トラリピ勝訴でサイクル注文差し止め!他のリピート系注文の行方は!?

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マネースクウェアHDと外為オンラインの間で係争中の3件のトラリピ裁判のうち、ひとつでついにトラリピの特許が認められ、サイクル注文がサービス停止に追い込まれました。

果たしてその他のリピート系注文は今後どうなってしまうのでしょうか?

ついに決着!トラリピ勝訴でサイクル注文はサービス終了

マネースクウェアHDが提供するトラリピについて、外為オンラインに対して特許侵害訴訟を提起していましたが、12月21日に知財高等裁判所において、トラリピ勝訴の判決が言い渡されました

これに伴い、サイクル注文について差し止めが命じられました

株式会社外為オンラインに対する勝訴判決のお知らせ | マネースクウェアHD

トラリピ裁判のこれまでの経緯

下の表はこれまでのトラリピ裁判の経緯です。

マネースクウェアHDは3件の特許権侵害訴訟を提起していますが、今回、トラリピ勝訴、サイクル注文サービス停止の判決が言い渡されたのは【トラリピ裁判①】です。

今回、サービス停止となったのはサイクル注文だけですが、他の2件の訴訟でiサイクル注文もサービス停止となる可能性が残されています。

時期経緯 
2015年2月【トラリピ裁判①】マネースクウェアHDが外為オンラインに対し「特許第5525082号」と「特許第5650776号」の特許権侵害を理由にiサイクル注文とサイクル注文の差止めを求めて東京地裁に提訴(のちに(「特許第5826909」も追加) 
2016年4月外為オンラインがiサイクル注文の特許を取得 
2016年6月 【トラリピ裁判②】マネースクウェアHDが外為オンラインに対し「特許第5941237号」の特許権侵害を理由にiサイクル注文の差止めを求めて東京地裁に提訴(のちに(「特許第5826909」も追加) 
2017年2月  【トラリピ裁判①】マネースクウェアHDの請求を棄却。外為オンラインが勝訴。すかさずマネースクウェアHDは知財高裁に控訴を提起
2017年7月【トラリピ裁判③】マネースクウェアHDが外為オンラインに対し特許権侵害を理由にiサイクル注文の差止めを求めて東京地裁に提訴(具体的な特許権は不明)  
2017年7月【トラリピ裁判②】マネースクウェアHDの請求を棄却。外為オンラインが再び勝訴。すかさずマネースクウェアHDは知財高裁に控訴を提起
2017年12月【トラリピ裁判①】マネースクウェアHDの逆転勝訴外為オンラインのサイクル注文はサービス停止

リピート系注文の歴史

ここでリピート系注文の歴史を振り返ってみましょう。

リピート系注文市場は2007年からトラリピの独占市場でしたが、2013年にループ・イフダンが参入して以来、毎年新たなリピート系注文が誕生しています。

【2017年版】リピート系注文最前線!トラリピ、ループ・イフダン、iサイクル注文、トライオートFX、オートレールを徹底比較
2007年12月にマネースクエアがトラリピをリリースしてからリピート系注文(連続発注機能)は進化し続けています。 今回は各リピート系注文の仕様変更を踏まえて、5大リピート系注文を徹底比較してみたいと思います。
リリースサービス名会社名
2007年12月トラリピマネースクエア
2013年10月ループ・イフダンアイネット証券
2013年12月リピートトレール注文YJFX!
2013年12月連続IFDOCO注文ジャパンネット銀行
2014年3月トライオートFXインヴァスト証券
2014年7月ループ・イフダンひまわり証券
2014年10月iサイクル注文外為オンライン
2014年10月サイクル注文外為オンライン
2014年10月トラッキングトレードFXブロードネット
2015年1月iサイクル注文ライブスター証券
2015年4月連続予約注文マネーパートナーズ
2015年10月iサイクル注文(くりっく365)外為オンライン
2016年11月トレンドフォローイフダン東岳証券
2017年1月オートレールマネックス証券
2017年5月オートレンジトレーディング東岳証券

なぜ、トラリピは模倣されるのか

そんな中、マネースクエアはトラリピ類似のサービスが次々とリリースされることに対し、「模倣者たちの多さはまた、そのアイデアの強さを証明しているとも言える」と述べて、トラリピ類似のサービスを批判しながらも元祖リピート系注文としての貫録を見せています。

トラリピ模倣

外為オンラインは『サイクル2取引』をリリース

外為オンラインは「サイクル注文」の差し止め(サービスの停止)を命じる判決を受け、12月16日に『サイクル2取引』をリリースしました。

新取引方法「サイクル2取引」提供開始のお知らせ | 外為オンライン

サイクル2取引は、トラリピの特許権侵害とならないように、サイクル注文のような指値注文によるトリガー型の約定処理でなく、アルゴリズムによりダイナミクスに約定処理されるように変更されています。

トラリピ以外のリピート系注文は今後どうなる?

今回の判決でサイクル注文の差し止めが言い渡されたことでこれまで劣勢だったトラリピがかなり優位に立った言えます。

現在係争中の2件の訴訟で万が一、iサイクル注文がサービス停止になるようなことがあるとループ・イフダンやトラッキングトレードなどにも少なからず影響が生じることになります。

今回はサイクル注文からサイクル2取引に自動的にデータを含めて取引が移行されましたのでサイクル注文ユーザにはほとんど影響が生じなかったようですが、仮に後継のサービスがない場合には一定期間経過後に全てのポジションを決済する必要が生じます。

しかし大量の含み損を抱えるリピート系注文では全ポジションを決済することはそう簡単なことではありません。

マネースクウェアHDは『当社は引き続き、当社が保有する知的財産権を侵害すると考えられる類似サービス・プログラムに対しては、一切の法的措置を含め、断固たる対応を採っていく所存です』と述べていることからループ・イフダンなどにとっても今回の判決は対岸の火事ではありません。

こうなると安心してリピート系注文を運用できるのはトラリピだけということになります。

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