ビットコインやイーサリアムをただ取引所に置きっぱなしにしているだけではもったいない。そう思いながらも、どのレンディングサービスを選べばいいか迷っている方は多いのではないでしょうか。
私はこれまでBitLendingやPBRレンディングなど複数の暗号資産レンディングサービスを実際に利用してきましたが、今回は東京証券取引所グロース市場に上場する株式会社イオレが提供する「らくらくちょコイン」について詳しく調べてみましたので紹介したいと思います。
- 上場企業が運営する暗号資産レンディング「らくらくちょコイン」の仕組み
- らくらくちょコインの貸借料率(利率)と対象銘柄・最低貸出数量
- らくらくちょコインのメリット・デメリット
- らくらくちょコインの評判・安全性
- BitLending・PBRレンディングとの比較
- らくらくちょコインの始め方
本記事を読み終えると、らくらくちょコインがどんな人に向いているサービスなのかが分かり、あなたの暗号資産を効率よく増やす選択肢が広がります。仮想通貨を保有しているだけの方は、この機会にレンディングを検討してみてください。
資産形成のスピードを加速させたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
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らくらくちょコインとは?

らくらくちょコインとは、東京証券取引所グロース市場に上場する株式会社イオレ(証券コード:2334)が提供する暗号資産レンディングサービスです。2025年12月25日から事前登録を開始し、2026年1月28日に正式サービスがスタートしました。
イオレは2001年設立、創業から20年以上の実績を持つ上場企業です。新興企業や海外法人の運営が目立つ暗号資産レンディング業界において、上場企業ならではの内部統制と情報開示のもとでサービスを提供している点は安心材料のひとつだと思います。
運用にあたっては、レンディング事業で3年以上の実績を持つ株式会社J-CAM(BitLendingの運営会社でもあります)と協業し、有力な暗号資産運用ファンドなどでリスクを抑えながら運用収益を上げる独自のポートフォリオを構築しています。また資産管理には、デジタル資産管理分野で採用が進む米国Fireblocks社のセキュリティ基盤を導入しています。
私が長年利用してきたBitLendingと運用パートナーが重なっている点は、個人的にも安心して見ていられるポイントでした。
らくらくちょコインの仕組み
レンディングとは、保有している暗号資産を業者に貸し出し、その対価として貸借料(利息)を受け取る運用方法です。銀行預金の利息に近いイメージで、値動きを予想して売買するトレードとは全く異なります。
らくらくちょコインでは、利用者から預かった暗号資産を運用会社が有力な運用ファンドなどに再度貸し出し、そこで得た運用収益を貸借料として利用者に還元する仕組みです。国内の暗号資産取引所のレンディングは自社サービス内での限定的な活用にとどまることが多く貸借料が控えめになりがちですが、らくらくちょコインのように市場での運用益を還元するタイプは利率が高くなりやすいのが特徴です。
らくらくちょコインの仕様(対象銘柄・利率・最低貸出数量)

2026年7月時点で公式サイトが公開している対象銘柄・貸借料率・最低貸出数量は以下の通りです。
| 銘柄 | 最低貸出数量 | 年率(貸借料率) |
|---|---|---|
| BTC | 0.0005 BTC(約1万円相当) | 8% |
| ETH | 0.03 ETH | 8% |
| XRP | 50 XRP | 7% |
| USDC | 60 USDC | 10% |
※SOL・DAIは「Coming soon」として準備が進められています。なおサービス開始当初は事前登録者向けに2026年4月まで年率13%の特別レートが適用されていましたが、このキャンペーンはすでに終了しています。過去のキャンペーン利率を現在の料率として紹介しているサイトも見かけるので注意してください。最新の料率・対応銘柄は必ず公式サイトでご確認ください。
ステーブルコインであるUSDCの利率が10%と一番高く設定されているのは興味深いポイントです。値動きの大きいBTC・ETHより、価格が安定しているUSDCの方が利率が高いという料率設計になっています。
最短貸出期間と返還ルール
らくらくちょコインは、貸し出してから30日間は返還請求ができない点に注意が必要です。30日経過後はいつでも返還請求が可能で、申請から7営業日以内に指定のウォレットへ返還されます。
貸し出す際の送金手数料はかかりませんが、送金元ウォレットの手数料やネットワーク送金手数料は別途発生しますので、あらかじめ確認しておきましょう。
らくらくちょコインのメリット

上場企業が運営しているという安心感
暗号資産レンディング業界では、運営会社の実態が見えにくいサービスも少なくありません。その点、らくらくちょコインは東証グロース上場企業が運営しており、四半期ごとの決算開示や適時開示が義務付けられているため、財務状況や役員構成を誰でも確認できる透明性があります。
為替コヤジ:ただし、上場企業だからといって元本が保証されるわけではありません。この点は後述のデメリットで詳しく解説します。
少額から始められる
ビットコインの最低貸出数量は0.0005 BTC、日本円にして約1万円相当から始められます。まとまった資金がなくても気軽にレンディングを体験できるのは、初心者にとって嬉しいポイントです。
Fireblocksによるセキュリティ基盤
資産管理には米国Fireblocks社のセキュリティサービスを採用しており、秘密鍵を複数に分割して分散管理する体制を取っています。一部のシステムが攻撃を受けても、分割された鍵だけでは取引ができないため、資産流出のリスクを抑える設計になっています。
らくらくちょコインのデメリット・注意点

