Utopianfutureというチームが開発し、2015年に発表されたNEM(ネム)ですが、実はこのプロジェクトメンバーの中に日本人がいたことで日本でも注目を集め、有名になりました。
日本でも人気の仮想通貨・NEM(ネム)とは一体どんな特徴を持った仮想通貨なのでしょうか?
仮想通貨・NEM(ネム)とは?
日本でも人気の仮想通貨NEMについて基本情報からチャート分析、今後の将来性、お得に買える仮想通貨取引所を紹介します
NEM(ネム)の基本情報
NEMの基本情報を確認しましょう(2018年1月23日時点)。
運用開始日 | 2015年3月31日 |
ロゴ | ![]() |
単位 | XEM |
時価総額 | ¥943,328,458,008.27(28位) |
発行量 / 発行上限 | 90億 / 90億XEM |
ハッシュアルゴリズム | Proof of Importance |
ホームページ | https://www.nem.io |
NEMは、New Economy Movement(新しい経済の動き)の略語であって、国や政府などの機関に縛られない新しい経済活動を目指すことを目標としたプロジェクトの名称です。
NEMには、ビットコインにおけるマイニングのような承認作業がありません。NEMの最大の特徴は、プルーフ・オブ・インポータンス(Proof of Importance)を採用している点です。
これはブロックチェーンの生成における各ブロックの承認者の選定方法に関するアルゴリズムであり、所有しているお金だけでなく、NEMネットワークを積極的に使う人が報酬(XEM)を得られる仕組みです。
NEMネットワークに貢献すれば誰でもXEMを手に入れることができ、富の再分配、平等な機会を主な目的としているのが特徴です。

また莫大な計算処理を必要とせず、大幅な電力を消費しないので、とてもエコなシステムとしても注目されています。
NEM(ネム)のチャート分析
2017年1月には1円にも満たなかったNEMですが、3月に1円を超えると一気に上昇し、20~30円のレンジ相場を形成しました。
さらに12月に入るとレンジ相場をブレイクし、年明け早々1月7日には200円を超えました。
しかしその後は上昇速度と同じ速度で100円近くまで下落しています。
NEM(ネム)の今後の将来性
Zaifを運営するテックビューロが開発したmijin(ミジン)というソフトウェアがあります。
mijinは、クラウド上や自社データセンター内に、企業内や企業間で利用可能なプライベート・ブロックチェーン環境を構築します。
既存のデータベースや勘定システムを置き換えて劇的にコストを削減すると同時に、改ざん不可能な高セキュリティ環境が構築できる他、実質的なゼロダウンタイム環境を実現します。
実はmijinはNEMのコア開発者がテックビューロに合流して、NEMプロトコルを採用しています。
mijinは様々な分野で実証実験を重ね、金融機関から電子マネー、認証システム、登記システム、ロジスティクスのトラッキングまで、幅広く利用することができます。
さらに2018年にはCatapult(カタパルト)と呼ばれるアーキテクチャーがmijinに適用されます。これにより処理速度が劇的に向上し、1秒間に4,000件もの処理が可能になると言われています。
その後、Catapult(カタパルト)はNEMのオープンソースプロジェクトにも応用していきます。
ビットコインやイーサリアムはスケーラビリティの問題で送金詰まりがしばしば起きています。そんな中、NEMへのCatapult(カタパルト)は大きな話題となりそうです。
NEM(ネム)を買える仮想通貨取引所
国内の仮想通貨取引所でNEMの取り扱いがあるのは以下の3カ所です。
- Coincheck(コインチェック)
- Zaif(ザイフ)
- DMM Bitcoin
このうち、Coincheckだけは販売所なので手数料が上乗せされているので割高です。
したがってNEMを買うならZaifかDMM Bitcoinにしましょう。
NEM(ネム)のウォレット
NEMには公式ウォレットのNano Wallet(ナノウォレット)があります。Nano Wallet(ナノウォレット)はNEM公式祭からダウンロードできます。
NEM公式サイト
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