やるやるといいながら先延ばしにしていたトラリピの大型ロスカットを実施しました。今回はトルコリラ/円・南アフリカランド/円併せて200万円のロスカットを行いました。
トラリピのメンテナンス
2012年からトラリピを運用していますが、若気の至りで取ってしまった塩漬けポジションがたくさんあります。今回は思い切ってメンテナンスを実施したいと思います。
若気の至りについては下記記事をご覧下さい。

塩漬けポジションとなっているのはトルコリラ/円、南アフリカランド/円の2通貨ペアです。豪ドル/円、NZドル/円も一部高値掴みのポジションがありますが、今回のメンテナンスでは対象外とします。
今回のメンテナンスではトルコリラ/円、南アフリカランド/円をそれぞれ100万円ずつロスカットしたいと思います。
なお、ロスカット(損切り)のテクニックについては下記記事をご覧下さい。

トルコリラ/円
トルコリラ/円は2015年から2016年に約定した買いトラリピが10万8,000通貨あります。平均価格は44.6円で評価損は約273万円です。
ここから100万円分をロスカットしますが、今回は維持率も上げたいので評価損の少ない方からロスカットの対象とします。そうすると4万6,000通貨、約102万円がロスカットされます。
ロスカット前後を比較してみるとこんな感じです。
ロスカット前 | ロスカット後 | |
保有数量 | 10万8,000通貨 | 6万2,000通貨 |
評価損 | 273万円 | 171万円 |
ちなみにトルコリラ/円は過去に約142万円のロスカットを行っているので累計ロスカットは約244万円となります。
南アフリカランド/円
南アフリカランド/円は2014年から2015年に約定した買いトラリピが139万通貨あります。平均価格は9.77円で評価損は約321万円です。
同じように南アフリカランド/円も100万円分をロスカットします。そうすると53万通貨、約101万円がロスカットされます。
ロスカット前後を比較してみるとこんな感じです。
ロスカット前 | ロスカット後 | |
保有数量 | 139万通貨 | 85万通貨 |
評価損 | 321万円 | 220万円 |
ちなみに南アフリカランド/円は過去に約27万円のロスカットを行っているので累計ロスカットは約128万円となります。
口座状況の比較
ロスカット前後で口座状況を比較してみると有効証拠金は変わりませんが、証拠金維持率・実質レバレッジが大幅に改善されていることが分かります。
ロスカット前

失われるスワップ収益
高金利通貨のトルコリラ/円と南アフリカランド/円を保有していたので毎日スワップポイントがもらえていましたが、200万円分をロスカットしたせいで1月当たり約8,000円のスワップポイントが今後は入らないことになります。
トラリピの新規注文
メンテナンスと言っている以上、ロスカットして終わりではありません。ロスカットして浮いた資金でトラリピ設定を追加したいと思います。
基本的にメンテナンスは下図のように塩漬けポジションやレンジアウトしたトラリピを現値付近に移動させます。設定レンジ内で価格が推移していればいいので同じ通貨内で移動させても別の通貨で新たに設定しても構いません。要はお金が働く状態にすればいいわけです。
出所:マネースクエア
今回選んだのはメキシコペソ/円
トルコリラ/円と南アフリカランド/円のロスカットを行ったのでそれぞれ同じ通貨ペアの現値付近でトラリピを仕掛け直そうとも思ったのですが、今回は同じ高金利通貨のメキシコペソ/円でトラリピを仕掛けました。
といっても他の通貨ペアのように過去20年のレンジにがっつり仕掛けるのではなく、狭い範囲に少しだけ仕掛けました。まだまだメキシコペソ/円に本格参入するつもりはないのでテンポラリーと捉えて下さい。
またメキシコペソ/円の買いスワップは10円ですが、売りスワップは-40円なので買いトラリピのみとしました。
通貨ペア | メキシコペソ/円 |
レンジ | 5.000~6.500 |
本数 | 31本 |
間隔 | 0.05円 |
数量 | 1万通貨 |
利益金額 | 500円 |
決済トレール | 設定なし |
ストップロス | 設定なし |
投資額50万円ならロスカットラインは4.310円となります。
まとめ
こんな言葉があるそうです。
塩漬けポジションを抱えてトラリピの効率が下がっている方は為替コヤジのように思い切ってメンテナンスを行ってはいかがでしょうか?節税対策にもおすすめです。
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