中国版イーサリアムと呼ばれるネオ(NEO)とは、一体どんな仮想通貨なのでしょうか?
仮想通貨ネオ(NEO)とは?
仮想通貨ネオ(NEO)について基本情報からチャート分析、今後の将来性、お得に買える仮想通貨取引所を紹介します
ネオ(NEO)の基本情報
ネオ(NEO)の基本情報を確認しましょう(2018年5月13日時点)。
運用開始日 | 2016年10月17日 |
ロゴ | ![]() |
単位 | NEO |
時価総額 | ¥455,278,579,689 (6位) |
発行量 / 発行上限 | 65 百万 / 100 百万NEO |
ハッシュアルゴリズム | Delegated Byzantine Fault Tolerant |
ホームページ | https://neo.org/ |
中国で生まれたネオ(NEO)は、ブロックチェーンにスマートコントラクトを実装していてイーサリアムと構造が似ていることから中国版イーサリアムと呼ばれています。
2014年2月に仮想通貨Antshares(アントシェアーズ)が誕生しましたが、2017年6月にリブランディングが実施され、現在のネオ(NEO)に改名されました。
豊富な開発言語
イーサリアムはSolidityという独自言語でしか開発できないのに対してネオ(NEO)はJavaScript、Python、.NET、C、C#、C++などメジャーなプログラミング言語に対応しているため、優秀なエンジニアを集めやすくなっています。
処理速度はVISAクラス
仮想通貨の処理速度は、ビットコインが1秒当たり7件、イーサリアムが同15件程度ですが、ネオ(NEO)は1秒間に1,000件の処理が可能です。さらに理論上は10倍まで処理速度を向上させることができます。これは1秒当たり4,000~6,000件の処理が可能と言われているVISAカードに匹敵する処理スピードです。
[colored_box color=”light-red” corner=”r”]- ビットコイン:約7件/秒
- イーサリアム:約15件/秒
- リップル:約1,000件/秒
- NEO:約1,000件/秒
- VISAカード:約4,000~6,000件/秒
DBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerant)
ネオ(NEO)はハッシュアルゴリズムにDBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerant)を採用しています。
BDFTは日本語に訳すとビザンティン耐障害性コンセンサスメカニズムとなりますが、P2Pなどの分散型ネットワークは、複数人での相互ネットワークで構成されています。このような分散型ネットワークの問題としてしばしば取り上げられるのがビザンチン将軍問題です。
[titled_box color=”option” title=”ビザンチン将軍問題とは?“]相互に通信しあう何らかのオブジェクト群において、通信および個々のオブジェクトが故障または故意によって偽の情報を伝達する可能性がある場合に、全体として正しい合意形成ができなくなる問題[/titled_box]
DBFTでは、ネットワークユーザの中から評価が高く信用ができる複数のブックキーパー(帳簿係)をNEO保有者の投票により選出します。
そしてブックキーパーがブロックを監視するとともに、ネオのネットワーク参加者がブックキーパーを監視することによって、ブロックチェーンの信頼性を保つ仕組みです。
ブックキーパーになることで、マイニング報酬としてNeoGAS(GAS)と呼ばれるトークンを受け取ることができます。
ネオ(NEO)のチャート分析
2017年1月には仮想通貨市場全体の値上がりに合わせて160米ドルを超えましたが、その後は4月に50米ドルを割り込んだ後で反発しています。
ネオ(NEO)の今後の将来性
中国のアマゾンと呼ばれる超巨大企業アリババ(Alibaba)が、ネオの技術に注目してネオの開発元であるOnchainとの提携を発表しています。
またネオは2018年5月時点で42ものDApps(NEO dApp List)がリリースされています。
今後もネオのプラットフォームをベースにしたICOが数多く予定されており、将来性は高いと言えます。
ネオ(NEO)を買える仮想通貨取引所
ネオ(NEO)は国内の仮想通貨取引所では取り扱っていないため、海外の仮想通貨取引所で購入する必要があります。
おすすめはNEOの取引高最大のBinance(バイナンス)です。
ただしBinance(バイナンス)は日本円が使えないので一度国内の仮想通貨取引所を経由する必要があります。
詳しくは下記記事を参照下さい。

ネオ(NEO)のウォレット
ネオ(NEO)のウォレットとして有名なのはデスクトップウォレットのNeon walletです。
Neon walletまたハードウォレットではLedger Nano S(レジャーナノS)がオススメです。
コメント