暗号資産交換業者としての登録事業者ではない
らくらくちょコインは、暗号資産交換業者としての登録を受けたサービスではありません。イオレはプレスリリースで、現時点ではこの事業について暗号資産交換業者としての登録は不要と整理していると説明しています。つまり、預けた暗号資産は分別管理の対象外であり、預金保険のような公的な保護制度もありません。
万が一の際は運営会社の信用力に依存することになるため、生活資金とは切り離した余剰資金の範囲で利用するのが現実的だと思います。
サービス開始から日が浅い
2026年1月にスタートしたばかりのサービスなので、運用実績の蓄積はこれからです。長年の実績があるBitLendingやPBRレンディングと比べると、まだ様子見の段階と言えるかもしれません。
らくらくちょコインの評判

公式発表によると、2025年12月の事前登録開始からわずか1ヶ月ほどで、個人からの預かり暗号資産運用希望額は20億円相当、法人分と合わせたレンディング事業全体の想定規模は50億円相当に達したとのことです。上場企業が運営するという安心感と利率の高さが評価され、想定を上回るペースで申込みが集まっていることが分かります。
ただ、サービス開始からまだ半年程度ということもあり、実際に利用したユーザーのSNS上の口コミはまだそれほど多くありません。引き続き評判はウォッチしていきたいと思います。
BitLending・PBRレンディングとの比較

らくらくちょコインと類似のサービスに、私も長年利用しているBitLendingやPBRレンディングがあります。3社を比較したのが以下の表です。
| らくらくちょコイン | BitLending | PBRレンディング | |
|---|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社イオレ(東証グロース上場) | 株式会社J-CAM | PortobelloRoad株式会社 |
| サービス開始 | 2026年1月 | 2022年2月 | 2022年12月 |
| 年率(BTC) | 8% | 8% | 通常10%・プレミアム12% |
| 最低貸出数量(BTC) | 0.0005 BTC | 0.0022 BTC | 時期・キャンペーンにより変動(目安3万円相当〜) |
| 最短貸出期間 | 30日 | 1ヶ月 | 通常1ヶ月・プレミアム1年 |
| 返還所要日数 | 7営業日以内 | 7営業日以内 | 契約上は7営業日以内(実運用は時期により2〜3営業日程度に短縮される場合あり) |
為替コヤジ:BitLendingの最低貸出数量は過去に何度か引き下げが行われており、この記事の数値は2026年7月時点のものです。PBRレンディングは特に、キャンペーンや制度改定によって最低貸出数量・返還日数が頻繁に変わるサービスなので、この表はあくまで目安として捉え、申し込み前に必ず各社の公式サイトで最新条件を確認してください。
利率だけで見ればPBRレンディング(プレミアム)が優勢ですが、最低貸出数量の少なさと上場企業運営という安心感を重視するなら、らくらくちょコインは十分検討に値するサービスだと感じます。
リスク分散のためにも、暗号資産の預け先を1社に集中させず、複数のレンディングサービスに分散させることをおすすめします。
らくらくちょコインの始め方

らくらくちょコインを始める手順はシンプルです。
- 公式サイトから無料の会員登録を行う
- 本人確認資料をアップロードする(KYC)
- 審査完了後、保有している暗号資産を指定のウォレットへ送付する
- 送付が完了すると翌月から貸借料の受け取りがスタート
なお、らくらくちょコインは暗号資産取引所ではないため、暗号資産そのものを購入することはできません。事前に取引所で購入しておく必要があります。どこの取引所を使えばいいか迷ったら、多くのユーザーが利用しているCoincheckやGMOコインなどを選んでおけば問題ないと思います。
まとめ:らくらくちょコインは上場企業運営の安心感が魅力

らくらくちょコインは、東証グロース上場のイオレが運営する暗号資産レンディングサービスです。上場企業ならではの透明性と、Fireblocksによるセキュリティ基盤、そして1万円相当という少額から始められる手軽さは、初めてレンディングに挑戦する方にとって大きな魅力だと思います。
一方で、暗号資産交換業者としての登録事業者ではないこと、サービス開始からまだ日が浅いことは、利用前にしっかり理解しておくべきポイントです。まずは余剰資金の範囲で少額から試してみるのがおすすめです。
私自身が実践しているほったらかし投資については、為替コヤジのお金Lab.FX自動売買トップページでも詳しく紹介していますので、併せてチェックしてみてください。

