドル/米ドル
カナダドル/円
米ドル/カナダドル
英ポンド/円
英ポンド/米ドル
トルコリラ/円
南アフリカランド/円
メキシコペソ/円

 

重要度の高い「レンジ」と「高低差」が〇以上になっていない通貨ペアと×が付いている通貨ペアを外すとトラリピに適しているのは以下の7通貨ペアとなります。

  • ユーロ/英ポンド
  • 豪ドル/円
  • 豪ドル/NZドル
  • NZドル/円
  • NZドル/米ドル
  • カナダドル/円
  • 米ドル/カナダドル

 

ただし、実際にトラリピを仕掛ける場合、豪ドル/円とNZドル/円は同じ動きをしますのでどちらか一方を仕掛ければいいでしょう。NZドルはNZドル/米ドルがあるので残すなら豪ドル/円がおすすめです。

また豪ドル/円とNZドル/円、カナダドル/円のクロス円は売りスワップが-100円前後とかなり大きいので買いトラリピだけにしたほうがいいでしょう。

 

  • ユーロ/英ポンド
  • 豪ドル/NZドル
  • NZドル/円(買いのみ)
  • NZドル/米ドル
  • カナダドル/円(買いのみ)
  • 米ドル/カナダドル

 

為替コヤジ
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ユーロ/英ポンド、豪ドル/NZドル、米ドル/カナダドルはマネースクエアも世界戦略通貨ペアとして推奨していますね。

マネースクエアによれば通貨ペアの人気ランキング(2021年4月~8月)はこのようになっています。

1位:豪ドル/NZドル
2位:ユーロ/英ポンド
3位:NZドル/米ドル
4位:カナダドル/円
5位:米ドル/円

 

ちなみに為替コヤジのトラリピおすすめ設定はこちらで解説しています

【2024年保存版】為替コヤジおすすめのトラリピ設定を完全公開
この記事ではこの記事ではトラリピの運用方針から全12通貨ペアのトラリピ設定、必要資金、開始タイミングなどを解説しています。トラリピ設定は難しいと悩んでいませんか?実はトラリピ設定は4つのポイントを守れば誰でも簡単に設定できます。トラリピ歴10年の為替コヤジが実践しているトラリピ設定を全て伝授します!

 

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為替コヤジ

目黒在住のアラフィフサラリーマン。 トラリピや仮想通貨、投信積立などを活用したほったらかし投資で約3,000万円を運用中。FX投資歴12年、仮想通貨投資歴4年。

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