システムトレード(自動売買)とは、あらかじめ決めた売買ルールに基づきシステムが自動で取引してくれるトレード手法です。
これに対し裁量トレードは、自分の経験や知識を活かして自分で取引をするトレード手法です。
システムトレードと裁量トレード
システムトレード(自動売買)を理解するためには裁量トレードと比較するの一番分かりやすいと思います。両者には以下のような長所と短所があります。
■システムトレードと裁量トレードの比較
システムトレード | 裁量トレード | |
長所 |
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短所 |
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このように裁量トレードはFXの豊富な経験が要求される上に時間の限られた学生さんや会社員には不向きであると言えます。
また裁量トレードでコンスタントに利益を上げられるのは裁量トレーダーの1%にも満たないと言われていて、為替コヤジもこの統計に漏れず、これまで数百万円失いました。
そんな為替コヤジが辿り着いたのがFXシステムトレード(自動売買)です。FXシステムトレードならこれまで裁量トレードで負け続けて来た人やFX初心者でも利益を上げられる確率がぐっと上がります。
FXシステムトレードとFX自動売買の違い
当サイトではFXシステムトレードとFX自動売買をほとんど同じ意味で使っていますが、厳密にいうとFXシステムトレードとFX自動売買は異なります。
FXシステムトレードとは、投資を行う際に裁量を一切排除し、あらかじめ決められた一定の売買ルールに従って売買を行う方法のことを言います。あくまでFX取引の手法であって実際に取引する主体は問いません。
これに対しFX自動売買はシステムトレードを自分で行う代わりにシステムに行わせることを言います。つまりシステムに組み込まれた一定の売買ルールに従って自動で取引を行うことを指しています。
厳密に言えば、当サイトでは取り上げているFX投資法は全てFX自動売買ということになります。
とは言いながら、システムトレードや自動売買というと統計学やプログラミングの経験が求めら、難しく感じるかもしれません。
しかしシステムトレードには色々な種類のものがあり、中には簡単なパソコン操作だけで始めることができるものもあります。
もう少しシステムトレードを掘り下げてみましょう。
選択型システムトレードと開発型システムトレード
システムトレードは、大きく分けると選択型システムトレードと開発型システムトレードに分類することができます。
FX業界で今最も盛り上がっているシステムトレードがこの選択型システムトレード。
選択型システムトレードはあからじめ用意されたストラテジーと呼ばれる売買プログラムを選ぶだけで取引を開始できる手軽さがウケてぐんぐん口座数を伸ばしています。
■選択型システムトレードと開発型システムトレードの比較
選択型システムトレード | 開発型システムトレード | |
メリット |
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デメリット |
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このように一般的には開発型システムトレードはFX中上級者向き、選択型システムトレードはFX初心者向きということができます。
しかし開発型システムトレードにも本格的なプログラミングが必要ものから簡単なマウス操作でストラテジー(売買プログラム)が作れてしまうものまで幅広く揃っています。
続いてFXシステムトレード(自動売買)にはどんなものがあるのか見てみましょう。
次のページ FXシステムトレードにはどんな種類があるか?
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