手数料無料となったばかりのトラリピが今度はスプレッドとスワップを大幅に改善してきました。相次ぐコスト削減策でトラリピはループイフダンに奪われつつあったリピート系FXの盟主の座を奪い返せるのでしょうか?
トラリピとは?
トラリピとはマネースクエアが提供しているリピート系注文です。
トラリピはあらかじめ設定しておいた価格になったら注文が約定し、あらかじめ設定しておいた利益が乗ったら自動で決済してくれますので最初に設定さえしてしまえばあとはほったらかしで利益を積み上げてくれます。
トラリピについて分かりやすく紹介した動画がありますので是非ご覧下さい。
リピート系注文では以下の項目を設定することができますが、設定次第で利益が大きく異なります。
リピート系注文の中には制約があり、自由に設定をアレンジすることができないものもありますが、トラリピはこれら全ての項目を自由に設定することができます。
設定項目 | 設定内容 |
通貨ペア | 米ドル/円やユーロ/円などの通貨ペア |
レンジ | 発注する範囲。<例>米ドル80円~100円の間で発注する |
注文間隔 | 指値注文と指値注文の間隔。<例>80円、81円、82円と1円間隔で発注する |
注文本数 | 発注する本数 |
利益金額 | 決済する金額。<例>利益が1,000円になったら決済する |
ロスカット | ロスカットする金額。ロスカットさせないことも可能 |
トレール注文 | 相場の上昇に合わせて決済(逆指値)注文を引き上げるかどうか |
ロスカットラインが分かる『らくトラ運用試算表』
リピート系注文でもっとも大事なのは資金管理です。どこまで下がったらロスカットされてしまうのか、どこまで耐えられるのかを常に正確に把握しておくことが大切です。
このロスカットラインを事前に見える化してくれるのがらくトラ運用試算表です。
らくトラ運用試算表は7つの項目を入力するだけで、レートがどれくらい下がったらロスカットになるか? ストップロス成立時の損失額は? といったリスクを自動計算してくれます。
らくトラ運用試算表は全てのリピート系注文で役立ちます。トラリピの口座開設さえしておけば使うことができますのでらくトラ運用試算表を使うためだけでもトラリピを口座開設しておく価値があります。
ハーフ&ハーフ
ハーフ&ハーフとは、トラリピを仕掛ける範囲(レンジ)を決めたら、そのレンジ内の上半分に売りのトラリピ、下半分に買いのトラリピを仕掛けるトラリピ戦略です。
ハーフ&ハーフはトレンド相場はもちろん、上げ相場でも下げ相場でも利益をあげることができます。
さらにトラリピでは同一通貨ペアで「売り」「買い」双方の新規注文を出す場合、証拠金必要額(内指値分)は「売り」「買い」いずれか高いほうしかかかりません。
そのため、トラリピに必要な資金を大幅に抑えることができます。
手数料完全無料化でコストは最低水準に
トラリピは2018年9月に手数料が無料となりましたが、今度はスプレッドとマイナススワップ(スワップ支払い)を大幅に改善してきました。
まずはスプレッドですが、2019年1月28日から3月31日まで約2カ月間、スプレッドを従来のほぼ半額とするキャンペーンが開催されます。
さらにマイナススワップも大幅に軽減されています(※1万通貨あたり)。これは2018年のクロス円取引でロスカットが執行されたポジションは約92%が買いポジションだったため、円高に備えるためのキャンペーンとのこと。
この手のキャンペーンは永続的に続くことがあるのでトラリピもそうであることを願います。
コメント