2018年2月にリブランディングを実施したリスク(Lisk)とは、一体どんな仮想通貨なのでしょうか?
仮想通貨リスク(Lisk)とは?
仮想通貨リスク(Lisk)について基本情報からチャート分析、今後の将来性、お得に買える仮想通貨取引所を紹介します
リスク(Lisk)の基本情報
リスク(Lisk)の基本情報を確認しましょう(2018年5月5日時点)。
運用開始日 | 2017年4月7日 |
ロゴ | ![]() |
単位 | LSK |
時価総額 | ¥158,223,319,715 (22位) |
発行量 / 発行上限 | 106百万 / 上限足LSK |
ハッシュアルゴリズム | Delegated Proof of Stake |
ホームページ | https://lisk.io/ |
リスク(Lisk)は、分散型アプリケーション(DApps)を構築するためのプラットフォームです。従ってリスク(Lisk)は仮想通貨ではなく、このプラットフォーム上で使われる仮想通貨をLSKと呼びます。

またリスク(Lisk)はブロックチェーンにスマートコントラクトを実装しており、イーサリアムと比較されることが多い仮想通貨です。
それでは両者を比較してみましょう。
リスク | イーサリアム | |
アプリケーション言語 | JavaScript | Solidity |
アプリケーションのロケーション | サイドチェーン | メインチェーン |
ハッシュアルゴリズム | DPoS | PoW |
アプリケーション言語
まずアプリケーション言語ですが、リスクはJavaScriptというメジャーなプログラミング言語を使用しているので習得者が多く、開発しやすいというメリットがあります。
これに対しイーサリアムはSolidityという独自言語を使用しているのでエンジニアを集めにくいというデメリットがあります。
アプリケーションのロケーション
イーサリアムはメインチェーンだけで全てての取引データを処理しますが、リスクはメインチェーンとは別にサイドチェーンを用いて取引データを処理します。そのため処理速度を向上させることができます。
また2016年6月にイーサリアムのプラットフォームを使って作られた「The DAO」というDAppsがハッキングを受け、360THE(当時の価格で約43億円)が盗まれるという事件が起きました。
これによりイーサリアムはこのハッキングをなかったことにするためハードフォークをし、イーサリアムとイーサリアムクラシックに分裂してしまいました。
しかしサイドチェーンを用いているリスクであればハッキングを受けたサイドチェーンだけを切り離すということができるので、イーサリアムのようなハードフォークを防ぐことができます。
ハッシュアルゴリズム
リスクでは、DPoS(Delegated Proof of Stake)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
DPoSでは、取引承認を行う101人の代表者を、LSKの保有者による投票で選出します。
この投票権は、LSKの保有量に応じて割り当てられており、この投票により選ばれた101人の承認者は、割り当てられた順番に応じて取引承認を行っていくのです。
そして、101名の代表者は取引の承認を行うごとに、報酬として取引手数料と新規発行されるLSKを受け取ることができます。
また、リスク(Lisk)の承認はブロックではなく、ブロックよりも大きい単位の「ラウンド制」を採用しており、1ラウンドあたり101個のブロックがあります。承認者は順番にブロックを承認していくのですが、この取引の承認方法はフォージング(鋳造)と呼ばれています。
リスク(Lisk)のチャート分析
2017年1月には仮想通貨市場全体の値上がりに合わせて40米ドル付近まで上昇しましたが、その後は4月に7米ドルまで急落した後に反発しています。
後述するリスクの今後の将来性を考慮するとこのまま一気に吹き上げる可能性もあるのではないでしょうか?
リスク(Lisk)の今後の将来性
2018年2月20日、ベルリンにてLiskのリブランドのための大きなイベントが開催され、ロゴや公式サイトが刷新されましたが、市場への大きなインパクトはありませんでした。
しかし2018年にはこれまで3度も延期となったLisk CORE1.0アップデートが実施され、Liskの機能が大きく向上します。
さらにSDK(Sidechain Development Kit)が配布されることで多くのエンジニアが開発に携われるようになり、LiskのDAppsがリリースされればLSKの価格は一気に1万円まで上がるとも言われています。
リスク(Lisk)を買える仮想通貨取引所
リスク(Lisk)は国内の仮想通貨取引所ではbitFlyerで購入することができますが、bitFlyerは販売所取引となるのでかなり割高となります。
おすすめはLSKの取引高最大のBinance(バイナンス)です。
ただしBinance(バイナンス)は日本円が使えないので一度国内の仮想通貨取引所を経由する必要があります。
詳しくは下記記事を参照下さい。

リスク(Lisk)のウォレット
リスク(Lisk)のウォレットといえば従来はLisk Nano Walletでしたが、先日のリブランディングで新ウォレットとなるLiskHubがリリースされました。
LiskHub(リスクハブ)また2018年5月時点ではリスクに対応したハードウォレットはないようです。
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