利便性の高さで人気のモバイルウォレットですが、中でも日本初のオールインワン・ウォレットアプリとして注目を集めているのがGinco(ギンコ)です。
Ginco(ギンコ)とは?
Gincoはスマートフォンで仮想通貨を管理するためのクライアント型ウォレットアプリで、日本語インターフェースで仮想通貨の入金・送金・管理が可能です。
対応仮想通貨は以下の12通貨です。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ディセントラランド(MANA)
- オーガー(REP)
- ディジックスダオ(DGD)
- トロン(TRX)
- オミセゴー(OMG)
- ゼロエックス(ZRX)
- イオス(EOS)
- カイバー(KNC)
- ジリカ(ZIL)
- ステータス(SNT)
高水準のセキュリティを実現
Gincoはクライアント型方式と独自の暗号通信を採用しすることで高水準のセキュリティを実現しています。
クライアント型ウォレットとは?
従来の取引所では秘密鍵を提供者が一元管理しています。またユーザそれぞれに対して秘密鍵が割り当てられていないこともあります。その為、2014年のMTGOX社や2018年のCoincheck社のようにユーザの資産が流出してしまう事件が発生します。
Gincoでは秘密鍵をユーザの端末内で生成しており、Ginco社への送信を一切していません。資産のコントロール権は全てユーザにあります。こうすることでカウンターパーティリスクやサーバ攻撃による資産流出の可能性をゼロにすることができます。
HDウォレットと資産の復元
GincoではHD(Hierarchical Deterministic)ウォレットという仕組みを採用しています。ユーザはバックアップキー(ニーモニック)と呼ばれる12個の単語を保存するだけで複数の仮想通貨の秘密鍵を一括で管理することができます。
バックアップキーさえ安全なオフラインの場所に保存しておけば、資産が不測の事態で失われることはありません。
スマートフォンの紛失や故障、または乗り換え時でも保存しておいたバックアップキーを別のデバイスに入力することでいつでも資産を復元することができます。
独自の暗号通信方式を採用
Gincoのアプリケーションでは、サーバとの全ての通信時にSSL/TLSで暗号化をしています。
SSL/TLSとはユーザのアプリケーションから発するネットワーク通信に高度な暗号化を施すことでクレジットカード情報や暗証番号などを安全に送受信する技術です。
さらにGincoのサーバには独自の認証方式を使用しています。これは従来のメールアドレス・パスワード等を使った認証方式ではなく、ブロックチェーンに使われている仕組みを応用した認証方式です。これにより、外部からの不正なアクセスを遮断しています。
オールインワン・ウォレットアプリ
Gincoは2018年4月時点ではウォレット機能とポートフォリオ機能しか実装していませんが、今後は仮想通貨同士を交換する両替機能、法定通貨から仮想通貨を購入する機能も実装予定です。
さらに2018年中には前述の12通貨に加え、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、リップル(XRP)、ネオ(NEO)、リスク(LSK)にも対応します。
時期 | 実装内容 |
2018年5月~6月 | ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)の取り扱いを開始 |
2018年7月 | 分散型取引所(DEX)を搭載 |
2018年8月~9月 | 分散型アプリケーション(Dapps)を搭載、Android版リリース |
2018年後半 | リップル(XRP)、ネオ(NEO)、リスク(LSK)の取り扱いを開始 |
2019年 | 法定通貨から仮想通貨を購入する機能を実装 |

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