投資では資金管理が重要と聞きますが、具体的に何をすればいいのか知りたい。
そんな悩みにお答えします。
- アラフィフの会社員
- 投資歴12年、運用資産3,000万円
- 2021年実績:+418万円、2022年:-479万円、2023年:+117万円
- トラリピやROBOPRO、投信積立、仮想通貨積立などのほったらかし投資メイン
- FX自動売買における資金管理の重要性
- 資金管理に関する格言
- FX自動売買における資金管理(マネーマネジメント)5つ
FX自動売買で唯一、自動化できないのがこの資金管理(マネーマネジメント)です。
大切な資産を守りながら資産を上手に増やす資金管理について学びましょう。
FX自動売買における資金管理の重要性
一般にFX投資で利益を上げるためには次の3つの条件が必要と言われています。
- 勝ちパターンや売買ルールが確立されている
- 感情のコントロールができる
- 資金管理ができる
これはいわゆる裁量トレードの場合ですが、FX自動売買はそれぞれのFXサービスがレンジ相場だろうがトレンド相場だろうがコツコツと利益を積み上げてくれるので勝ちパターンや売買ルールはすでに確立されていると言えます。
またリピート系自動売買を初めとするFX自動売買ではシステムが自動でFX取引を繰り返してくれるので人間の欲望や恐怖といった感情もコントロールできます。
しかし最後の資金管理だけは自動売買と言えども自分で行う必要があります。
逆に言えばFX自動売買では資金管理さえ徹底すればFX投資で利益を上げる確率がぐっと高まるのです。
資金管理に関する格言
資金管理の重要性については巨額の富を築いた著名投資家たちも口を揃えて以下のように述べています。
- 最も重要なのは、資金管理、資金管理、資金管理。成功した人は誰でも同じことを言うはずだ(マーティ・シュワルツ)
- くどいようだが、マネー・マネジメント(資金管理)に関しては可能な限り学ぶべきである(ラリー・ウィリアムズ)
- トレーダーは健全な資金管理戦略を固く守り、モメンタムが有利な場合に限って賭けていれば、株式市場で富をかき集めることができるだろう(ゲイリー・スミス)
FX自動売買における資金管理(マネーマネジメント)
FX自動売買における資金管理について具体的に解説します。
資金管理は特別なスキルが求められるものではなく、やるかやらないかだけの問題です。
ピンときたら今すぐ実行しましょう!
投資を始めた当初と比べると大きく考え方が変わってきています。ただ、10年投資を続けて大損してきたからこそ分かったこともありますので自戒の念を込めて綴ります。
1. 投資用資金を明確にする
資金管理のスタートは自分の投資用資金がいくらあるのか、きちんと把握することです。
投資用資金は、なくなっても生活に影響が出ない(とはいえ、相当落ち込みますが…)お金のうち、投資に使おうと決めた金額です。
自分の総資産のうち、生活防衛資金を先に決め、残りのお金を投資用資金と考えるのがいいでしょう。
生活防衛資金は生活スタイルによって異なるので必要に応じてパートナーや家族と話し合って決めてください。
投資用資金が決まったら投資用資金の70%(実運用資金)を実際に使って運用し、30%は予備費とし残しておくことをおすすめします。
30%の予備費は緊急避難的に活用したり、新たなチャンスが訪れた時に投資したりしてください。
当然、予備費を一時的に使った後はできるだけ速やかに30%に戻しましょう。
運用で利益が出たら再投資すると思いますが、利益を7:3で実運用資金と予備費に分け、バランスを維持することが大切です。
給料から毎月一定額を投資用資金に加える場合も実運用資金と予備費に7:3できっちりと配分しましょう。
調子が良いと生活防衛資金まで投入したくなりますが、絶対にNGです。私はこれで何度も痛い目に遭いました。
2. ロスカットラインを把握する
トラリピなどのFX自動売買でもユーロズロチでもトライオートETFでも同じですが、ロスカットラインは正確に把握しておきましょう。
いくらまで上昇あるいは下落したらロスカットになるのか、いくらまで耐えられるのかは正確に知っておかなければなりません。
証拠金維持率やレバレッジも参考になりますが、日々の目安でしかありません。大事なのは明確なレートです。
ロスカットラインが分かっていれば無駄にソワソワしたり、狼狽売りも回避することができます。
3. プランが崩れたら迷わず損切り
投資で最も重要なことは破産しないことです。破産して市場から退場しない限り、挽回するチャンスは何度も訪れます。
そのため、当初予定していたプランが崩れたら躊躇せずに損切りして立て直しましょう。
リピート型自動売買は評価損が増えても損切りせずに反転を待つのが鉄則ですが、プランが崩れた場合は別です。
プランが崩れたのに予備費や生活防衛資金を投入して延命させたとしても往々にして損失が大きくなるだけです。
4.自分のリスク許容度を把握する
リスク許容度とは、どれだけの損失を受け入れられるか、という度合いのことです。
含み損が増えてくると夜も眠れなかったり、吐き気を催したりする人がいると思いますが、これは自身のリスク許容度を超えている可能性が高いです。
リスク許容度は投資経験が浅いと認識するのは難しいと思います。
私の場合、実際に何度かロスカットを経験して見えてきました。
私の場合、働いている間は給与手取り1年分の損失は耐えられます。
リスク許容度は人によって全く異なります。つみたてNISAで3万円の含み損が生じたのでやめてしまったという人もいるくらいです。
例えば月1万円のお小遣いが欲しくて投資している人と月30万円を稼ぐために投資している人ではリスク許容度は大きく異なるでしょう。
また年収300万円の人と年収1,000万円の人でも異なるでしょう。
とにかく投資経験が浅くてもできるだけ損失が出た場合をリアルに想像してみてリスク許容度を把握するように努めてください。
前述した通り、ロスカットラインを把握するのは重要ですが、ロスカットになった時の損失がリスク許容度を超えていては意味がありません。
リスク許容度が100万円なのにロスカット時の損失が300万円となっていると含み損が100万円を超えた時点で生きた心地がしなくなります。
ロスカットラインの設定の時にリスク許容度も併せて考えましょう。
5.トレード記録をつける
トレード記録をつけるのも重要です。
ただ、トレード記録といってもそんなに難しいものではありません。
記載すべき内容は以下の3つがあれば十分です。
- 設定根拠(なぜ、そのような設定にしたのか?)
- 具体的な設定内容
- ロスカットライン
設定根拠を書き留めることで何となく開始してしまうことを回避できます。
設定根拠が明確に記載できないのであれば検討が不十分なので投資を開始すべきではありません。
また設定根拠が崩れた時には迷わずロスカットすることもできます。
まとめ
FX自動売買においてはシステムトレードの設定内容やストラテジー選びを優先してしまい、資金管理はついないがしろにしてしまいがちです。
しかし特別なスキルが必要とされない資金管理はやるかやらないかだけの問題です。是非、今日から実践しましょう。
ほったらかし投資でリスク分散
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ポートフォリオ | 口座 | 投資対象 | 目的 |
FX自動売買 | トラリピ / 松井証券FX | FX | キャッシュフロー |
FXスワップ投資 | IG証券 / みんなのFX | FX | キャッシュフロー |
投信積立 | 楽天証券 / auカブコム証券 | 投資信託 | 資産形成 |
仮想通貨積立&レンディング | GMOコイン / BitLending / PBRレンディング | 仮想通貨 | 資産形成 |
ロボアドバイザー | ROBOPRO | ETF | 資産形成 |
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