為替コヤジ注:2012年3月18日に公開された記事を再編集しています
シストレ24で成功するか失敗するかはストラテジー選びにかかっています。
為替コヤジの目指すポートフォリオはどんな局面でも勝てる無敵のポートフォリオです。試行錯誤を重ねながらも為替コヤジがぼんやりと見えてきたストラテジー選びのポイントは以下の5点です。
[titled_box color=”white” title=”ストラテジー選びのポイント”]
- 累積利益が大きい
- 損小利大型
- 複数通貨ペアで利益を上げている
- リスクリターン率が高い
- 損益曲線が右肩上がり
1. 累積利益が大きい
まず最初の絞込みは累積利益で行います。 累積利益は「シストレ24 Mirror Trader」の取引ツールのストラテジー検索で確認します。期間は過去24ヶ月、過去12ヶ月、過去180日で上位50ストラテジーまでを対象にすれば 十分でしょう。
必ずExcelでExportしておきましょう。 この時、注意すべき点は収益率(期間の累積損益(pips)/推奨証拠金)です。 最大ポジションが1のストラテジーなどは累積利益ではなかなか上位に 食い込めないため、累積利益だけでは優秀なストラテジーを見落としてしまいます。
収益率はMyシストレ24で確認します。こちらも上位50ストラテジーを対象にします。 Myシストレ24は24ヶ月という期間がないため、取引ツールと補完しあいながら 使い分ける必要があります。
2. 損小利大型
損小利大型というのは「平均利益」が「平均損失」の1.5倍のストラテジーを指します。Myシストレ24では赤と緑の錘を吊るした天秤のアイコンが付いています。
他方、コツコツ型は利食いを小さく、回数を積み上げますが、コツコツドカーンと揶揄されるようにコツコツ積み上げてきた利益を1回のロスカットで吹き飛ばしてしまいます。為替コヤジもシストレ24開始直後はこのコツコツ型を選び、幾度となく痛い目に会っています。
Myシストレ24のランキング見ても上位の大半を損小利大型が占め、コツコツ型がほとんどいないことから選ぶべきは損小利大型ストラテジーであることが分かります。
3. 複数通貨ペアで利益を上げている
特定の通貨ペアでしか利益を上げていないストラテジーはたまたまその通貨ペアの相場の流れに乗れただけである可能性があります。
しかし複数の通貨ペアでしっかりと利益を上げているストラテジーはそもそもストラテジーの売買ロジックが優れており、いろいろな相場でも利益を上げられる可能性が高いといえます。
下表は最強ストラテジーのThirdBrainFXの過去12ヶ月の取引データですが、AUD/JPYだけではなく、様々な通貨ペアで利益を上げていることが分かります。
ThridBrainFX取引データ(過去12ヶ月)
4. リスクリターン率が高い
リスクリターン率とは期間中の実現損益(pips)÷最大ドローダウンで導き出される数値ですが、リスクリターン率が高いストラテジーは、大きなドローダウンを経験しないで利益を得ることができることを意味します。
上記1~3と比べると瞬間風速的な数値であるため、コロコロと変わりますが、概ね2以上であり、さらに最大ドローダウンが1,000pips以内であることが望ましいといえます。
5. 右肩上がり
最後に取引ツールで該当するストラテジーの損益曲線を確認します。
損益曲線では順調に利益を積み上げていることを確認します。理想的な収益曲線はあまり凸凹がなく、右肩上がりになっているものです。
以上のような条件を満たすストラテジーが見つかったら早速、ポートフォリオに加え、根気よく使い続けましょう。
ThirdBrainFX(AUD/JPY)でも月単位では負ける月はもあります。1ヶ月でそのストラテジーの優劣を判断するのは難しいので最低でも 3ヶ月は様子を見ることをお勧めします。
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