FX自動売買はトラリピやループイフダン、トライオートFXなどリピート系注文が全盛期を迎えていますが、一方でリピート系注文にはない魅力を持った選択型システムトレードも徐々に元気を取り戻しつつあります。
今回は選択型システムトレードの特徴とおすすめの選択型システムトレードを5つ紹介します。
選択型システムトレードとは?
選択型システムトレードとはストラテジーと呼ばれる売買プログラムを選ぶだけでFXの自動売買を開始することができるサービスです。
2012年にインヴァスト証券がシストレ24をリリースしてから2016年くらいまではミラートレーダーを始めとする選択型システムトレードが盛り上がっていました。
その後しばらくの間、リピート系注文に完全に圧倒されていましたが、ここ最近は各FX会社が再び選択型システムトレードに力を入れ始め、息を吹き返しつつあります。
選択型システムトレードの特徴
選択型システムトレードの特徴はリピート系注文と比較すると鮮明になります。そこでリピート系注文と比較しながら選択型システムトレードの3つの特徴について解説します。
1. 資金が1年で倍になる爆発力
選択型システムトレードの最大の魅力は1年間で資金を倍増させることもできる爆発力です。
リピート系注文の場合、正しい運用をしていれば年率10~20%が限界です。ところが選択型システムトレードはストラテジーが相場にフィットすると1年間で資金が倍増することもあります。
ただし、それだけのリターンが期待できるということはその分リスクも高まります。ストラテジーの選択を誤るとあっという間に資金が底をついてしまうこともあります。
そのため、選択型システムトレードを運用する場合は運用資金の20%以内に収める運用を推奨しています。
為替コヤジも資金の80%を手堅くリピート系注文で運用し、選択型システムトレードは総資金の20%以下に収まるように気を付けています。
2. 売買ロジックがブラックボックス
リピート系注文は○○円になったら買って××円になったら売るという非常にシンプルな売買ロジックとなっています。
ところが選択型システムトレードはリピート系注文よりも複雑なロジックとなっていてその内容は非公開となっています。
そのため、ストラテジーを選択するには過去の成績から判断せざるを得ないのですが、ストラテジーには得意な相場と苦手な相場があるので相場の変動によって突然好調だったストラテジーが一気にロスカットを繰り返すようになってしまいます。
このようにストラテジーの入れ替えが選択型システムトレードの難しさです。
3. 少額資金での運用が可能
リピート系注文を運用する場合には最低でも30万円程度の資金が必要なりますが、選択型システムトレードの場合はその半額以下で運用することができます。
また年間10万円の利益を目指す場合、リピート系注文では100万円くらい必要となりますが、選択型システムトレードなら10~30万円程度あれば十分可能です。
オススメ選択型システムトレード5選
ここでは最近でもバージョンアップが行われ、常に進化しているおすすめの選択型システムトレードを紹介します。
これら5つの選択型システムトレードは当サイトからの口座開設も多くなっています。
1. MAiMATE(マイメイト)
マイメイト(MAiMATE)とは、インヴァスト証券が提供する選択型自動売買で、エージェントと呼ばれる自動売買プログラムを選択するだけで自動でFX取引を行ってくれます。
従来の選択型自動売買における自動売買プログラムの多くは、取引を開始した時点ではマーケットに適応できていますが、時間が経つと対応できなくなってしまいます。
その問題を解決するためにマイメイトではユーザーとAIの力を活用しています。
マイメイトではエージェントは、ユーザーによって作られ、継続学習し、相場に適応するようにユーザーが育成します。
マイメイトは自分で育てたエージェントを選んでFX取引することもできますが、他の人が育てたエージェントを選ぶことも可能です。。
2. みんなのシストレ
みんなのシストレはトレイダーズ証券独自のプラットフォームで稼働する選択型システムトレードです。
みんなのシストレはストラテジーと呼ばれる売買プログラムを選ぶだけでなく、生身のトレーダーをフォローすることもできます。
また為替ニュースをもとに自動売買してくれる「テキストマイニングAIストラテジー」も導入されています。
3. アヴァDupliTrade
アヴァDupliTradeはMT4で稼働する選択型システムトレードです。
アヴァDupliTradeはMT4で稼働するため、売買プログラムをストラテジーではなく、EAと呼びますが、シストレ24とは逆にEAの数を10個以内に絞り込んで、優秀なEAだけを提供しています。
4. QUOREA FX
QUOREA FXはefitが提供する、CtoC(Consumer to Consumer:個人間取引)プラットフォームで、選択型自動売買と設定型自動売買の両面を備えています。
つまりQUOREA FXのユーザが自動売買プログラム(投資ロボット)を作成し、QUOREA FXのユーザがそれを使います。
またFX自動売買はQUOREA FX上で行われるのではなく、フィリップ証券とAPI連携することでフィリップ証券上で行われます。

5. セントラルミラートレーダー
セントラルミラートレーダーとはセントラル短資FXが提供するミラートレーダーです。
ミラートレーダーはイスラエルのトレーデンシー社が開発した選択型シストレのプラットフォームで、ストラテジーと呼ばれる売買プログラムを選択するだけで取引を開始することができます。
ミラートレーダーは全盛期には国内でも10社近くが提供していましたが、現在はこのセントラルミラートレーダーだけとなっています。
まとめ
選択型システムトレードとリピート系注文の比較をまとめると以下のようになります。
特徴 | 選択型システムトレード | リピート系注文 |
リターン&リターン | ハイリスク・ハイリターン | ローリスク・ミドルリターン |
ロジック | 非公開 | 公開 |
必要資金 | 少ない | 多い |
選択型システムトレードはストラテジーを選択するだけで運用を開始できますが、決して初心者向けというわけではありません。
選択型システムトレードの特徴を正しく理解した上で運用しましょう。
ほったらかし投資でリスク分散
為替コヤジは下記のようなほったらかし投資を実践しています。
サービス | 概要 |
トラリピ | 広範囲に注文を仕掛けて長期運用で利益を上げるリピート注文。複数通貨ペアを運用することでリスク分散を図る トライオートFXでも可 |
松井証券FX自動売買 | トラリピにない通貨ペアで運用。少額&ローリスク運用 |
トライオートETF | ビルダーでナスダック100トリプルの買いトラリピを仕掛け、売買益を狙う |
つみたてNISA | 楽天証券で楽天・全米株式株式インデックス・ファンド(楽天VTI)を毎月積み立てる。 |
レバナス積立 | auカブコム証券でレバナス(iFreeレバレッジNASDAQ100)を積立。自動売買の利益を投入 |
暗号資産積立 | GMOコインの自動積立でビットコイン、イーサリアム、リップルを毎月1万円ずつ積み立ててガチホ |
BTCトラリピ | ビットコインの手動トラリピで決済益を狙う。決済益は暗号資産積立に投入 |
ユーロ/ズロチ手動トラリピ | IG証券のユーロ/ズロチ売りでスワップと決済益を狙う |
レバナス代用FX | 積み立てているレバナスを証拠金としてメキシコペソ/円の手動トラリピ&スワップを狙う |
レバナスと仮想通貨を増やすことを目的としています。
トラリピ、松井証券FX自動売買、トライオートETF、代用FXで得た利益はレバナス購入資金に充て、BTCトラリピで得た利益は仮想通貨積立資金に充てます。
- トラリピ、松井証券FX自動売買、トライオートETF、代用FXで得た利益 ⇒ レバナス購入資金
- BTCトラリピで得た利益 ⇒ 仮想通貨積立資金

ユーロ/ズロチは資金が少ないので当面の間は再投資します。
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